したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

4497チバQ:2012/06/11(月) 21:03:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120611-00000065-reut-int
焦点:アフガンで相次ぐ学校襲撃、タリバンの重点作戦に変化か
ロイター 6月11日(月)16時11分配信


拡大写真
6月11日、女子生徒を狙った毒物混入事件などが続発するアフガニスタンでは、反政府武装勢力タリバンの重点作戦が変化してきたとの見方も。写真はカブールの高校でセキュリティーチェックを行う学生。5日撮影(2012年 ロイター/Mohammad Ismail)

[カブール 11日 ロイター] 女子生徒を狙った毒物混入事件などが続発するアフガニスタン。首都カブールの高校前では、制服を着た男子生徒2人が在籍生徒や来客者らの身体検査を行っていた。

【写真】アフガニスタンの女性たち

アフガン政府は、放火や毒物混入事件などについて、女子教育に反対する反政府武装勢力タリバンの犯行だと非難。学校側には課外活動の一環として自衛活動の強化を促している。

カブール市内の高校に通うアブドゥル・ファタハ君(16)は、数週間おきにセキュリティーチェックを担当し、当日は一日中、学校の入り口の前に立ち警戒に当たる。

アブドゥル君の両親は、事件があった場合、息子が最初にけがをしてしまうと不安な気持ちを隠せない。しかし、他の唯一の選択肢は、学校を早期に退学し、単純労働で生きながらえる数万人のアフガン人と同じ生活を選ぶことしかない。

「私たちは前線にいる」と現状を表現したアブドゥル君。「攻撃されたら、けがをするのは私たちだろう。でも、誰かがセキュリティーチェックをしなければならない」と、力強く語った。

放火事件はアフガン全土で起こっており、毒物が混入された水を飲んだ子どもはこれまでに数百人にも上っている。相次ぐ襲撃事件は、女子教育を禁止した1996─2001年のタリバン政権時代を思い起こさせる。

<学校閉鎖>

今月6日、アフガンの情報機関、国家保安局は、北部タハール州で発生した一連の学校襲撃事件で、15人を逮捕したと発表。逮捕者の大半はタリバンのメンバーだったが、5万アフガニ(約8万円)を受け取り、タンク内に毒物を混入した女子生徒2人も含まれていた。

その1人、シマ・グルさんは同局から提出されたビデオで、タリバンに所属する親類から教室に毒ガスをまくよう強要されたと明かした。「彼は、実行しなければ誘拐して殺すと脅してきた」と声を震わせた。

これに対し、タリバンは関与を否定するとともに、逮捕や告白ビデオは、組織の評判を汚すためのキャンペーンだと主張。タリバン報道官も「われわれは教育に反対している訳ではない。イスラム教に反する教育が行われている学校を批判しているだけだ」と述べた。

教育省によると、十分な治安対策が施せないとして、11州で約550校が閉鎖に追い込まれている。その結果、約20万人の子ども、とりわけ多くの少女が教育を受けられない状況となっており、2014年に予定されている国際治安支援部隊(ISAF)の撤収後、女性の権利が保護されないのではないかとの懸念も広がる。

米ワシントンを拠点にする研究機関のアフガン専門家、ジョシュア・ファウスト氏は「タリバンには、この2年間で大規模な軍事作戦からの転換がみられ、妨害行為や社会的・政治的コントロール奪取に焦点が当てられている」と指摘。その上で同氏は「学校を閉鎖することは、タリバンが主導権を握る一つの策だ」との見方を示した。

また、タリバンによる一連の事件で、アフガン治安部隊の制御能力に対する不安も拡大。タハール州などではすでに治安権限がアフガン側に移譲されているが、ファウスト氏は「アフガン側に治安権限が移り、予想通りの事態が多くの場所で起こっている。武装勢力が虎視眈々(たんたん)と支配権を狙っている」と警鐘を鳴らす。

(原文執筆:Mirwais Harooni、Sanjeev Miglani記者、翻訳:野村宏之、編集:本田ももこ)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板