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国際政治・世界事情

3225チバQ:2011/10/21(金) 00:11:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111020/mds11102023530010-n1.htm
シリア、イエメン 勢いづく反体制派
2011.10.20 23:52 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】リビアのかつての最高指導者カダフィ大佐が死亡したことは、中東・北アフリカ情勢に一層の混乱をもたらす危険性もはらんでいる。シリアやイエメンなど反政府デモ弾圧が続く国々では、反体制派から国際社会の関与を求める声が強まることが予想される。政権側の反発は必至で、さらなるデモ弾圧や本格的な武力衝突につながりかねない。

 「大佐の意思がすべてに優先される」(専門家)事実上の絶対君主制国家を築いたことに、カダフィ体制の最大の特徴があった。当初、カダフィ政権が盤石だとみられてきたのはこの特殊な権力構造ゆえだ。

 にもかかわらず、カダフィ氏が国際社会の軍事介入を受けて惨めな末路をたどったことは、アラブ諸国だけでなく、同様の独裁的体制を敷くアフリカや中央・東アジアの国々にとって大きな衝撃となったはずだ。

 こうした国々は、リビアが“前例”となり、一義的には「国内問題」である反政府デモや人権問題への対応に米欧諸国が介入してくる事態を強く警戒しているとみられる。逆に、独裁下で不満を鬱積させた国民には大いに勇気を与えたといえ、各地の民主化運動が勢いづくのは間違いない。

 シリアでは3月以来、バッシャール・アサド政権の治安当局や軍による弾圧で数千人のデモ参加者が死亡したとされるが、反政府デモが収束に向かう気配はない。それどころか、在外の反体制派知識人らはリビアの反カダフィ派代表組織「国民評議会」をモデルとした「シリア国民評議会」を結成し、国際社会に「シリア国民の保護」を要求。リビアの「成功例」が念頭にあるのは明らかだ。

 シリアの反体制派は現在のところ、外国による直接介入は排除するとしている。ただ、同派が政権との対話を拒絶している以上、何らかの妥協で着地点を見いだすのは極めて難しい。一部が武装闘争に転じる可能性があるほか、いずれは軍事面も含めた支援を求める可能性は高い。

 国際社会による対シリア介入の動きは中国やロシアの反対で頓挫してはいるが、アサド政権がデモ弾圧の手を緩める気配がない中、事態はいっそう泥沼化する懸念が強まっている。


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