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国際政治・世界事情
6446
:
チバQ
:2013/06/15(土) 02:22:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130614/mds13061418550007-n1.htm
アフマディネジャドの8年、国際社会で孤立 イラン大統領選
2013.6.14 18:55
【イスタンブール=大内清】イランは強硬保守派のアフマディネジャド大統領の2期8年で外交的な孤立を深めただけでなく、経済的にも極度に疲弊、内政では改革派の取り締まりが進み国民の分断が強まった。
アフマディネジャド氏は2005年の就任以降、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定する演説をし、国際社会から強く非難された。強硬保守派内でも「他国との関係をいたずらに悪化させる」と批判を呼んだ。
核開発問題をめぐっては国連安全保障理事会や米欧各国の制裁を受け、主要産業である原油輸出が低下し経済危機が深刻化した。
国内的には農村部へのバラマキで支持拡大を図った半面、財政悪化を受け国民生活に直結する燃料への補助金を削減するなどちぐはぐな経済政策が目立ち、議会から攻撃された。
選挙不正が指摘され反体制デモに発展した09年の再選後は、改革派締め付けで強硬保守派の支配を強化。一方で最高指導者ハメネイ師との確執が表面化し同派内での立場が弱体化、昨年の総選挙ではハメネイ師に近いグループに大敗した。
大統領選では腹心のマシャイ元大統領府長官を支援したが、マシャイ氏はハメネイ師が任命した聖職者らで作る護憲評議会の審査で失格となった。ロイター通信によると同評議会は、アフマディネジャド氏が公的立場を悪用し特定候補を支援した疑いがあるとみており、訴追を受ける可能性も浮上している。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130614/mds13061418540006-n1.htm
イラン大統領選で投票 穏健、強硬派の3氏軸の争い
2013.6.14 18:53
14日、イランの首都テヘランで投票する女性(AP)
【イスタンブール=大内清】イラン大統領選の投票が14日、行われた。終盤で改革派の支持をも集めた穏健保守派のロウハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)と、最高指導者ハメネイ師に近い強硬保守派のガリバフ・テヘラン市長(51)、ジャリリ同委員会事務局長(47)の3氏を軸とした争い。アフマディネジャド政権から続く強硬保守派主導の政治に変化が生まれるかが焦点となる。
核兵器開発が疑われる核問題では、全候補が推進で一致している。ただロウハニ師は、経済を立て直すため米欧との交渉を柔軟に進め制裁緩和を目指すべきだと主張、ガリバフ氏らも交渉手法を見直す考えを示している。これに対し現在の交渉責任者であるジャリリ氏は、米欧に譲歩はしないとの立場を変えていない。
2009年の前回選では、再選したアフマディネジャド陣営による不正疑惑から改革派が大規模な抗議デモを展開したが、改革派はその後、取り締まりを受け勢いを失った。今回、ロウハニ師を支持する改革派は浮動票の掘り起こしを狙っており、投票率にも注目が集まっている。
米国が、強硬保守派主導の護憲評議会が出馬資格を審査する仕組みを批判する中、体制の正当性を示したいハメネイ師もこの日朝、「選挙に参加することが重要だ」と投票を促した。
一方、ガリバフ氏は、同じハメネイ師グループに属するベラヤティ元外相(67)との一本化を模索するとしていたものの調整がつかず、強硬保守派の票の分裂がロウハニ師有利に働く可能性もある。
選挙にはこのほか、穏健保守派のレザイ元革命防衛隊司令官(58)とガラジ元郵政通信相(71)も出馬。大勢は15日にも判明する見通しで、過半数を得た候補がいなければ21日に上位2人の決選投票が行われる。
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