したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

3478チバQ:2011/11/29(火) 22:44:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111129/mds11112921410007-n1.htm

票伸ばすイスラム保守政党 エジプト総選挙2日目 
2011.11.29 21:40
 【カイロ=大内清】エジプト人民議会(下院に相当)選は29日、2日目の投票が行われた。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団傘下の自由公正党が得票を伸ばす中、イスラム教の原点回帰を唱える保守派のサラフ主義政党「ヌール党」が一定の票を獲得しているもようだ。宗教政党の躍進に危機感を抱くリベラル系政党は、1月までに行われる残り2回の投票に向け巻き返しを図っている。

 28日、首都カイロ中心部に近い貧民街の投票所。分厚いあごひげを蓄え、ヌール党のロゴ入り野球帽をかぶった男性たちが、選挙パンフレットを配っていた。

 やはり野球帽をかぶった運動員を動員してビラ配りや戸別訪問で票の掘り起こしを進めている同胞団の組織力に対抗したものだ。

 投票所を訪れた女性(36)は「いつも伝統的な服装をしているサラフ主義者がそろいの野球帽をかぶっているのは奇異に映った」と語る。

 近年、増加傾向にあるサラフ主義者は、音楽や映画なども“非イスラム的”だと断じて物議をかもしてきた。男性は預言者ムハンマドにならってひげを生やし、女性は全身を覆うニカーブを着用する人が多い。

 ただ、その関心はもっぱら個人の信仰に集中し、政治的に大きな「脅威」とはみなされなかったため、ムバラク前政権では一定の行動の自由を得てきた。

 2月の政権崩壊後は、サラフ主義者の間でも政治参加の機運が高まり、ヌール党などを結成。今選挙では地盤の北部アレクサンドリアや南部地方で議席を獲得し、情勢次第では新議会でのキャスチングボートを握る可能性もある。

 同党は「サラフ主義を押しつけるつもりはない」とする一方で、「新憲法はシャリーア(イスラム法)に従ったものでなくてはならない」と訴えるなど、自らの信仰を今後の政治プロセスに反映させる意欲もみせており、国民の多くは警戒心を抱いている。

 政府系シンクタンク、アハラム戦略研究所のアブドルムネイム・サイード所長は「選挙後は同胞団もヌール党も経済政策などを評価される立場になる。いつまでも教条主義的ではいられない」と語り、イスラム政党は今後、現実路線に向かうと予測する。

 存在意義を保ちつつ、どう有権者にアピールするか。イスラム系政党の、似合わない野球帽での選挙活動は、新しい政治環境への順応過程ともいえそうだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板