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国際政治・世界事情

6869チバQ:2013/09/17(火) 23:55:39
http://mainichi.jp/select/news/20130918k0000m030048000c.html

シリア:イスラム過激派伸長 内戦の構図が複雑化

毎日新聞 2013年09月17日 19時48分(最終更新 09月17日 20時34分)



シリア国内で活動する主なイスラム過激派組織
シリア国内で活動する主なイスラム過激派組織

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 【カイロ秋山信一】シリア内戦で、反体制派に加わる国際テロ組織アルカイダなどイスラム過激派が存在感を増している。イスラム教に基づく新国家建設を目指し、北部では独自の統治も始めた模様。反体制派の主要武装組織「自由シリア軍」やクルド人組織との主導権を巡る衝突も続発しており、内戦の構図は複雑化している。

 「政府軍だけでなく、我々を攻撃する(自由シリア軍の)部隊も標的だ」。イラクとシリアで活動するアルカイダ系組織「イラク・レバント(地中海東岸地方)・イスラム国(ISIL)」は14日、インターネットの声明で、共闘することもあった自由シリア軍との決裂を宣言した。ISILは、同じイスラム教スンニ派組織を含め対立組織を攻撃する強硬派として知られる。

 複数の自由シリア軍幹部によると、シリアではヌスラ戦線、ISIL、ロシア南部が拠点とみられる北カフカス旅団など複数のアルカイダ系組織が活動。中東や欧州から過激派が合流し、北部ラッカやイドリブ、東部デリゾールなどで支配地域を拡大中だ。

 アルカイダとは別に、創始当初のイスラム教の厳格な適用を求める国内の「サラフ主義者」らで作る「アフラル・シャム」も、イドリブや中部ハマなどで勢力を伸ばしている。

 英紙インディペンデントや英シンクタンク国際戦略研究所によると、イスラム過激派の兵力は推定6万〜7万人。自由シリア軍は公称約8万人。政権側は正規軍と民兵組織で十数万人とみられる。

 一部のイスラム過激派は、支配地域で食料や医薬品の提供など民生支援も実施。規律があり、略奪の心配が少ない点は住民に支持されているという。一方で、ラッカやイドリブの支配地域内では今春以降、イスラム法(シャリーア)に基づく統治を始め、飲酒禁止や女性のベール着用を義務づけているという。

 だがシリアは政教分離の世俗主義の時代が長く、住民との摩擦も生じている。ラッカでは9月上旬、アルカイダに対する抗議デモが起きた。またアサド大統領と同じイスラム教アラウィ派を異端視し、アラウィ派の住民を虐殺する事件も起きた。今夏以降は、共闘してきた自由シリア軍や、中立的立場をとるクルド人武装組織との衝突も目立つ。

 米欧はイスラム過激派の伸長に警戒を強めている。親欧米の自由シリア軍は、高性能な対空砲や対戦車砲を求めるが、米欧は将来的にテロに使われることを懸念して、慎重な姿勢だ。アサド政権を支援するロシアも、イスラム過激派がシリアで拠点を築くことを警戒している。


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