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国際政治・世界事情

6308チバQ:2013/05/18(土) 00:05:49
>>6283
http://mainichi.jp/select/news/20130514dde041030016000c.html
豊かさの陰で:ナイジェリアから/2 若者就職難、ギャングに
毎日新聞 2013年05月14日 東京夕刊


ラグーン沿いに広がるスラム。ハイウエー(左)の先には経済成長を物語るビル群がそびえる=ナイジェリア・ラゴスで
写真特集へ 英語の「ラグーン」(潟湖)が地名の語源となったナイジェリアの旧都ラゴス。街の象徴である大きな潟湖には、水際まで板張りの粗末な家がひしめく。水面の向こうには、急速な経済発展を物語る巨大なビル群が浮かぶ。ハイウエーからの景観上問題があるとして政府によって一部のスラムは撤去されたが、仕事と富を求めて集まり続ける人波が間もなく、再び岸辺を埋め尽くした。

 そんなスラムの一つ、マココ地区。家並みは岸辺に収まりきらず、一部の建物は湖面上にせり出す。日が高く昇る中、板張りの小屋から身を乗り出した青年が記者に声をかけた。「もう帰っちゃうの?」。ろれつが回らない口ぶり。左手にはウイスキーのボトルがあった。所在なげな若者の姿は、路地を曲がる度に目に付いた。

 豊富な石油資源を背景に過去10年の平均経済成長率は7%を超え、2020年までには経済規模で世界上位20カ国入りを目指すナイジェリア。だが、原油輸出で潤う一方、雇用機会を増やすような他の産業は育っておらず、就職は地縁血縁が頼りとされる。失業率は23・9%(11年)。特に都市部の若年層(15〜24歳)では33・5%(同)と深刻だ。

 高い失業率は社会不安と隣り合わせだ。若者の起業支援などを行う地元NGOの男性職員、オグンウォレ・アビオドゥさん(30)はマココ地区出身。「一緒に高校まで出たのに、仕事がなくてギャングになった友達もいる」と表情を曇らせた。

 マココでは、20〜30人の若者でつくるギャング同士の抗争も問題化。今年2月にも5人が死亡する衝突が起きた。アビオドゥさんは課題をいくつも挙げた。「酒やドラッグに浸り、強盗などの犯罪にも手を染めやすい環境ができてしまっている。若者の不満の背景は、失業や不平等だ」

    ◇

 「潟湖のほとり」のスラムから南に約5キロ。大西洋に面したバー・ビーチでは海岸を埋め立て、居住区やオフィス街を整備する「エコ・アトランティック・シティー」プロジェクトが進む。だが、この地でも日中、所在なげにすごす若者たちがいた。友人と3人で海を見つめていた青年(23)はため息交じりに語った。「専門学校で配管を学んだ。仕事を探しているけど、ここでの就職はコネが全てなんだ」【ナイジェリア・ラゴスで町田結子】=つづく


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