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国際政治・世界事情

1592名無しさん:2010/09/12(日) 18:39:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20100912ddm007030091000c.html
ベルルスコーニ伊首相:窮地に 「腹心」下院議長離反/連立相手は解散要求も
 【ローマ藤原章生】08年春の発足以来、スキャンダルを除けば安定政権を維持してきたイタリアのベルルスコーニ首相が窮地に追い込まれている。腹心だった下院議長が「スターリン的な独裁政治」と首相を批判し新党設立に動き出し、これに反発する連立与党の党首が「すぐにも解散総選挙」と一時主張するなどしたためだ。イタリア版「トロイカ体制の崩壊」の事態収拾のため、首相は今月末にも、特別演説する。

 ベルルスコーニ政権は首相を筆頭に、フィーニ下院議長、極右「北部同盟」のボッシ党首の3人の調和で成り立ってきた。しかし、長年忠実だったフィーニ議長が今春、反ベルルスコーニ色を打ち出した。今月5日には政治集団「未来と自由」を旗揚げし「(ベルルスコーニが率いる与党連合)自由国民はもうない。踏み台に過ぎない」と語り、与党の分裂をにらんだ新党設立を目指す。

 630議席の下院で「フィーニ派」を公言するのは三十数人にすぎないが、議員、有権者の間で人気が落ち気味のベルルスコーニ首相が打開策を見いだせなければ、フィーニ派に寝返る与党議員は少なくない。

 フィーニ議長はこれまで、盗聴法案や裁判の簡易化、外国人取り締まり強化を急ぐ首相に従わず、穏健な姿勢を貫いた。左派野党に際立った指導者がいないのも議長の人気を後押ししてきた。

 一見、政策の違いが理由のようだが、首相以上の策略家と評されるフィーニ議長の離反は、今が「ベルルスコーニ追い落としの好機」であり、次の首相の座を狙うためとの見方は根強い。

 これに対し首相はボッシ党首とともに、ナポリターノ大統領に議長の罷免を求めようとしている。ボッシ党首は首相に歩調を合わせるが、「外国人排斥」「北部地域の自治拡大」を主張し人気が高まっており、「11月末に総選挙をし、フィーニたち左翼を消し去る」と語るなど、早期解散要求をちらつかせた。

 穏健な大統領が議長の罷免に動くことはなさそうで、このままいけば、議会の空転が続きそうな情勢だ。


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