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国際政治・世界事情

2043チバQ:2011/02/08(火) 22:55:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20110208ddm007030128000c.html
スーダン:南部、7月独立 親米非イスラム国家誕生 地域不安定化も
 圧倒的賛成で分離独立を確定させた南部スーダン。7月の独立は周辺地域や国際社会にどんな影響を与えるのか、分析した。【服部正法】

 ◇「親イスラエル」
 イスラム原理主義的な北部・中央政府のバシル政権は90年代、国際テロ組織アルカイダによる国内の拠点化を容認したとされ、米国はスーダンをテロ支援国家に指定し経済制裁も科してきた。バシル政権と対立を深める中、米国はキリスト教徒などが主体の南部寄りの姿勢を強化した。

 バシル大統領は昨年12月、南部独立の場合、北部でシャリア(イスラム法)に基づく憲法改正を行う意向を明言した。栗田禎子・千葉大教授(中東・アフリカ現代史)は「米国は数年後、イスラム原理主義を強める北部に『テロとの戦い』を名目に締め付けを強め、対立が鮮明になるかもしれない」と指摘する。

 また、南部独立後の国家運営も担う政治組織「スーダン人民解放運動」(SPLM)は、主にアラブ側からイスラエルとの協力関係が指摘されていた。「この地域に親米・親イスラエル国家が誕生し、アラブ諸国を挟み撃ちする構図ができることも考えられ、地域の不安定化をもたらす可能性はある」と分析する。

 ◇軍事国家の懸念
 SPLMは、北部・中央政府と戦ってきた武装組織「スーダン人民解放軍」(SPLA)が母体。「軍事的な色彩が強く、権威主義的な体質がある」(SPLMに詳しい情報筋)と言われ、行政手腕を疑問視し、軍事独裁化の危険性を指摘する声も少なくない。「エリトリアのようにならないか」。中央政府に近いある関係者は憂慮する。エリトリアは約30年の独立闘争の末、住民投票を経て93年にエチオピアから独立したが、ゲリラ組織が改組した政党の主導の下、国政選挙を行わないまま領土紛争などで周辺国とのあつれきを起こしている。

 ◇分離独立加速か
 国内に多民族を抱え、植民地支配の線引きで同民族が国境で分断される事例も少なくないアフリカでは、各国は分離の動きが波及することを恐れている。一方、ソマリア北西部で独立宣言し、事実上民主的統治を続けるソマリランド共和国では、シランヨ大統領が英誌に「スーダン南部ができるなら、ソマリランド独立(承認)への扉も開かれるべきだ」と述べた。各国で分離独立を求める声が顕在化する可能性もある。


http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19440620110208
スーダン南部の独立確定、石油利権の分配がカギに
2011年 02月 8日 11:21 JST
 [ハルツーム 7日 ロイター] スーダン南部の分離独立の是非を問う住民投票の最終結果が7日発表され、98.83%という圧倒的大多数による賛成で独立が確定した。これにより、アフリカで54番目の国家が生まれることになった。
 スーダン南部の中心都市ジュバでは、広場に並んだテレビの列を前に、独立確定が発表されると住民らがダンスを踊り、旗を振るなどして喜びを爆発させた。当局者によると正式な国名は未定だが、「南スーダン」になる可能性があるという。

 豊富な原油埋蔵量を抱える南部が独立すれば、南北間の対立が再燃するとの懸念もあったが、スーダンのバシル大統領は、住民投票の結果を受け入れると表明。また、南部自治政府のキール大統領も、国際社会からの制裁解除や対外債務支払い免除に向けて北部と協力する意向を明らかにし、融和ムードを強調した。

 しかし、南北スーダン間には依然、石油利権の分配をめぐる協議など未解決の問題も多く、地域の経済的・政治的な安定に向かうかどうかは不透明な要素も残されている。


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