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国際政治・世界事情

6800チバQ:2013/08/29(木) 21:48:21
http://mainichi.jp/select/news/20130828ddm007030152000c.html
ドイツの選択:’13総選挙/5止 理想ある政治、待望論
毎日新聞 2013年08月28日 東京朝刊


国家の信用力の指標の一つ、10年ものの国債金利
拡大写真 「介入したのは事実だ」。アンゲラ・メルケル首相(59)は6月末、欧州連合(EU)本部があるブリュッセルでの記者会見で、ドイツの“ごり押し”を認めた。

 自動車排ガスの二酸化炭素を規制するEUの地球温暖化対策をめぐり、メルケル首相は当時の議長国アイルランドに電話し、大使級会議の直前に議事から外させた。独自動車大手が規制をクリアできないためで、他の加盟国は「総選挙に配慮した」とみる。

 好調の経済を背景にEUで指導的立場を確かにしたメルケル首相は、欧州債務危機対策もリードした。だがその評価は必ずしも高くない。

 メルケル首相は南欧諸国に厳しい緊縮財政を要求し、その結果、各国の失業率は軒並み2割を超えた。ギリシャ外交筋は「我々も間違ったがメルケル首相も誤った」と批判。大幅な借金棒引きなど思い切った対策を打ち出さないまま救済策が2010年、12年の2度にわたり、今も不安がくすぶる現状に「ギリシャの経済規模はドイツの1割にも満たない。ドイツは危機を止める経済的余裕があったのに止めようとしなかった」と恨み節を口にする。

 危機の再発防止にはさらなる統合が必要という点でフランスと同調し、6月のEU首脳会議で具体化するはずだったが、ドイツは結局、年末以降に先送りさせた。ためらいがちなメルケル首相に仏外交筋は「彼女にとってEUの優位性が高くない。だから事態が動かない。そこがコール元首相と違う」といらだつ。

 コール元首相は東西ドイツ統一と欧州統合を頑固に押し通した。東欧の外交官は「メルケル首相には情熱がない。あるのはEUの利益を大きくする計算だ」と冷ややかだ。

 ドイツ最大野党・社会民主党の首相候補、ペール・シュタインブリュック前財務相(66)も、メルケル首相の「債務危機対策の遅れ」を厳しく批判する。

 一方、ドイツ外交筋は「情熱的なコール氏と違いメルケル首相はあっさりしている。だがその冷静さと合理性が危機には良かった」と擁護する。

 来年EUは、欧州議会選挙、新しい欧州理事会常任議長(大統領)の選出、内閣にあたる欧州委員会の新委員選出という節目を迎える。各国で反EU政党が伸長しており、EUの運営はさらに厳しくなる。「実務的なだけなら混乱する。理想を持った指導者が欲しい」。北欧の外交官はドイツの変化に期待する。【ブリュッセル斎藤義彦】=おわり


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