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国際政治・世界事情

1957チバQ:2011/01/30(日) 11:28:39
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011012902000180.html
エジプト、内閣すげ替え ムバラク大統領、退陣は拒否
2011年1月29日 夕刊

 【カイロ=清水俊郎】エジプトの大規模な反政府デモは二十八日夜に激しさを増し、参加者の一部が暴徒化して各地で放火や略奪を重ねた。ムバラク大統領(82)は二十九日未明に国営テレビで演説し、ナジフ首相率いる内閣を総辞職させ、同日中に新内閣を発足させる方針を発表。自らは「政治と経済の改革を続ける」と述べ、高まる退陣要求を拒否した。内閣のすげ替えで事態乗り切りを図ろうという狙いだが、抗議行動が収束に向かう気配はみられず、ムバラク政権は重大局面を迎えた。 

 デモ隊と警官隊の衝突は深夜も続き、AFP通信によると、北部スエズで十三人、カイロで五人など全国で少なくとも二十人が死亡、数百人が負傷した。

 陸軍は、治安回復のため特に混乱の激しいカイロとスエズ、北部アレクサンドリアの三都市に出動。ただ、二十九日未明(日本時間同日朝)も政府が前日に発令した夜間外出禁止令を無視して多数の市民が街頭に残っている。

 カイロの与党国民民主党(NDP)本部ビルは放火で炎上し、暴徒たちが次々と高級家具などを持ち出した。

 中東の衛星放送アルジャジーラによると、古代エジプトのツタンカーメン王の黄金のマスクで知られるカイロの考古学博物館も略奪の被害に遭っている。

 全国の警察施設数十カ所が放火され、カイロ北部では鉄道線路が持ち去られる盗難被害が相次いだ。

 クウェート航空や米デルタ航空など一部の航空会社がカイロ便の運航を当面見合わせる方針を決定。エジプトの主要産業である観光に打撃を与える恐れも出てきた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011012902000179.html
カイロ、無政府状態 略奪横行、与党本部も炎上
2011年1月29日 夕刊


 【カイロ=内田康】ナイルのほとりでオレンジ色の炎が建物を燃やし続け、銃声が響き渡る。あちこちで略奪が横行し、「アラー(神)は偉大なり」と叫ぶデモ行進は止まらない。二十八日夜、夜間外出禁止令の発令にもかかわらず、エジプトで起きた大規模な反政府デモ。悠久の文明を誇る首都カイロは、放火された与党NDP本部ビルまでも略奪の対象になるなど、無政府状態に陥っている。

 ナイル川の河畔にある高級ショッピングセンターは燃えていた。周辺に数百人が集まり歓声をあげている。黒煙の中をぬって男たちが次々と店内から食器や衣類、布団を盗み出している。周囲には警察官も兵士もいない。

 撮影を始めると、興奮した数人に囲まれた。「何をやってるんだ、貴様」。血走った目に殺意を感じ、「好きに処分してくれ」とカメラを差し出すと、ようやく解放された。

 川の対岸でデモ隊が行進を始めた。千人はいるようだ。「ムバラクはやめろ。エジプトは永遠だ」と気勢をあげている。付近の警官隊は、もはや止めようともしない。

 ズッドーン。突然、ごう音が響く。街に入った戦車が砲弾を発射したらしい。上空では、バリバリと音を響かせ、ヘリコプターが旋回している。

 パン、パン、パン。夜十時をすぎたころ、遠くで乾いた銃声が聞こえ始めた。ここ数日、聞き続けた催涙弾の発射音とは明らかに違う。暴徒と化した人々を狙って、治安部隊は実弾の使用を始めたようだ。

 焼けただれた警察車両があちこちで放置された道を眺めながら、同行のエジプト人助手(37)が、涙交じりにつぶやいた。

 「これがデモ隊が求めた自由なんですか」


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