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国際政治・世界事情

3929チバQ:2012/03/05(月) 21:07:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000018-mai-int
<露大統領選>プーチン氏当選 強さに期待だが不満層も拡大
毎日新聞 3月5日(月)10時43分配信

 【モスクワ田中洋之】4日のロシア大統領選は、プーチン首相(59)が第1回投票で勝利し、さらに6年の権力維持を決めた。ロシアに安定をもたらしたプーチン氏の実績と強い指導者像に対する国民の支持を裏付けた形だ。ただ昨年来の反政府デモが示すように、強権統治の長期化に不満を持つ層は確実に広がっている。プーチン氏が今回の勝利を錦の御旗(みはた)に「ツァーリ(ロシア帝国時代の皇帝)」のように振る舞い続ければ、社会の亀裂を深める恐れがある。

 プーチン氏は逆風下で巧みな選挙戦を展開した。世界が変革期を迎えるなか、「ロシアの安定を守れるのは自分だけだ」と強調。ソ連崩壊後の90年代の政治・経済的な混乱を想起させ、主な支持基盤である年金生活者や公務員、軍関係者らの安定志向に訴えた。また「野党陣営は外国から支援を受け、革命を起こそうとしている」と危機感をあおり、国民の愛国心を最大限に利用した。昨年12月の下院選でプーチン氏率いる与党「統一ロシア」は得票率49%と半数を割ったが、国家元首を選ぶ大統領選ではプーチン氏以外に国を統治できる候補が見当たらないという有権者の現実的な判断も働いた。

 一方でプーチン氏の得票率は04年大統領選時の71%に及ばず、「プーチン離れ」が進んでいることも浮き彫りにした。かつて絶大な人気と権威を誇ったプーチン氏の支持率は長期低迷傾向にある。メドベージェフ大統領と2人だけで決めた「ポスト交換」への風当たりは強い。政権側は不正が取りざたされる下院選のやり直しに応じず、公正で自由な政治を求める都市部の中間層らの信頼を失ったままだ。プーチン氏は台頭しつつある中間層に配慮する姿勢を見せているが、双方の間の溝は逆に深まっている。

 00年から大統領、首相として「権力の座」にあるプーチン氏が18年まで大統領を務めれば、ソ連時代に18年間続いたブレジネフ政権(1964〜82年)に並ぶ。ロシア社会には現在、プーチン氏がもたらした「安定」が、ブレジネフ時代のような「停滞」に転化することへの危惧が漂う。政治評論家のクルイシタノフスカヤ氏は「ロシアは改革を進める以外に生き残る道はない。プーチン氏もそれを理解しており、新たなイメージやスローガンを打ち出すだろう」と話す。一方で「KGB(旧ソ連国家保安委員会)出身であるプーチン氏の強権体質は変わらない」と見る識者もいる。

 プーチン氏は4日夜の勝利宣言で「祖国のために結集する」よう呼びかけたが、国民に将来への希望や明確な国家像を示せなければ、社会の閉塞(へいそく)感がますます強まり、政権が行き詰まる可能性も否定できない。

 ★ウラジーミル・プーチン 1952年、レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。旧ソ連国家保安委員会(KGB)の対外情報部、サンクトペテルブルク第1副市長などを経て、98年7月に連邦保安庁(FSB)長官に就任。99年8月に首相となり、同年12月から大統領代行を兼任。00年3月の大統領選で初当選し、04年3月に再選。退任後の08年5月に首相に転じた。


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