したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

7209チバQ:2014/01/04(土) 16:02:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140104/erp14010412000002-n1.htm
北極圏特集(1)露「極夜」の港町一躍脚光

2014.1.4 12:00 (1/5ページ)[資源]

12月、「極夜」の季節のつかの間の薄明に照らされ、ムルマンスク港と市街が姿を現わした
12月、「極夜」の季節のつかの間の薄明に照らされ、ムルマンスク港と市街が姿を現わした


 厚い氷で閉ざされてきた北極圏に世界が熱い視線を向けている。石油や天然ガスなどの資源開発を狙い、北極海を挟んで向かい合うロシアとカナダはそれぞれ北極点までの権益を主張し、中国も資源や北極海航路に強い関心を示している。かつて探検家のほかは寄せ付けなかった氷の世界は、航路の開拓が進めば、スエズ運河経由に代わる太平洋と大西洋を結ぶ大動脈としての役割を持つことになる。海氷面積の減少で現れるフロンティア(未開拓の地)によって、新たな世界の勢力図はどう描かれることになるのだろうか。





 北極圏での資源開発や航路の整備、さらに軍事的存在感の確保へと、政権の号令で最も活発な動きを見せている沿岸国がロシアだ。北極圏で数少ない不凍港を擁する北西部のムルマンスク市(人口約30万人)には、「北極の首都」「北極開発の戦略的拠点」を目指すとの熱い息吹が漂っていた。(ムルマンスク 遠藤良介、写真も)

 目抜き通りの街路樹を彩る電飾は、正午近くになっても灯(とも)り続ける。太陽が昇らず、午後の数時間だけ薄明が訪れる「極夜」のムルマンスク。ソ連時代には「極地手当」などの特典によって、自然環境の過酷なこの地に人々をつなぎ止めていた。人口流出や経済低迷といったソ連崩壊の“後遺症”は、いまだ完全には克服されていない。

 だが、ムルマンスク州のチュカビン第1副知事(54)は「今、私たちは北極に自らの将来を見ている」と力を込める。「北極海大陸棚の石油・天然ガスに関心が高まり、近年はロシアの大企業や合弁企業が次々とやってきた。関連産業の裾野も広く、採掘が本格化すれば地元経済への恩恵は大きい」

 ヤマル半島での液化天然ガス(LNG)事業は2016年の操業開始が有望視され、ペチョラ海のプリラズロムノエ油田でも近く産出が始まる予定だ。バレンツ海では、露国営石油が外資とともに探査事業へと動き出している。

 大陸棚開発の関係企業による団体「ムルマンシェリフ」のブーチ代表(49)は「当地には海運や造船のインフラが整っており、開発鉱区への資材やサービスの供給基地として飛躍する潜在力がある」と語る。

 海氷の減少で夏場の航行が比較的容易になった「北極海航路」にも、地元の期待は大きい。同航路の「西の玄関」にあたるムルマンスクは、貨物の積み替えなどの拠点港として、また航行船舶を先導する原子力砕氷船団の母港として発展する可能性があるためだ。

 原子力砕氷船を運航する国営企業「ロスアトムフロート」によると、北極海航路を完全横断した船舶は10年の4隻から11年に34隻、12年に46隻、13年に71隻と増加。プーチン大統領は同航路をスエズ運河経由に匹敵する「世界的な大動脈」に発展させるとの壮大な方針を打ち出している。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板