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国際政治・世界事情

1283チバQ:2010/04/11(日) 18:25:35
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100410-OYT1T00747.htm
衝撃、「カチンの森事件」追悼式典途上の悲劇
 【ベルリン=三好範英】ロシア・スモレンスク空港近くで10日起きた飛行機墜落事故によりレフ・カチンスキ大統領をはじめ、政財界や軍の要人を多数失ったポーランド国民は、大きな衝撃を受けている。


 2005年の就任以来、ポーランド愛国主義を前面に押し出す政策を進めてきた大統領は、その象徴として参加を熱望していた「カチンの森事件」追悼式典に向かう途上で悲劇にあった。

 スモレンスク郊外では、7日にプーチン露首相、トゥスク・ポーランド首相が出席して事件70年の追悼式典が行われた。カチンスキ大統領も出席を希望していたが、プーチン首相がトゥスク首相を招待したため、ポーランド大統領主催として10日に別個の式典を行うことになった経緯がある。

 事故機に乗り合わせたクレメル外務次官、スクシペク中央銀行総裁らは、いずれもポーランドの中枢にいた。また、同事件追悼式典という性格上、軍幹部も多数参加しており、ゴンゴル参謀総長をはじめ3軍の司令官全員が犠牲となった。

 10日、トゥスク首相は「第2次大戦後のポーランドにとって最も悲劇的な出来ごと」と述べるとともに、緊急閣議を招集した。憲法規定でコモロフスキ下院議長が大統領代行に就き、14日以内に大統領選期日を決める。次回選挙は今年10月に予定されていたが、6月には実施される見通しだ。

 カチンスキ大統領は1970年代から反体制運動に加わり、双子の兄のヤロスワフ・カチンスキ氏とともに自主管理労組「連帯」に参加。脱共産体制後、2002年からワルシャワ市長を務め、05年大統領に当選。06年には保守政党「法と正義」党首のヤロスワフ氏が首相に就任し、双子の政権として話題となった。

 兄弟ともポーランドの愛国主義的な側面を代表する政治家で、共産党政権時代に政府や報道関係者が秘密警察に協力していたかを審査する「非共産化法」を施行した。外交的には欧州連合(EU)に懐疑的な立場を取り、新基本条約(リスボン条約)発効に加盟国の中で特に強く抵抗した。

 08年のグルジア紛争では、ロシアを強くけん制した。また、対ドイツ関係も歴史認識問題を中心に異議を唱えることがしばしばで関係は悪化した。

 「法と正義」は3月、カチンスキ氏の大統領選出馬支持を決定。一方、現トゥスク政権の与党である「市民プラットフォーム」も3月、コモロフスキ下院議長を大統領候補に決定している。事実上の候補者を失った「法と正義」は厳しい選挙戦を強いられる。

(2010年4月10日21時25分 読売新聞)


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