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国際政治・世界事情

3282チバQ:2011/10/28(金) 23:01:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111028/erp11102817190003-n1.htm
ギリシャ債務棒引きも出口見えず脱税、失業、自殺増…
2011.10.28 17:14 (1/2ページ)
 【ブリュッセル=木村正人】債務危機の震源地ギリシャについて民間銀行が5割の債務棒引きに応じたことを受け、同国のパパンドレウ首相は27日の演説で、「国民一人ひとりが革命に取り組まなければならない」と呼びかけた。政府は増税、歳出削減とともに脱税取り締まりを強化するが、景気後退で自殺が急増。1829年の独立以来、5回もデフォルト(債務不履行)を経験してきたギリシャの光明はまだ見えない。

 事実上のデフォルトともいえる債務棒引きに同首相は「これで来年は国民の肩に新たな借金がのしかからない」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。しかし、独立してから半分の期間はデフォルトによる財政再建の状態にあったギリシャに対し、サルコジ仏大統領は「ユーロ加盟を認めたのは誤りだった」と容赦のない言葉を投げつけた。

 政府が財政再建に取り組むほど国民の痛みは大きくなる。ユーロを導入するギリシャには自国通貨切り下げによる輸出増の恩恵はなく、4〜6月の国内総生産(GDP)は昨年同期比で7・3%も縮小。青空市場でクズ野菜を集める人、国境を越えブルガリアまで安い食料やガソリンを買いに行く人も目立ち始めた。

 失業率は17%。自殺件数は昨年比4割も増えた。ギリシャ正教では自殺者は葬式を挙げてもらえないので家族が死因を偽ることが多く、実数はつかめない。自殺志願者の相談に応じるNPO(民間非営利団体)「クリマカ」の医師は電話取材に「一家の主が仕事を失い、家族を支えられなくなって自殺する例が増えている」と声を落とした。

 アテネ在住の未亡人、パラスケビ・ガリファルーさん(78)は「月630ユーロ(約6万8千円)の年金がいつ減らされるか分からず、導入が決まった固定資産税を払うことができない」と語る。税金を払えない人向けにローンを組む銀行まで現れた。

 徴税率が低いギリシャは「脱税天国」とユーロ圏から非難された。税務当局はプールや高級車を何台も所有する豪邸を空撮するなどの方法で摘発に着手。23%の消費税逃れに領収書を発行せず所得をごまかす店が横行しており、税務職員が店に張り込んで客に領収書発行の有無を確認した上で税務調査を実施している。

 同国では歴代政権が労組票を獲得するため公務員の数を増やした結果、現在は5人に1人が公務員といわれる。パパンドレウ首相はタブーとされてきた公務員の解雇に踏み切った。

 大学を卒業したばかりのヤニス・アンゲラキスさん(28)は「良い仕事がない。外国へ行くことも考えている」と話す。国の未来を担う有望な若者が国外に出始めたことも国家再建に暗い影を落とす。


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