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国際政治・世界事情

3401チバQ:2011/11/17(木) 22:36:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111117-00000063-mai-int
海外総合中国韓国..<イタリア新政権>「お笑い」から「超真面目」に大転換
毎日新聞 11月17日(木)19時33分配信


 【ローマ藤原章生】イタリアで18日に発足するマリオ・モンティ氏(68)率いる新政権は、政治家を排し、著名な学者や弁護士、軍人らをそろえた「仕事師」内閣だ。失言やスキャンダルが絶えなかったベルルスコーニ前政権の「お笑い」から「超真面目」な専門家集団への大転換。首相は早くも、組閣を巡る辣腕(らつわん)ぶりから「スーパー・マリオ」と呼ばれ始めた。市場の不安を払いのけるため、極から極へと大胆に振れた格好だ。

 イタリアでは93年以降、専門家中心の政権が2度あったが、政治家が一人も入らないのは戦後初めてだ。「私自身が政治家になる」と語るモンティ氏の試みは、大きな政治実験となる。

 だが、政治家の不参加はモンティ氏の狙いというより、実は各政党の事情が反映した側面が強かった。当初、ベルルスコーニ氏が率いる与党「自由国民」の重鎮、レッタ前官房長官や最大野党「民主党」のアマート元首相を閣内に招く案があり、モンティ氏も12日の就任会見では「政治家の力を借りる」と述べていたからだ。

 これに対し、野党側が「ベルルスコーニ氏に近すぎる」とレッタ氏の入閣に反対。結局は両党が手を引いたのだが、その背景について、ローマのイル・テンポ紙のガッロ副編集長は「市場不安という難しい局面で、各党はモンティ氏と責任を分かつのを嫌い、場外に逃げた」と分析する。

 真っ先に逃げたのは策略家として知られるボッシ北部同盟党首で、「野党に回る」と明言した。モンティ新政権が取り組むことになる、国民に不人気の年金改革に反対しており、下野した方が立場は楽だからだ。

 主要政党は新政権に対し、表向き「全面支持」を表明しているが、自由国民は富裕層への課税強化に反対し、左派の民主党は労組の手前、労使契約の柔軟化に反発している。

 こうした中、モンティ氏は「早期選挙」を求める政治家たちを横目に、13年5月の任期全うを目指している。「政治家がいない方が仕事がしやすい」とも語っており、穏やかな口調ながら政治に対するエコノミストの挑戦ともとれる。

 そうした自信の背景には、「市場不安という国難に直面し政治家は協力せざるを得ない」「国会議決が無理な場合は非常時を理由に政令で緊縮策を断行できる」といった読みがあるからだろう。

 モンティ氏に対しては、ある世論調査で7割が「協力し、自分たちの犠牲をいとわない」と答えている。背景には「イタリア人らしくない風貌、生真面目さが信頼感を生んでいる」(経済学者、マルコ・ズーピ氏)との指摘もある。

 だが、最大の「敵」は予測のつかない市場だ。国民のモンティ人気が続けばいいが、国民に相応の痛みを求める緊縮策などを巡り陰り始めた時、どう出るか。これも予測がつかない。


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