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国際政治・世界事情

1914チバQ:2011/01/22(土) 08:56:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110121/mds1101212223064-n1.htm
チュニジア政変1カ月 アラブ諸国「若者の爆発」に戦々恐々
2011.1.21 22:22 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】民衆の抗議行動で政権が転覆したチュニジアの政変から21日で1週間が過ぎた。当初は事態を静観していたアラブ諸国も、今回の政変の要因の一つともなった失業問題に本腰を入れて取り組む姿勢をみせ始めている。アラブ諸国では若年層人口が急増しており、その不満をどう押さえ込むかという難問に直面している。

 エジプト東部シャルムエルシェイクで19日、アラブ経済サミットが行われ、各国首脳からはチュニジアの政変を念頭に置いた発言が相次いだ。

 「経済発展はアラブ全体の安全保障の問題だ」

 エジプトのムバラク大統領はこう述べ、雇用創出につながる経済成長に全力をあげる考えを強調。アラブ連盟のムーサ事務局長は、域内には現在、「かつてないほどの怒り」があると危機感を示した上で、政治改革と経済成長を同時に進める重要性を訴えた。

 アラブ諸国が特に頭を悩ませているのが、若年層人口の増加と、それに伴って深刻化する失業問題だ。

 国連の推計などによると、エジプトやアルジェリア、ヨルダンなどアラブ諸国の多くでは現在、15〜29歳の人口が全体の3割前後を占めており、今後も増えると予想されている。米欧や日本が10%台半ばから20%前後であるのに比べると、その比率はかなり高い。

 エジプトの政治学者は「ある程度の教育を受けた若者の多くは『チャンスが回ってこない』と感じており、いつ爆発してもおかしくない」と語る。チュニジアでは、定職を得られず路上で物売りをしていた男性(25)が抗議の焼身自殺を図ったことを機に、若者の怒りが爆発し反政府暴動に発展した。

 今回の政変では、携帯電話のショートメッセージやインターネットの会員制交流サイト「フェースブック」、簡易ブログ「ツイッター」が果たした役割も大きかった。

 当局は、最初に大規模デモが起きた中部シディブジッドにメディアが入ることを制限し情報統制を図ったものの、デモ参加者らが連日、ネットに写真などを公開、デモが全土に広がるきっかけになったともいわれる。こうした新しい情報通信手段の主要な担い手も若者だ。

 膨張する若年層は、経済成長の原動力となる可能性もある半面、雇用を吸収しきれなければ社会の不安定要因ともなりえる。

 今回の経済サミットでは、域内の失業対策として、湾岸産油国が主な資金の出し手となる20億ドル(約1650億円)の基金を創設する構想を再確認した。ただ、「決定が速やかに実行に移されていない」(エジプトのラシード通商産業相)といった声もあり、アラブ諸国には焦りの色も広がっている。


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