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国際政治・世界事情

3338チバQ:2011/11/06(日) 19:45:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111106-00000010-mai-int
<イタリア>公共事業で「滞納」常態化 業者からは不満の声
毎日新聞 11月6日(日)13時56分配信

 膨大な財政赤字を抱え、債務危機の波及が危ぶまれる南欧諸国の一角、イタリア。その影響は中央官庁を直撃する。発注事業に対する支払いの「滞納」があちこちで起き、契約業者からは不満の声がうずまく。

 ローマ市に本社を置く社員60人の電気設備会社の経理部長(50)は匿名で明かす。「遅れたことはなかったのに、9月下旬の支払いがまだない」。発注元はインフラ・運輸省だ。

 この会社は各省庁の関連施設の管理を任され、毎月平均5万ユーロ(約535万円)の支払いを受けてきた。同省に問い合わせると担当者はいきなり「お金がないから」と応じた。月末には社員給与や物品費で24万ユーロの現金が必要だが、督促できず困っていると、9月分がほぼ1カ月遅れで、10月19日に振り込まれた。

 ローマ市南部の冷暖房管理会社(社員13人)も、法務省からの支払いが滞る。過去1年分の請求額約10万ユーロのうち、5万5000ユーロだけが10月に振り込まれた。社長(47)は「遅れるのはイタリア流でよくあるが、省庁の仕事を請け負った過去20年でこれほど遅れたのは初めてだ。正常ではない」と言う。

 他にも▽内務省による警察組合へのパトカーなどのガソリン代支給遅延(10月)▽法務省が盗聴を請け負う企業協会に半年分の支払い遅延(9月)▽法務省が刑務官6万人に平均2000ユーロのボーナス支払い遅延(9月)−−などが明らかになっている。中央官庁の「支払い滞納」がほぼ常態化している異常事態だ。

 だが、行政側は意に介しない。インフラ・運輸省で契約企業への支払いを担当するヨランダ・デラルカ部長はこう釈明する。「支払いが遅れるのが長年の慣習。部下に払えと言っても、休んだり、仕事が詰まっていて遅れる。経済危機が(滞納の)言い訳になっているのは確かですが、お金はちゃんとあるんです……」

 地方自治体の財政難も深刻だ。07年から続く南部ナポリやシチリアのゴミ放置、08年から頻発する予算不足によるポンペイ遺跡や学校校舎の崩落、移民の暴動−−。ユーロ圏で独仏に次ぐ3位の経済規模を誇るイタリア。だが、過去10年の平均成長率は0・3%と伸び悩み、公的債務は国内総生産(GDP)比で120%に達する。国債発行残高は1・8兆ユーロ(約200兆円)と日米に次ぐ世界3位の「借金大国」。そのひずみにあえぐ。


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