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国際政治・世界事情

5204チバQ:2012/10/25(木) 22:31:04
http://mainichi.jp/select/news/20121025k0000m030078000c.html
シリア国境:目立ち始めたクルド人 トルコは警戒強める
毎日新聞 2012年10月25日 00時26分(最終更新 10月25日 01時07分)


シリア国境の向こう側に広がるクルド人居住地域(後方)と相対するように配置されたトルコ軍部隊=トルコ南部ムルシットプナルで10月21日、樋口直樹撮影
拡大写真
クルド人居住地域
拡大写真 内戦下のシリアと接するトルコ南部の国境地帯。ユーフラテス川付近から東側へ入ると、独特のスタイルで頭をスカーフで覆った男たちの姿が目立ち始めた。クルド人だ。「国を持たない最大の民族」と呼ばれる人々の居住地域は、分離独立の動きを警戒するトルコ軍の増強で、重苦しい雰囲気に包まれていた。【ムルシットプナル(トルコ南部)で樋口直樹】

 「向こう側(シリア側)はクルド人が支配している。政府軍も反体制派もいないから落ち着いているよ」。わずか40戸余の小村ムルシットプナルで雑貨店を営むクルド人、ムハンマドさん(41)は国境の様子をこう話した。

 だが、目と鼻の先に駐屯しているトルコ軍部隊の話になると、途端に落ち着きなく机の掃除を始め、「軍はいっぱい来たけど問題はない」。微妙な政治問題に関わりたくないという少数民族の気持ちがにじみ出ていた。

 シリア北部のクルド人地域から政府軍が撤退し、クルド人組織「民主統一党」(PYD)が支配を始めたのは7月下旬。国境近くにクルド人の旗が立てられたことにトルコは危機感を抱く。PYDを、トルコからの分離独立を求め武装闘争を繰り広げる「クルド労働者党」(PKK)の分派と見ているからだ。

 雑貨店からトルコ軍基地へ向かうと、臨戦態勢の大型自走砲2門が現れた。砲口はいずれも、国境の向こう側のクルド人の街に向けられている。敷地内にはテントが所狭しと立ち、数十台の戦車や装甲車などが集結。18日には軍事演習も行われた。地元紙は「PYDの動きをけん制する狙いがあった」と分析する。

 トルコのダウトオール外相は今年8月、シリアのアサド政権がPKKに武器支援を行っていると非難。トルコ国会は今月初め、「外国での軍事行動」を認める法案を可決した。シリアでの作戦を想定したものだが、矛先はクルド人地域に向けられているように見える。

 03年のイラク戦争後、イラク北部のクルド人自治区は事実上の独立を得た。シリア北部のクルド人地域が同じ道を歩もうとする中、トルコ側に追随の動きが出れば地域の不安定化は避けられない。

 「トルコのクルド人は今のままが一番幸せ」。ムルシットプナル近くの街スルチで働くクルド人、タージェッティンさん(35)はこう話す。だが、街の中心部に配置された暴動鎮圧用の大型放水車は、トルコ政府とクルド人の危うい関係を象徴しているようだった。


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