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国際政治・世界事情

3997チバQ:2012/03/22(木) 22:28:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120320/erp12032021060009-n1.htm
劣勢のサルコジ氏が猛追 仏大統領選まで1カ月 
2012.3.20 21:05 (1/3ページ)

19日、フランス南部トゥールーズのユダヤ人学校前で演説するサルコジ大統領(中央)(ロイター=共同)
 【ベルリン=宮下日出男】フランス大統領選は19日、現職のサルコジ大統領(57)や最大野党、社会党候補のオランド前第1書記(57)ら計10人の立候補が正式に確定した。4月の第1回投票まで1カ月となり、世論調査ではこれまで劣勢だったサルコジ氏が激しく追い上げ、第1回投票の支持ではオランド氏を上回りはじめている。

5月の決選投票ではオランド氏が優位とされているものの、選挙の行方は混(こん)沌(とん)としてきた。

 サルコジ、オランド両氏以外の主要候補は極右、国民戦線の女性党首、マリーヌ・ルペン氏や中道、民主運動のバイル議長、共産党が支持する左派戦線のメランション氏、ヨーロッパエコロジー・緑の党のジョリ氏。

 18日に公表された世論調査では、第1回投票でのサルコジ氏への支持が27・5%に対し、オランド氏は27%。ルペン氏が17・5%と続く。決選投票ではオランド氏が54%で、46%のサルコジ氏に対し引き続き優位を保つ。だが、19日発表の別の調査でもサルコジ氏に「好感を持つ」との回答者が今年初めの30%から40%に増え、サルコジ氏の支持上昇は鮮明となってきた。

 ■激しさ増す舌戦

 「朝に『借金を減らす』といい、翌朝には『お金をもっと使う』という。大統領選で嘘はいけない」

 南東部リヨンで17日開かれた選挙集会。サルコジ氏は支持者8千人を前に、オランド氏が財政再建の公約に柔軟姿勢を示したことをするどく批判した。

 オランド氏も対抗し、同日出演したテレビでは「実績に頼ることができず、自暴自棄になっている」と5年間のサルコジ施政を痛烈に皮肉り、2人の舌戦は激しさを増している。

 移民2世でエリート主義を嫌うサルコジ氏は、テレビで国民に直接語りかける政治姿勢が持ち味。2月15日の出馬表明後、集会やメディアとのインタビューなどを精力的にこなし、これが猛追に功を奏している。

 オランド氏はエリート官僚を養成する国立行政学院(ENA)出身で、約10年間にわたり社会党を率い、調整力に定評がある。スクーターで仕事に通う庶民派でもある。

 だが、閣僚経験がないことなどもあり、大統領に選ばれた際の指導力には疑問がつきまとう。長年の党務の経験から「党官僚だ」との批判も上がる。

 ■シェンゲン離脱も

 債務危機で欧州経済の悪化が懸念される中、両候補とも雇用対策などに力を入れるが、その手法は、サルコジ氏が企業の競争力重視であるのに対し、オランド氏は社会党に伝統的な所得再配分に比重を置く。

 サルコジ氏はもともと、社会保障重視など国家の介入が伝統的に強いフランスの社会に米英型の自由競争を取り入れることを目指してきた。2007年の前回選挙で掲げたスローガンは「過去との決別」だ。

 任期中は激しい抗議デモにも屈せず年金受給開始年齢引き上げを実行した。だが、金融危機や欧州債務危機の対応に追われ、成果を評価する声は少ない。

 銀行や大企業への増税を掲げ、「金融界は敵」とも訴えるオランド氏には、経済界や金融界から懸念の声が上がる。オランド氏が打ち出した高額所得者への75%の課税は国民の支持を受けたが、富裕層の国外流出を招く恐れもある。

 また、サルコジ氏は不法移民対策強化のため、欧州の自由往来を定めたシェンゲン協定見直しを主張、ドイツ政府が不快感を示す一幕もあった。オランド氏は欧州連合(EU)の新財政協定を「幻想だ」と切り捨て、経済成長のための見直し論を一層強める。両者の戦いは欧州全体にも影響を与えかねない。


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