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国際政治・世界事情

3940名無しさん:2012/03/07(水) 22:06:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120306/erp12030608050004-n1.htm
【プーチンのロシアどこへ】
(上)「市民社会」芽生えたばかり 反政権デモ、変革力は未知数
2012.3.6 08:03 (1/2ページ)

モスクワ中心部で5日、大統領選の不正に抗議するため集まった反プーチン派の人々(ロイター)
 「これは自分の子供にどんな国に住んでほしいかという問題なの。私は日本や欧米諸国のように競争力があり、有能な人々が(閉塞(へいそく)感から)外国に脱出しなくてすむ国であってほしい」

 4日に投開票されたロシア大統領選の3日前、選挙後の反政権デモをモスクワで計画する元教員、バロノワさん(27)はこう熱く語った。


ネット通じ拡大


 5歳の男児を育てるバロノワさん自身、反政権デモを組織するグループに加わったのは、大規模不正疑惑がインターネットを中心に広がった昨年12月4日の下院選後だった。彼女が初めて参加した翌5日夜の抗議デモに機動隊が襲いかかり、怒りに火がついたのだ。

 その後、フェイスブックなどソーシャル・メディアを通じてデモ参加を表明する人数が膨大になり、政権側は大統領選までに4度、数万〜10万人のデモを容認する姿勢に転じた。2000年にプーチン前政権が発足して以来、小規模の反政権デモですらことごとく粉砕されてきたことからすれば、大きな変化だ。


中核は中産階層


 一連のデモで中核となっているのは、モスクワなど大都市部で伸長する事業家やサラリーマンなど中産階層だ。モスクワの平均月収は約4万1千ルーブル(約11万3千円)だが、業界によっては20代前半で月40万円相当を稼ぐ人も珍しくない。

 バロノワさんは「プーチン時代(2000年以降)ほどロシア人が良い生活を送れたことはないと思う。ただ、この(強権)体制がずっと続くことには我慢ならない。状況は全く変わったのよ」と力を込める。

 開票作業がほぼ終了した時点で、プーチン氏の得票率はモスクワで47%と過半数割れ。ロシアではソ連崩壊後に成り上がった富豪に対する嫌悪感が強いにもかかわらず、ロシア第3の資産家、プロホロフ氏が首都で20%を得票して2位につけたことも変化を物語る。


あらゆる圧力手段


 ソ連時代の反体制派知識人で、エリツィン政権の人権問題全権代表も務めたコワリョフ氏(82)も、大衆行動の盛り上がりに隔世の感を抱いている。

 ただ、コワリョフ氏は「今回の大統領選でも行政はあらゆる圧力手段を総動員してプーチンに投票するよう仕向け、テレビはプーチンばかりを映し続けた。4日の選挙結果は非合法だ」と断じ、質の高い運動で政権に民主化を求めていくことが重要だと説く。

 だが、昨年末からの反政権デモにどれだけの変革力があるかは全く未知数だ。一連のデモは政権打倒でなく「誠実な選挙のために」と銘打ち、参加者は民族主義の支持者から共産主義に共感する者まで雑多だ。

 当たり前の政治参加を求める「市民社会」が、広大なロシアの中心部で芽吹き始めたにすぎない。(モスクワ 遠藤良介)


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