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国際政治・世界事情

4678チバQ:2012/07/01(日) 20:35:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120630/mds12063023470006-n1.htm
軍部が強大な権力、モルシー大統領就任で民政復帰のエジプト
2012.6.30 23:46 (1/2ページ)

30日、エジプト・カイロの最高憲法裁判所で就任宣誓するモルシ新大統領の国営テレビの映像(AP)
 【カイロ=大内清】昨年2月のムバラク政権崩壊後、初のエジプト大統領に当選した、国内最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のムハンマド・モルシー氏(60)が30日、首都カイロの最高憲法裁判所で宣誓し大統領に就任、暫定統治を担う軍最高評議会から行政権限の移譲を受けた。ただ軍部は強大な権力を有しており、エジプトの約1年4カ月ぶりの民政復帰は、新政権と軍部の緊張関係が続く中での限定的なものにとどまる。

 「選挙で選ばれたものが役割を果たせば、軍は国防に専念できる」。モルシー大統領は同日、就任後初となるカイロ大での演説でこう語り、最前列に座る軍トップのタンタウィ陸軍元帥に強烈な皮肉を浴びせた。また大統領はイスラエルの占領下にあるパレスチナや、シリアでの暴力停止を支援する考えを示した。

 モルシー氏は当初、慣例通り、議会での就任宣誓を主張した。しかし、先に議会を解散し立法権を掌握した軍部が首を縦に振らず、軍部が決めた憲法裁での宣誓を余儀なくされた。軍部としては、今後の新憲法制定プロセスでの綱引きもにらみ、力の差を見せつけた格好だが、モルシー氏も屈服はしないとの姿勢を鮮明にしている。

 就任前日の6月29日、モルシー氏は、カイロ中心部タハリール広場で、十数万人の市民の前で演説し、軍部に対抗していく上で不可欠な国民の支持を訴えた。

 モルシー氏が無事就任したことで、選挙後の混乱を懸念していた国民の多くからは安堵の声が漏れる。国際社会も、軍部が強権姿勢を保ちつつも、ひとまずは選挙結果を尊重したことを歓迎し民主化の推移を見守る姿勢を示してきた。

 しかし、新政権の対外姿勢についてはさっそく、懸念材料も飛び出している。

 モルシー氏は29日、1993年の米ニューヨーク世界貿易センタービル爆破事件に関与したとして終身刑判決を受け、米国で収監中のイスラム教指導者オマル・アブドルラフマン服役囚の釈放と身柄引き渡しを求めると明らかにした。

 同服役囚をめぐっては、かつての過激派組織「イスラム集団」などが米国に強く釈放を求めている。モルシー氏の母体の同胞団はこの問題で目立つ発言はしてこなかったが、モルシー氏がここにきて釈放要求に同調したことは、最大の同盟国である米国との関係に影を落とす可能性もある。


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