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国際政治・世界事情

2990チバQ:2011/09/03(土) 22:11:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110903/erp11090320220009-n1.htm
露、中央アジアで失地回復じわり 米軍撤退にらみ各国で駐留延長
2011.9.3 20:20 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシアは2日、中央アジアのタジキスタンに駐留する軍の基地貸借期限を49年間、延長することで同国と合意した。オバマ米政権はアフガニスタンにおいて2014年までに治安権限を移譲すると表明しており、ロシアには米軍のアフガン撤退後をにらんで中央アジアでの失地回復を目指す狙いがある。域内では中国が巨額を投じてエネルギーを囲い込むなど影響力を強めており、米中枢同時テロの発生から10年の節目を迎え、米中露3カ国の駆け引きにも変化が生じている。

 ロイター通信などによると、メドベージェフ露大統領は同日、タジキスタンの首都ドゥシャンベで同国のラフモン大統領と会談、13年に迫った基地貸借期限を49年間、延長することで合意した。来春にも調印する見通しだ。

 ロシア軍はタジキスタン国内の3カ所に約6千人が駐留、海外では最大の軍事拠点だ。両国は、ドゥシャンベ近郊のアイニ飛行場を共同使用する合意文書に来年、署名することでも合意した。3日付の露コメルサント紙によると、この施設には米国や北大西洋条約機構(NATO)も関心を寄せていたとされ、露外務省筋は「まだ、誰のものでもないところ(同飛行場)に私たちの目印を設ける」と対抗心をあらわにした。

 一方、米軍のアフガン撤退計画に関連し、タジキスタンの隣国キルギスのアタムバエフ首相は8月30日、アフガン駐留米軍が後方支援拠点として使用しているマナス空軍基地について、「貸与期限は14年までで、その後は民間の空港にする」と明言した。ロシアはキルギスとの間でも、カント空軍基地における軍の駐留期限を大幅延長する協議をしていたとされる。

 タジキスタンとキルギスは中央アジアでも最も貧しく、ロシアの手を借りて兵士の能力向上や軍備増強を図る狙いがある。中央アジア経由のアフガン産麻薬の流入阻止に頭を痛めるロシアにとっても、両国の治安安定は歓迎すべきことだ。

 同時テロ発生以来、中央アジアの安全保障に影響力を発揮してきた米国やNATOが、この地域にどう対応するかはまだ不透明だ。ただ、6月にはNATO幹部がタジキスタンを訪問し、アフガン撤退後を含めた今後の協力について協議したとみられる。“裏庭”の奪還に動くロシアや、経済を中心に侵食を続ける中国を前に、欧米の出方が注目される。


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