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国際政治・世界事情

3094チバQ:2011/09/26(月) 19:45:11
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/09/26/20110926ddm002030095000c.html
ロシア:プーチン氏、大統領復帰へ 長期政権の野望 強権統治の再来、懸念も
 <分析>

 ◇メドベージェフ氏との「双頭体制」見限る?
 ロシアの次期大統領にプーチン首相(58)の復帰が確実となった。プーチン氏は24日の演説で「今後5年間で世界トップ5の経済大国に入る」と表明するなど、最高ポストへの返り咲きに意欲満々だ。来年3月の大統領選で当選し、6年後に再選されれば今後2期12年の長期にわたってロシアの国家元首として君臨できる。プーチン氏はどんな「野望」を抱いているのか。欧米諸国や日本も注目している。【モスクワ田中洋之、ワシントン白戸圭一、ロンドン笠原敏彦】

 モスクワで24日あった政権与党「統一ロシア」の党大会では、メドベージェフ大統領(46)がプーチン氏に最高権力を返上する「大政奉還」が演出された。会場のスポーツ施設では1万人を超える党員らが総立ちで拍手を送り、その模様は全国にテレビ中継された。

 プーチン氏はメドベージェフ氏を次期首相にする方針で、2人で政権を担う「双頭体制」が続く形だが、実際はプーチン氏の単独統治に戻ることになる。メドベージェフ大統領は経済近代化や汚職対策に取り組んだものの目立った成果はなかった。このためプーチン氏が「双頭体制」を見限り、自ら国家を運営する決意を固めたとの見方がある。

 大統領は軍最高司令官を兼ね、首相任命や全閣僚解任など絶大な権力を持つ。これまでプーチン首相は憲法上、ナンバー2だったが、大統領に復帰すれば名実ともに国のトップとなる。プーチン氏が大統領をさらに12年続ければ、前回(00〜08年)を含めて通算20年の長期政権となり、「停滞の時代」とされる旧ソ連のブレジネフ政権(1964〜82年)を上回る。

 ロシアでは今後、12年に極東ウラジオストクでアジア太平洋経済協力会議(APEC)、14年にソチ冬季五輪が予定され、プーチン氏が国際行事のホスト役を務めることになる。またプーチン氏は「政治的安定がなければ経済成長や市民福祉向上を保障できない」(24日の党大会演説)と、引き続き国内安定を最優先にする考えだ。

 中村逸郎・筑波大大学院教授は「プーチン氏の大統領復帰は、ロシアで『双頭体制』が求心力を生まず、失敗だったことを示すものだ。1人の支配者に権力を集中させる帝政以来のロシア本来の姿に戻ることになる。ただ国民の間には閉塞(へいそく)感がまん延しており、新たなプーチン像をつくらないと長持ちしない。プーチン氏はナショナリズムやロシア正教を利用して自身の『神格化』を目指すのではないか」とみる。

 ソ連崩壊後の混乱を鎮め秩序を回復させたとして評価されるプーチン氏は一方で、地方首長の公選制を廃止し事実上の任命制を導入するなど「民主化の後退」と受け止められる措置も目立った。このため国内の民主派や欧米には強権統治の再来を懸念する声がある。

 また石油価格高騰の追い風で経済回復を達成した前回と違い、今は世界経済危機の影響で成長率が鈍化し、通貨ルーブルの下落や資本流出が続く。再登板後も難しいかじ取りを迫られそうだ。


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