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国際政治・世界事情

7470チバQ:2014/02/26(水) 20:48:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140226/erp14022619320004-n1.htm
大統領選 親欧派が優位 革命かクーデターか ウクライナ分裂危機
2014.2.26 19:28 (1/3ページ)

キエフで25日、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表(左)と対面したティモシェンコ氏(AP)
 【キエフ=遠藤良介】ヤヌコビッチ政権が崩壊したウクライナでは26日までに前倒し大統領選(5月25日投開票)の立候補受け付けが始まり、新たな政治の季節が始まった。選挙では親欧米派候補の当選が有力視されているが、親ロシア派の強い東部・南部との和解や対露関係など課題は山積している。今回の政変でいっそう深まった「東西対立」を背景に、専門家からは連邦制導入を提唱する声も上がっている。

 大統領選には25日、親欧米派から、前政権時代の野党第二党「ウダル」の党首で前ボクシング世界王者のクリチコ氏が出馬を表明。同第一党「祖国」を率いるティモシェンコ元首相も最近の釈放直後に大統領選への意欲を示したほか、経済発展貿易相などを務めた富豪、ポロシェンコ議員の名も挙がっている。

 親露派からは、前政権時代の与党、地域党所属で東部ハリコフ州知事のドプキン氏が出馬を表明したほか、チギプコ元副首相の名が取り沙汰されている。ただ、ヤヌコビッチ政権下では東部・南部の統一候補となり得る人材の芽が摘まれてきた側面があり、同党は政変に伴う議員の大量離党で勢いを失ってもいる。

 有力政治学者のフェセンコ氏は「次の大統領選では親欧米候補に勝機がある」とした上で、こう分析する。「ティモシェンコ氏の人気は根強いが、古顔であり、不信任層も厚い。大衆受けするクリチコ氏はロシア語も話す強みがあり、ポロシェンコ氏は有能なマネジャーとして危機脱却の手腕が期待されよう」

 しかし、首都での大規模デモを背景に起きた今回の政変が、歴史的な東西の溝をかつてなく深いものとしたのは間違いない。フェセンコ氏の政変に関する評価は次のようなものだ。

 〈前政権は権威主義に傾斜し、利権追求の姿勢は腐敗と経済活動の圧迫につながっていた。そこへ欧州統合路線の放棄が重なり、さらに政権が抗議デモを力で押さえ込もうとしたことで大衆の怒りは沸点に達した。2004年の「オレンジ革命」ほど平和的でなかったにせよ、大衆の体制変革や公正への希求が根本にあった点でこれは「革命」だ〉

 これに対し、親露派を代弁する露独立国家共同体(CIS)研究所のデニソフ・キエフ支部長は、前政権下での生活水準低下や腐敗の深刻化には同意しつつ、こう語る。

 「反政権デモは極右勢力によって過激化した。ヤヌコビッチ氏は何といっても10年の選挙で民主的に選ばれた大統領であり、それが非合法な形で追われたのは重大問題だ。これは政権の面々が代わるだけの『クーデター』にほかならない」

 同氏はロシア語話者の多い東部・南部が親欧米政権の言語政策などに抱く不安も指摘し、「国家分裂の悲劇を防ぐために、連邦制度を真剣に検討すべき時期にきている」と語る。

 親欧米派が欧州連合(EU)との自由貿易を柱とした連合協定の締結を再び目指していることについても、「EUから高品質の製品が流入すれば東部の産業基盤は破壊される。ウクライナはロシア陣営に加わるべきだ」という。

 実際、破綻寸前とされる経済の危機脱却は急務で、「オレンジ革命」後のように、親欧米派が内紛に明け暮れれば国民は再び政権に失望するに違いない。

 フェセンコ氏は「大衆の忍耐が続くうちに改革を進めねばならない」と強調し、「ロシアは経済などさまざまな形で次期政権に圧力をかけるだろう。ロシア軍基地があり、ロシア系住民の多い南部クリミア半島で情勢不安定化を図ることも考えられる」と警戒する。





 ウクライナ議会は25日、ヤヌコビッチ前大統領を、市民殺害に関与した容疑でオランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に告発することを決めた。


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