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国際政治・世界事情
1787
:
チバQ
:2010/12/19(日) 22:05:20
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101218/erp1012181745004-n1.htm
繰り返される圧政 反体制派の相次ぐ声 ベラルーシ大統領選
2010.12.18 17:44
【ミンスク=佐藤貴生】旧ソ連ベラルーシで15年以上も大統領の座に君臨するルカシェンコ氏(56)については、大規模な選挙違反のほかメディアの弾圧など圧政を繰り返してきたとの批判が絶えない。19日に実施される大統領選を前に、首都ミンスクで反体制派の人々に実情を聞いた。
「欧米でいう民主的な選挙はベラルーシには存在しない」。こう断言するのは、2006年の前回選に野党統一候補として出馬したミリンケビッチ氏だ。
自陣営の調査では投票総数の23%を獲得したはずだが、選管当局が発表した得票率は6%だった。「各地の選管はみな権力側の人間が占め、数字の差を検証するすべもない」と同氏は補足する。
政権側は、海外の選挙監視団の目が届かない事前投票で、不正集計を行っていると疑われている。最近も元警官が「2年前の下院選で、投票終了後に選管関係者が投票箱に多くの不正票を入れるのを目撃した」と暴露した。
反体制紙を経営していたジャーナリストのマルツェフ氏は、「ロシア製武器を外国に転売して大統領一族が富を得ている」などと紙面で批判を続けた結果、06年の大統領選直前に廃刊を余儀なくされた。
同氏は「大統領警護隊が君の殺害を計画している」と知人から聞かされ、1999年は数カ月にわたり海外に出国。ルカシェンコ政権に対する野党からの批判が高まり、反体制に転じた元内相ら数人が行方不明になった時期と一致する。
国内での著書発行が許可されず、海外での出版を強いられている学者も複数いる。その1人で経済学者のザイコ氏は「国民の中には、暮らしは少しずつ良くなっているとしてルカシェンコ氏を支持する人もいる。15年も続いた圧政の結果、人々の感覚がまひしてしまったのだ」と話した。
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