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国際政治・世界事情

6622チバQ:2013/07/07(日) 12:43:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130706/mds13070620000008-n1.htm
【エジプト政変】
動けば“内戦”…動けぬ軍と同胞団
2013.7.6 19:54 (1/2ページ)

6日、エジプトの首都カイロで、装甲車の上に立つ兵士(ロイター)
 【カイロ=大内清】エジプトでモルシー前大統領派と暫定政権支持派の衝突が拡大の兆しを見せる中、「国民の分断阻止」を大義名分にクーデターを起こした軍は、露骨に前大統領派を排除することはできない状態にある。うかつに動けば“内戦”の引き金となる恐れもあるためだ。モルシー氏の出身母体のムスリム同胞団も、徹底抗戦を呼びかけながらも、組織崩壊につながりかねない軍との全面対決は避けようとする動きもあり、双方ともジレンマを抱えている。

 5日夜の首都カイロ中心部。前大統領派のデモ隊が国営テレビに近づいたのをきっかけに両派が激しくぶつかった現場では、上空の低い位置を軍のヘリが旋回し、事態の推移を見守った。眼下では火炎瓶や投石に交じって発砲音も響いたが、軍が装甲車両を派遣するなどして介入したのは、衝突がある程度、沈静化してからだった。

 軍や、その後ろ盾を受ける暫定政権側の本音は、同胞団など前大統領派に打撃を与えることにあるとみられる。だが、「国民に銃は向けない」(シーシー国防相)と約束し「同胞団も国の一部だ」(マンスール暫定大統領)とする以上、あからさまに前大統領派を標的とすることはできない。

 一方、全土で夜間外出禁止令や非常事態令を発すれば、前大統領派デモを解散させることも可能となる。しかし治安が極度に悪化しているわけではない現状でそうした動きに出た場合、軍事色が強まり、「クーデターではない」との対外的な主張の説得力が弱まる。

 逆に、社会不安の増大で騒乱状態が広がれば、一気に部隊を展開し事態の収拾に乗り出す可能性もある。

 同胞団のジレンマも深刻だ。カイロで5日夕、政変後初めて公に演説したバディーア団長は「モルシー氏が復権するまで座り込みを続ける」とする半面、一部の団員らが主張する広範なサボタージュ活動などは戒めた。「反社会的」とみなされれば、弾圧の口実になるとの懸念があるからだ。

 同胞団は当面、動員力を誇示することで、少しでも有利な形での生き残りに向け、軍との「取り引き」の糸口を探す考えとみられる。ただ、もともと現指導部は強硬派が主流で、弱腰をみせれば団員への押さえが利かなくなるとの心理も強い。同胞団幹部が「軍が引かなければ内戦になる」と恫喝(どうかつ)する中、ぎりぎりの神経戦が続いている。


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