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国際政治・世界事情

5974チバQ:2013/03/24(日) 00:33:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130323/erp13032321230004-n1.htm
プーチン露政権 対中と対日のバランスに腐心 北方領土交渉は視界不良
2013.3.23 21:19 (1/2ページ)

モスクワのクレムリンでの調印式で、文書を交換するロシアのプーチン大統領(右)と中国の習近平国家主席=22日(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】中国の習近平国家主席とロシアのプーチン露大統領が22日に署名した共同声明に、「核心的利益」をめぐる協力が盛り込まれ、中露が日本や米国を念頭に、領土や安全保障に関わる問題で連携する構図が浮き彫りになった。ただ、今回の声明には、「反ファシズム」など中国側の目指した対日歴史認識についての記述はない。急速に国力を増す中国に警戒感を抱き、日本など他のアジア諸国との関係も強化しようと腐心するロシアの姿も透けて見える。

 日本では最近、中国を警戒するロシアが日本に接近し、北方領土交渉の進展につながると期待する論調が目立っていた。今回の共同声明が示すのは、ロシアにとって4千キロ超の国境を接する中国との関係が死活的に重要であり、現時点では「領土交渉の先行きを決して楽観すべきではない」(ロシアの識者)という現実だ。

 習氏の訪露に合わせ、ロシアが中国向けの年間石油供給量を現在の1500万トンから段階的に約3倍の4600万トンに引き上げることでも両国は合意した。ロシアは欧州経済の低迷などを受けて石油・天然ガスのアジア諸国への販路拡大を進めており、資源確保を急ぐ中国とのエネルギー協力は大きく前進する。

 

 他方、急速に国力を増す中国に危機感を抱くロシアが、極東・東シベリアの開発を急がなければ中国の人、モノ、カネに席巻されるとの潜在的恐怖すら感じていることも事実だ。ロシアは日本など中国以外のアジア諸国とも関係を強化し、中国とのバランスをとる必要があると考えている。

 そうしたプーチン政権の立場を反映してか、2010年9月に当時のメドベージェフ大統領と胡錦濤国家主席が署名した共同声明と異なり、今回は第二次大戦の歴史認識には触れなかった。パトルシェフ露安全保障会議書記は昨年10月に訪日した際、沖縄県・尖閣諸島をめぐって「わが国がどちらかの側に立つことはしない」と言明してもいる。

 習氏の訪露では石油供給の拡大が決まる一方、長年の交渉が続くロシア産天然ガスの輸出についてはまたも合意が見送られた。ロシアには中国だけに向かうパイプラインを敷設することで、中国に価格決定権を握られることへの懸念が強いことが背景にある。

 中露と日本を軸とするパワーゲームはまだ緒に就いたばかりであり、米国や韓国も絡むその行方には流動的要素が多い。


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