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国際政治・世界事情

5220チバQ:2012/10/28(日) 23:28:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121027/erp12102707010000-n1.htm
チューリップ革命の旗手の息子が逮捕 汚職まみれの「王子」の結末は キルギス 
2012.10.27 07:00 (1/3ページ)[アジア・オセアニア]

 中央アジアのキルギスで、かつて圧倒的な権勢を誇ったクルマンベク・バキエフ前大統領の息子で、国際手配中だったマクシム氏(34)が10月、英ロンドン市内で逮捕された。同氏をめぐっては国内外での数々の汚職事件への関与や、キルギス国内での暴動を扇動した疑いが持たれている。早くから父親の後継者と見なされ、国民から「王子」と揶揄(やゆ)されるほどの放漫ぶりで知られたマクシム氏だが、その末路は極めて厳しいものになりそうだ。(黒川信雄)

 マクシム氏は10月12日、ロンドンの高級住宅街で逮捕された。AP通信によると、逮捕は米国からの身柄引き渡し要求に基づいて行われたという。マクシム氏は2010年にキルギスを脱出して英国に渡り、同国への亡命を求めていた。

 マクシム氏の父、バキエフ前大統領は05年、「チューリップ革命」と呼ばれるキルギスでの政変を指揮し、独裁的だった当時のアカエフ大統領を国外追放し、大統領に就任した。しかし就任後は自身も強権政治を行い、10年には旧ソ連のベラルーシに亡命を余儀なくされた。

 マクシム氏はそのバキエフ前大統領のもとで経済閣僚を務め、早くから父に「後継者」とみなされていたという。しかし父親の“虎の威”を借りた数々の汚職の疑いが持たれ、国民から強く嫌われていたという。

 さらにバキエフ政権崩壊直後に発生し、多くの犠牲者を出した南部での大規模な民族衝突事件をめぐっても、マクシム氏が背後で事件を扇動していた疑いが持たれている。事件後、マクシム氏は民間機で英国に逃亡した。

 バキエフ前大統領やマクシム氏が当初、自らの地位を維持することができた背景には、キルギスが米国に対しアフガニスタンでの対テロ作戦の輸送拠点を提供するなど、同国との良好な関係を築いていたからだとも指摘される。

 しかし、父子が追放され、キルギスも米国への基地提供を14年に終了すると宣言するなか、米国が彼らを“擁護”する意味は極めて薄くなったと指摘されている。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、マクシム氏は英国逃亡後、米国の株式市場を舞台に数々のインサイダー取引を手がけ、巨額の富を不正に得ていた疑いが持たれている。さらに米軍に航空燃料を供給していたマクシム氏の所有企業が、約8千万ドルもの脱税をしていた疑いも浮上している。

 ただ、このタイミングでの逮捕劇の背景には、“マクシム氏を再び利用したい”と考える米国の意図があるとの指摘もある。

 マクシム氏は今後、米国に引き渡される見通しだが、キルギス当局も同氏を自国内で裁きたいとの考えがある。米紙ワシントン・タイムズは、14年以降の基地使用の延長を狙う米国がマクシム氏の身柄を確保することで、「同氏の持つ情報をキルギスとの交渉に利用する」狙いがあるとのキルギスの専門家の分析を紹介している。

 いずれにせよ、マクシム氏は「長期の懲役刑」を免れそうにない。ベラルーシで欧州最後の独裁者と呼ばれる同国のルカシェンコ大統領の保護下でひっそりと生活する父親同様、再び政治の表舞台に返り咲くことはなさそうだ。


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