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国際政治・世界事情

3601チバQ:2011/12/15(木) 22:24:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111215/amr11121520140014-n1.htm
【イラク戦争終結】
くすぶる宗派対立、イランの影 米アジア重視に影響も
2011.12.15 20:09 (1/2ページ)

14日、米南部ノースカロライナ州のフォートブラッグ陸軍基地で演説するオバマ大統領(ロイター)
 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米大統領は14日の演説で、イラク戦争は年内の駐留米軍の完全撤退で「歴史の一部になる」と述べ、事実上の戦争終結を宣言した。これを受けてイラク駐留米軍は15日、首都バグダッドで、隊旗を降ろす式典をパネッタ国防長官の出席で行った。2003年3月の開戦から約9年。大統領は民主化による安定という成果を強調したが、撤退は地域のパワーバランスを変える可能性がある。

 国内の宗派間対立や隣国イランの影響力拡大といった不安定化の火種は消えない。治安が再び悪化すれば、イラクとアフガニスタンからの撤退を踏まえた米国の「アジア回帰」戦略にも影響を与えかねず、今後もイラク情勢が米国の重荷となる状況が続きそうだ。

 国際社会の反対を押し切る形で開戦し、多大な人命と戦費を注ぎ込んだイラク戦争の終結を告げる演説で、オバマ大統領は「完璧ではないが、独立、安定し、自立したイラクを後にする」と強調した。

 オバマ政権にとってイラク戦争は、ブッシュ前政権からの「相続を余儀なくされた負の遺産」(元政府高官)であり、来秋の大統領選を前に年内の撤退完了は「必ず実現しなければならない公約」(同)だった。

 米軍によるイラク軍の訓練が不可欠との声は根強く、米軍内には数千人規模の駐留継続を求める声が大勢を占めたが、米兵の免責特権をめぐるイラク政府との交渉が不調に終わると、年末までの完全撤退論が一気に加速した経緯がある。

 イラク情勢の改善に結びついた米軍増派を早くから主張した共和党のマケイン上院議員は14日、撤退は「治安よりも政治を優先させた結果」と批判した。

 一方、撤退によって生じる地域の“力の空白”に乗じたイランの影響力増加を危ぶむ声が強まっている。

 スンニ派のムトラク副首相は米CNNテレビに対し、シーア派のマリキ首相が、同じシーア派のイランと米国の間で「ゲームをしている」と批判。首相を信頼する米国は「いつか後悔するだろう」と警告した。イラクは先月、アラブ連盟が決定したシリア制裁に反対したが、米国には、シリアと密接な関係にあるイランにイラクが配慮した結果との受け止めもある。


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