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国際政治・世界事情

4348チバQ:2012/05/20(日) 19:19:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120513-00000503-san-int
ロシア極東 止まらない有力議員の“追放劇” 
産経新聞 5月13日(日)9時27分配信

【海外事件簿】

 ロシア極東地方で有力議員の“追放劇”が相次いでいる。3月には知事が辞任に追い込まれたのに続き、4月末には議会議長が詐欺容疑で逮捕された。9月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催されるなど注目を集める極東だが、かねてから政界の深刻な汚職体質が指摘されている。7日にプーチン氏が大統領に返り咲き、政治体制の刷新が図られているロシアだが、極東でも体制刷新の荒療治が行われているようだ。(黒川信雄)

 「彼の行為が犯罪であったならば、彼が党にとどまることはない」。

 与党「統一ロシア」は4月末、ホームページにこのような声明を発表し、有罪となった議員を追放する姿勢を強調した。

 その矛先を向けられたのは、同党に所属するロシア・沿海地方議会議長のエブゲニー・オベチキン氏だ。インタファクス通信などによると、オベチキン氏をめぐっては4月28日、捜査当局が数時間にわたり同氏のオフィスを家宅捜査した。容疑は「巨額の詐欺」で、オベチキン氏が2008年に現地の建設関連企業の役員を務めていた際、少なくとも3800万ルーブル(約1億円)の石油関連製品を横領した疑いをかけられている。オベチキン氏は29日には外出を禁じられ、5月3日には自ら議長職の「自主的」な辞任を申し出たという。

 オベチキン氏は04年から07年まで同地方のセルゲイ・ダリキン前知事の下で副知事を務めており、ダリキン氏との関係が深いと報じられている。これまでにも報じたように、そのダリキン氏もまた、今年3月に知事を「自らの意志で」辞任している。同氏をめぐっては、かねてから汚職の噂が絶えなかった。

 極東は、経済成長が続く中国や、日本、韓国などとも近く、プーチン氏が「ロシアにとり巨大な戦略的意味」を有していると指摘する重要地域だ。ロシア政府は自ら財政面でのテコ入れを進めているが、プーチン新政権はアジア各国の投資を集め、同地域の発展を加速させたい狙いがあるといわれる。

 その阻害要因になると考えられるのが、プーチン氏も認識する極東の政財界の癒着構造の深刻さだ。モスクワからはるか数千キロ離れ、ソ連崩壊後の経済的な混乱が特に激しかった同地では、中央政府の監視が行き届かず、水産業などの利権をめぐる汚職体質がロシア国内でも特に深刻だと指摘されている。

 現地報道によると、地元議員の間では、「ダリキン氏が知事の職を去った今、中央政府による“(ダリキン氏に近い)人材の一掃”が行われる」(共産党のアレクセイ・コルニエンコ議員)などの見方が公然と語られているという。

 ダリキン・オベチキン両氏の政界からの追放は、極東地方の政界の体質を強行的に変えようとする中央政府の意図が働いているようにみえる。


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