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国際政治・世界事情

5286チバQ:2012/11/10(土) 09:29:50
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121019ddlk18070491000c.html
復興と銃声の国・レバノン:/4 トリポリ旧市街東部 「安全な海の方へ」 /福井
毎日新聞 2012年10月19日 地方版

 トリポリ旧市街東部は史跡やモスクが点在し、その間にスーク(市場)が広がる。店が並ぶ通りは、迷路のようだ。

 史跡に向かうためスークの入り口にさしかかった時、椅子に腰掛けて雑談していた男たちに呼び止められた。1人が立ち上がり、アラブ語と片言の英語でまくし立てる。私が向かう方向を指さし、右手の人さし指と親指を立てて自分ののど元に当てた。「その先は危ない」ということらしい。確かに、ここに来るまでに、機関銃の音がだんだんと大きくなっていた。

 男たちは私のために椅子を出し、濃いエスプレッソを勧めた。私が小さな地図を広げると、男の一人が史跡の集まる一角にボールペンで×印を付け、危険な場所を示した。「行くなら安全な海の方へ向かえ」と言う。史跡とは反対の方角だ。

 私は男らと握手を交わし、やむなく海へ向かった。男たちは銃声を気にも留めず、再び雑談を始めた。【山衛守剛】=つづく

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121023ddlk18070657000c.html
復興と銃声の国・レバノン:/5 トリポリ海岸通り モデルガンで遊ぶ子ら /福井
毎日新聞 2012年10月23日 地方版

 トリポリ旧市街から西へ数キロ。海岸沿いの通りは陽気な雰囲気だ。男たちが水たばこを吸ったり、ビールを飲んだりしながら話に花を咲かせている。

 男の子たちの遊びが気になった。機関銃のモデルガンで撃ち合う姿をよく目にした。ベイルートでは見かけなかった光景だ。

 日が暮れて旧市街の宿に戻ると、機関銃の音は前日より多くなっていた。時折、「ズドーン」という重たい音がとどろく。テレビのCNNのニュースが、ジャーナリストの山本美香さんがシリアの銃撃戦で死亡したと報じた。

 レバノンのニュースに切り替わり、トリポリ旧市街で武装した男たちが撃ち合う様子が流れた。ホテルの東約1キロの場所だ。女性キャスターが言った。

 「シリア内戦が波及し、トリポリ旧市街でもイスラム教の宗派間で抗争があり、少なくとも5人が死亡しました」【山衛守剛】=つづく

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20121025ddlk18070617000c.html
復興と銃声の国・レバノン:/6 旧市街東部、抗争現場へ 建物の壁、所々に弾痕 /福井
毎日新聞 2012年10月25日 地方版

 トリポリを離れ、ベイルートに戻ることにした。最後に、地元の人に「危ない」と引き留められた旧市街東部の抗争現場に向かった。人通りがなくなるまで歩こうと心に決めていた。

 意外に人の往来が多い。あちこちに反シリア派のレバノン政治家の肖像が掲げられ、緑、白、黒の3色帯の中央に赤い三つの星が並ぶシリアの旧国旗がはためく。シリアの反体制派が掲げる旗だ。

 建物の壁の所々に弾痕が残る。進むにつれて人影が減り、抗争現場の数百メートル手前で引き返した。

 バスの車内で出発を待っていると、屋根の開いたセダンが対向車線を飛ばして来る。2人の若い男が屋根から身を乗り出し、すれ違いざまに機関銃を「ダダダダダ」と空に向けて発砲した。目が合った隣席の男性は「やれやれ」というように肩をすくめた。【山衛守剛】=つづく


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