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国際政治・世界事情

3443チバQ:2011/11/24(木) 23:17:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000104-mai-int
 <アラブの春>一進一退…続く弾圧、民主化へ多難
毎日新聞 11月24日(木)21時6分配信

 【カイロ和田浩明】イエメンのサレハ大統領が23日、権限移譲案を受け入れたことで、中東の民主化運動「アラブの春」で退陣に追い込まれた指導者はチュニジア、エジプト、リビアに続き4人目となった。しかし、イエメンでは24日も反大統領派と大統領派の衝突で死傷者が発生しており、民主化と安定への前途は多難だ。エジプトでは軍最高評議会のタンタウィ議長の即時退陣を求める大規模デモが続き、シリアはアサド政権と離反軍兵士らの衝突で内戦の危機にひんしている。また、ペルシャ湾岸諸国では反政府デモは抑え込まれており、中東民主化は「一進一退」を繰り返している。

 サレハ氏は湾岸協力会議(GCC)を主導するサウジアラビアの首都リヤドで権限移譲案に署名、サウジのアブドラ国王は「イエメンの歴史の新たな章が始まった」と称賛した。だが、サレハ氏が名目上の大統領にとどまる中、全権を移譲されたハディ副大統領が90日以内に野党勢力も含めた国民内閣を樹立し、大統領選を実施できるかどうかは不透明だ。

 反サレハ派はこれまでの武力弾圧で1500人が死亡したにもかかわらず、移譲案ではサレハ氏が訴追を免除されることに反発しており、一部が移譲案署名直後から首都サヌアでデモを開始した。24日にはデモ隊に大統領派治安部隊などが発砲し、5人が死亡した。

 エジプトでは反軍政デモが24日で6日目に入った。軍最高評議会は38人の死者、2000人以上の負傷者を出した対応を謝罪し、責任者の処罰を表明した。だが、タンタウィ議長の即時退陣を求めるデモ隊はカイロ中心部のタハリール広場に居残り、衝突は他都市にも広がっている。

 イサウィ内相は23日、地元テレビの番組で、現在の治安状況では人民議会(国会)選挙を予定通り28日に実施するのは困難、と発言。しかし、軍政幹部は24日、改めて「総選挙の予定通りの実施」を明言した。民政移管の重要な通過点である総選挙を遅延できないとの判断が軍政指導部で働いたとみられる。

 シリアでもアサド政権による民主化デモ隊の弾圧が続き、アラブ連盟による和平仲介努力も奏功していない。フランスのジュペ外相はシリア内部に「民間人保護区域」を設定するよう提案した。西側主要国による初めての国際介入論だが、国連安保理常任理事国のロシア、中国が慎重姿勢を取る現状では実現は難しそうだ。

 ペルシャ湾のGCC諸国では民主化の動きは停滞の傾向にある。世界最大級の産油国サウジでは24日、東部カティフでのイスラム教シーア派のデモで、4人が発砲で死亡した。


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