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国際政治・世界事情

4239チバQ:2012/05/07(月) 22:58:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012050602000104.html
シリア訪れぬ平穏 国連監視団同行ルポ
2012年5月6日 朝刊

5日、ダマスカス郊外ドゥマで、政府軍の兵士に説明を求める国連の停戦監視団メンバー(左)。背後に、地中に穴を掘って隠した装甲戦闘車両が見える=今村実撮影


 【ダマスカス=今村実】建物に無数の弾痕、街の随所に隠された政府軍の車両−。アサド政権による弾圧などで一万人余の死者が出たとされるシリアで、国連の停戦監視団の活動がようやく活発化してきた。五日、メンバーに同行して首都ダマスカス郊外ドゥマを訪れると、政権と反体制派の衝突の跡が生々しく残り、街は緊迫感に包まれていた。

 ドゥマは反体制派の勢力が強い地域で、政権が激しい武力弾圧を加えてきた。「アサド(大統領)は去れ」などと記された反体制派の落書きが多数目につく。一部は消され、「アサドは永遠だ」と政権派が上書きした落書きも。掲げられていたアサド氏の写真は、どれも取り外され額縁だけになっていた。

 街中の建物のあちこちに弾痕が残る。政権側の検問所が各所に設けられている。アナン前国連事務総長の調停案では、政府軍は都市部から撤収することになっているが、通りには戦車が依然、配置されていた。土中に掘った穴にすっぽり隠された軍用車両も。

 ドゥマを訪れた停戦監視団は三人。政府軍や住民に話を聞いて現状を確認したり、写真を撮影する。土のうをうずたかく積み上げた中に軍用車両を見つけると、現場の兵士を刺激しないよう、にこやかに状況を尋ねた。

 住民の一人は監視団に「あそこの建物が攻撃を受けた。調べてください」と訴えた。ただ、過去には別の都市で監視団に接触した活動家らが政権に逮捕、処刑された例もある。

 記者が問い掛けてもどの住民も「何も知らない」と口は重い。ある男性は「発砲や爆発音が完全に絶えることはない。この静けさは一時的なものだ」と顔をこわばらせた。

 政府軍の兵士(20)は「監視団の到着後、反体制派からの攻撃は六割減った。だが、屋根や建物から機関銃で狙われ、検問所に向け一斉射撃が始まったこともある。五カ月前にここに配置されたが、休みは一度もない」と疲れた表情で語った。


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