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国際政治・世界事情

4817チバQ:2012/08/01(水) 19:47:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120801-00000001-wsj-int
インドで世界最大規模の停電-6億人以上に影響 
ウォール・ストリート・ジャーナル 8月1日(水)16時14分配信

 【ニューデリー】インドで31日、全人口の半分以上6億8000万人が住む地域に供給している送電網がダウンし、世界最大の停電となった。インドの老朽化したインフラが露呈した形だ。

 送電網ダウンは30日に続いて発生した。2日目の31日は午後1時ごろ、インド北部と東部の18州と2つの連邦直轄領に及んだ。インドの広い範囲で列車は運休し、何千にも上る病院や工場が自家発電を余儀なくされる一方、炭鉱労働者は一時的に地下に閉じ込められた。経済的な損失は何億ドルにも達しそうだ。

 政府は、31日夜遅くの段階でインド北部では約80%が復旧したと述べた。

 インドの電力は恒常的供給には程遠く、国民は特定の地区ないし都市の一部での定期的な停電に慣れている。多くの企業や家庭にとって緊急用のデーゼル発電機は絶対的な必需品だ。それでも、31日の巨大な停電はかつてなかった規模で、米国、ブラジル、ロシアの合計人口を上回る数の人々が影響を受けた。

 新興のグローバルパワーを自認するインドにとって、今回の大規模停電は極めて当惑的な出来事だ。それはインドの基礎インフラがいかにぜい弱かをインド人と世界の人々に示した。そして、それは外国企業の間でのインドの印象をさらに悪くする恐れがある。外国企業は長年、インドでの投資を妨げている要因として、老朽化した道路、港湾、電力網を挙げているためだ。

 停電を受けて、企業や鉄道利用者は混乱を極めた。列車約200本が運行を数時間取りやめた。首都ニューデリーとその郊外の地下鉄が止まった。インド東部では2つの炭鉱で労働者約270人が地下に一時閉じ込められた。ただし31日夜までに全員救出された。

 ニューデリーのニガムボド・ガート火葬場では、停電を受けて3人の遺体が木を使って火葬された。インドでは、ヒンズー教徒は一般的に、人が夕暮れより前に死んだ場合、その日のうちに火葬しようと努める。火葬場の焼却炉は一般的に電力を使っているという。

 デリーの主要国立病院の一つ、全インド医学研究所では2時間近くディーゼル発電機を運転した。

 ヒマラヤ山脈のふもとにある茶園カイラシュプール・ティー・エステートでは自前の発電機を数時間ごとに休ませねばならず、生産が滞ったという。また茶園は森林に囲まれており、発電所が農園の街灯に電力を供給しなかったため、停電は特別の懸念を生んだ。つまり野生動物の徘徊だ。茶園幹部は「ヒョウやゾウがしばしば茶園に迷い込む」と指摘。「3時間ほど前、茶園で女性労働者2人がヒョウに噛まれた。野生のゾウも毎日のように入り込む」と語った。

 ヒマラヤ山脈でインドに接している小国ブータンは今週支援を強化し、インドが送電網の復旧を急いでいる間、ブータンにある水力発電所からインドへの電力を追加供給した。

 AP通信の推定では、31日の停電は影響を受けた人口の多さからみて、歴史上最大の停電だったという。30日の停電もこれに次ぐ規模で、3億7000万人が影響を受けた。これまでの記録は2005年にインドネシアで発生した停電で、ほぼ1億人が影響を受けた。

 停電の原因の究明は、インド政府が指名した3人の委員会が担当するという。


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