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国際政治・世界事情

5909チバQ:2013/03/13(水) 22:24:10
http://mainichi.jp/select/news/20130313k0000m030108000c.html
バチカン:改革派と法王庁派争う…コンクラーベ始まる
毎日新聞 2013年03月13日 00時53分(最終更新 03月13日 01時06分)

 【ローマ福島良典】第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)の2月末の退位に伴い、次期法王を選ぶ法王選挙会議(コンクラーベ)が12日、バチカン(ローマ法王庁)で始まった。ベネディクト16世が最有力候補だった前回(05年)と違って今回は本命不在。スキャンダル続きのバチカンの刷新に取り組む改革派法王が誕生するか、現状維持を望む伝統派の推す候補が法王の座に就くかが焦点だ。人選は今後のバチカンとキリスト教カトリック教会の針路を左右する。

 コンクラーベに参加する80歳未満の枢機卿115人は12日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でミサをささげた後、システィーナ礼拝堂に移り、第1回投票の手続きに入った。1回の投票で決まらない場合、13日以降は午前2回、午後2回の計4回投票が実施される。3分の2以上(77人以上)の支持を得た者が法王に選出される。

 枢機卿団のトップであるソダーノ首席枢機卿(85)はミサで「我々は各自、後継法王に協力しなければならない」と述べ、カトリック教会の「団結」を呼びかけた。ベネディクト16世が「教会の内部対立」に警鐘をならしていたことを念頭に置いた発言とみられる。

 ベネディクト16世の在位中、神父らによる児童性的虐待事件や、バチカン銀行の資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑などバチカンを巡るスキャンダルが相次いで噴出。ベネディクト16世は組織運営の透明性向上に努めたが、法王庁内の抵抗に遭っていたとされる。このため、バチカン改革に対する取り組み姿勢が法王選挙の対立軸として浮上している。

 スキャンダルの真相究明や腐敗対策を推進したいのが改革派。候補は▽性的虐待を批判してきた米国のオマリー・ボストン大司教(68)▽弁舌にたけた米国のドーラン・ニューヨーク大司教(63)▽宗教間対話を進めてきたイタリアのスコラ・ミラノ大司教(71)▽カナダのウエレット枢機卿(68)ら。

 これに対し、法王空位期間中、法王代理の「カメルレンゴ」を務めているベルトーネ法王庁前国務長官(78)ら、バチカンにおける権限や組織の現状維持を望む法王庁派は、ブラジル出身ながら、法王庁での経験が長いシェレル・サンパウロ大司教(63)を支持しているという。

 第264代法王ヨハネ・パウロ2世の死去に伴う05年4月の前回コンクラーベでは、有力枢機卿の後押しするベネディクト16世が第1回投票で参加者(115人)の半数近い47票を得て流れに乗り、第4回投票で84票を獲得して当選を決めたとされる。だが、今回は飛びぬけた候補が見当たらず、改革派、法王庁派の両陣営とも選出に必要な3分の2の支持を固め切れていない模様で、混戦が予想されている。


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