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国際政治・世界事情

2823チバQ:2011/07/21(木) 12:48:42
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_276208
シリア、宗派対立で緊張高まる―アラウィ派とスンニ派衝突
2011年 7月 20日 11:13 JST
 シリア第3の都市ホムスでは19日、銃声が鳴り響く武力衝突の中で事態は膠着状態に陥っている。これより先、アサド政権寄りのイスラム教少数派アラウィ派と多数派スンニ派との衝突をきっかけに治安部隊が武力弾圧に乗り出した。

 現地の反政府活動家によると、ホムスでは18日夜から19日明け方にかけて、少なくとも16人が射殺された。一部の情報によると、ホムス市内では16日以降、少なくとも40人が死亡した。多くの住民は、治安部隊とアサド政権支持派が攻撃していると非難しているが、一部については民間人の行動に原因があるとする向きもある。

 ボランティア関係者によれば、19日にはある病院で出動できる救急車がなくなったほか、医師の中には銃声がほぼ継続的に聞こえるために自宅から外出できない人もいるという。

 この関係者は「これはわれわれがずっと恐れていた最悪のシナリオの始まりだ。しかし、ホムスの衝突については突発的に発生したわけではない。政権によって挑発されたのだ」と語った。

 シリアの危機克服のための国際的な外交努力は暗礁に乗り上げているようだ。欧州連合(EU)は18日、デモ隊への攻撃に関与した者に対する追加的な制裁を検討する可能性を示したが、その時期については明らかにしなかった。また米国は先週、「アサド大統領は必要不可欠な存在ではない」と述べて同大統領に対する強硬姿勢を示したが、他方でクリントン国務長官は先週末、トルコで会合を開催している反体制活動家が「政府との平和的な協力の下」で民主主義への道を開けることを期待していると述べた。

 近年アサド大統領と最も親密な同盟国の一つであるトルコも、シリア政府に対する姿勢を硬化しており、一連の反体制派の会合の開催地となっている。しかし、弾圧に対する国際社会の反応は、リビアのカダフィ大佐に対する反応に比べると、ずっと弱いままだ。外交筋は、リビアに対する軍事介入がシリアでも実施される可能性は全くないと述べるのが常だ。トルコ、EU、それに米国は、アサド大統領が支配を継続する選択肢を残し続けている。それはカダフィ大佐に対する姿勢と対照的だ。

 外交筋は、シリア制裁強化への道は、ロシアが国連安保理で拒否権を発動する恐れがあるため、目先は閉ざされているようだと述べている。シリアの隣国で重要な貿易相手国でもあるトルコはこれまで、一方的なシリア制裁には反対している。

 民衆蜂起を受けて、シリアの多数派であるスンニ派はアサド政権に反旗を翻した。アサド一族はおおむね自ら属するアラウィ派など少数派から支持されている。アラウィ派はシーア派の分派で、シリアの人口の約10%を占める。


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