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国際政治・世界事情

3773チバQ:2012/01/30(月) 22:58:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120117/asi12011708090000-n1.htm
パキスタン クーデターの悪夢は繰り返されるのか
2012.1.17 08:08 (1/2ページ)

12日、パキスタン東部のラホールで、与党のパキスタン人民党議会派を支持する集会に参加する女性ら(AP)
 文民政権と軍の対立が深まっているパキスタンで、この国の悪癖ともいうべき軍事クーデターの再発を危ぶむ声が上がりだした。対テロ戦の最前線であり、核武装するパキスタンの安定は極めて重要だ。クーデターによりパキスタン情勢が複雑化すれば地域を危険に陥れ、テロリストに付け入る隙を与えることにもなりかねない。欧米主要紙は、クーデターの可能性は高くないとみているものの、文民政権を次期総選挙まで継続させるべきだと危機感をあらわにしている。

 対立の発端は、軍のクーデターを恐れたアシフ・アリ・ザルダリ大統領(56)が、米軍の協力を求める「極秘メモ」をフサイン・ハッカニ駐米大使(当時)を通じ、米国に送ったとされる疑惑だ。

 最高裁は特別委員会を設置して疑惑追及を進めており、軍は調査を支持する陳述書を提出した。最高裁はこれとは別に、ザルダリ氏が罪に問われている汚職事件の審理再開のための手続きを進めるよう政権側に要求している。

 政権と軍の対決の構図に最高裁がからみ、「パキスタンの文民政府は大抵短命で、軍事クーデターによって見捨てられてきた。この悲惨なパターンが、軍と最高裁の圧力が高まる中、繰り返される恐れがある」(12日付の米紙ニューヨーク・タイムズ=NYT、社説)。

 ただし、その可能性はというと「想像もできないというほどではないが、起こりそうにはない」(13日付の英紙フィナンシャル・タイムズ=FT、社説)との見方が大半だ。「パキスタン経済はひどい苦境に陥っており、昨年はエネルギー不足と暴動が発生した。軍はすでに責任を持ってジハード(聖戦)を掲げるイスラム武装勢力と戦っており、上級の将軍らは憲法違反の動きには関心がないと主張している」(FT)からだ。

 渦中のハッカニ氏はというと、すでに大使を解任され、最高裁の調査を受けている。12日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版によれば、「解任によって、この問題は終わったと考えられていると軍や政府の高官は話している」という。

 今後について、WSJは、「政権は国家の経済や安全保障問題を解決するよりも政治論争に奮闘しながら、よろめいていく」と推測する。次期総選挙は来年3月までに行われ、「政府がそれまで持ちこたえれば、パキスタン史上初めて任期を満了した文民政府となる」と期待している。

 一方、ザルダリ氏は夫人のベナジル・ブット元首相が暗殺され、大統領の座についた人物だ。しかし、元はといえば汚職にまみれ、その賄賂の受け取り方から「ミスター10%」と侮蔑され、国民からの信頼は低い。

 NYTは、「あらゆる努力をもって投票を行わなければならない。そして、より有能な文民政権に政治が引き継がれることを人々は願っている」と指摘している


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