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国際政治・世界事情

4124チバQ:2012/04/15(日) 00:21:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120414/mds12041418000001-n1.htm
シリア情勢 強まる宗派色 着地点見えず
2012.4.14 18:00 (1/5ページ)

今月初め、レバノン北部のシリア国境近くの検問所では、軍が警戒にあたっていた
 12日、アサド政権と反体制派の停戦期限を迎えたシリア。民主化要求デモに端を発した騒乱は昨年3月の発生から1年以上たつが、停戦の行方はなお不透明だ。反体制派には、市民弾圧を続ける政権側との戦闘に宗教的な意味合いを求める傾向もみられ、このまま本格的な宗派対立に発展する懸念がぬぐえない。シリアと、その隣国トルコ、レバノンから報告する。(大内清、写真も)

 トルコ南部アンタクヤ郊外にある、離反兵らの反体制派武装組織「自由シリア軍」のキャンプ。連絡要員としてシリア国内の戦闘地域に出入りする屈強な迷彩服の男たちが今月初旬、取材に応じ、その一人が腕を振り上げながら叫んだ。

 「おれたちは『イスラムのシリア人』だ! バッシャールとは違う…」

 シリアでは、現大統領の父で1970年に実権を握ったハフェズ・アサド前大統領(2000年死去)が、軍中枢に自身の出身宗派でイスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派を多数配置し支配層を形成。国民の約7割を占めるスンニ派の間での不満は根強い。

 それでも、シリア反体制派は、昨年3月以降の反政府デモや政権側との戦闘はあくまでも「自由」や「民主化」を目的としたものであり、アラウィ派も含めて「シリア人は一つだ」と繰り返してきた。

 しかし戦闘が長期化する中、反体制派内では徐々に、「スンニ派対アラウィ派」の構図が頭をもたげている。確かに戦闘員にとっては、宗教的な熱情が武器や兵員数、練度での劣勢を補う要素となっている側面もある。

 レバノンの首都ベイルートにあるベイルート・アメリカン大学のヒラール・ハシャーン教授(政治学)は、シリアで今後、「宗派原理が政治を支配する、『レバノン化』が進むのではないか」と予想する。

    □ □

 「世界に神はアッラーしかいないように、シリアの指導者も一人。アサド大統領しかいない!」

 シリア国境に近いレバノン北部の街道沿い。バイク修理店を営むアラウィ派のムスタファ・アトキさん(32)はこうまくし立て、「なんでアラウィばかり悪者にされるんだ」と、スンニ派への敵意をむき出しにした。店の壁にはスプレー塗料で「アサド大統領、万歳」と書かれていた。

 主にシリア北西部からレバノン北部にかけて居住し、国境を越えた結びつきが強いアラウィ派にとり、アサド政権の危機は人ごとではない。住民らの口ぶりも必死だ。


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