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国際政治・世界事情

5041チバQ:2012/09/23(日) 20:09:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120922/asi12092221140005-n1.htm
「政権浮揚に反米利用」との批判も デモで19人死亡のパキスタン
2012.9.22 21:11 (1/2ページ)

 21日、パキスタン南部カラチで、警察と衝突するデモ隊(AP=共同)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンのカル外相は21日、ワシントンでクリントン米国務長官と会談した。AP通信によると、外相は米国で制作された反イスラム的な映画について、米側が非難したとして称賛し、対米関係に最大限の配慮を示した。パキスタンでは同日、この映画に抗議するデモで一部が暴徒化する事態となっており、米国の顔色をうかがいながら国内では反米感情を政権浮揚に利用している−と批判の声が上がっている。

 カル外相は、クリントン長官が映画について「非常に侮辱的で非難されるべきものだ」と述べたことに、「世界中の多くの町で暴力をやめさせるため、どこまでも届くだろう」と賛辞を贈った。半面、外相は長官に暴動を非難するよう求められたさい、それには応じなかった。

 それどころか、21日の暴動はパキスタン政府がきっかけを与えたものだった。暴動では警官やテレビ局の運転手を含む計19人が死亡する惨事になったが、政府は、イスラム教の礼拝日である金曜日に当たり、国民の宗教心が高まるこの日を「預言者ムハンマドの日」として祝日に指定し、国民に「平和的なデモ」を呼びかけていたからだ。

 反米感情に容易に火がつくパキスタンでは、デモが暴動に発展したのは、十分に予想されることだった。

 政府がこうした対応を取ったのは、物価高騰や電力不足、汚職問題などで満身創痍(そうい)のザルダリ政権が、来春までに行われる総選挙を前に、反米デモを国民の不満のはけ口にしようとしたとの見方が強い。

 パキスタンの政治評論家イクラム・ホティ氏は、「祝日を宣言したのは、与党パキスタン人民党の危機的な不人気ぶりを少しでも和らげるため、保守派イスラム勢力に屈服したからだ。宣言がなければ、イスラム勢力は人民党に対し、預言者への敬意に欠けるとして厳しい批判を浴びせていたはずだ」と指摘する。

 コラムニストのメフリーン・ザフラマリク氏はロイター通信に、「人民党は、内政と選挙での勝利にとらわれて、外部世界とどんな関係が必要であるかを忘れている」と批判している。


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