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国際政治・世界事情

6173チバQ:2013/04/22(月) 23:21:00
http://mainichi.jp/select/news/20130422ddm007070066000c.html
街角から:「マンデラを継ぐ男」の面影 南アフリカ・ボクスブルクで服部正法
毎日新聞 2013年04月22日 東京朝刊

 南アフリカでは最近、国父とも言えるネルソン・マンデラ元大統領(94)の入院を国中が心配した。マンデラ氏が無事退院した直後、今度は「マンデラを継ぐ男」と目されながら、民主化実現を見ることなく逝った、一人の黒人男性を惜しむ声があふれた。

 クリス・ハニ氏、享年50。1993年4月10日、自宅前で白人極右に暗殺された。アパルトヘイト(人種隔離)体制の終えん期。黒人政権誕生の直前で、マンデラ氏率いる解放組織「アフリカ民族会議(ANC)」と白人政権などが民主化に向けた交渉を行い、世界が注視していたころだ。ハニ氏はANC軍事部門のトップや南ア共産党書記長も務めた。強い意志に雄弁を備え、そのカリスマ性が人々を引きつけた。

 没後20年とあって、南ア紙は命日の前後にハニ氏を回顧する記事を競うように載せ、大勢が追悼式典に足を運んだ。彼の人となりを知りたくて、自宅があったヨハネスブルク郊外のボクスブルクを訪ねてみた。

 「彼は共産主義者で私は資本主義者。意見は異なるが違う考えを排除するところがまったくない人だった。気さくで、誰をも受け入れて耳を傾ける寛容さがあった」。暗殺現場にも駆けつけた近所に住む黒人男性で会社重役のマイケル・モフォケンさん(41)は振り返る。彼が生きていたら南アはどうなったろう。「予測は難しいけど汚職は今より減ったろうね。とても規律を重んじ、常に貧しい人に寄り添う人だったから」

 民主化から19年、汚職多発で与党ANCの栄光は色あせ、富裕層と貧困層の経済格差は依然大きい。人々が今もハニ氏に魅せられるのは、その面影に民主化当初の理想を見るからかもしれない。


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