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国際政治・世界事情

6050チバQ:2013/04/04(木) 20:38:33
http://mainichi.jp/select/news/20130404ddm007030175000c.html
シリア:国家分裂の様相 内戦開始後最悪、3月の死者6000人
毎日新聞 2013年04月04日 東京朝刊

 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアで反体制派が支配地域を拡大している。3月に北部ラッカを攻略し、初めて主要都市を制圧した。一方、アサド政権は首都ダマスカス中心部や西部に強固な地盤がある。また北東部のクルド人勢力が独自に支配する地域も出てきた。首都ダマスカスや北部アレッポなど主要都市では激しい攻防が続き、3月の死者数が内戦開始後最悪となるなど内戦終結の兆しは見えず、国家分裂の様相さえ見せている。

 在英の反体制派組織「シリア人権観測所」によると、3月の死者数は6005人で、武力衝突が本格化した11年3月以降では最悪となった。3分の1は戦闘員以外の市民で、約300人が子供だという。観測所の統計で3月までの死者数は6万2554人に上るが、観測所のアブドルラフマン代表は「確認できない事例も含めれば約12万人と推定している」と述べた。

 都市部での攻防が激化した12年夏以降、死者数は増加の一途だ。郊外からダマスカスやアレッポに進撃する反体制派に対し、政府軍は空爆やミサイル攻撃で応酬。反体制派はサウジアラビアなどの支援で装備を強化しているとみられる。

 シリア国内外の複数の反体制活動家によると、ダマスカスでは政権側が中心部を掌握。アサド大統領と同じイスラム教アラウィ派が多い西部のラタキアやタルトスなども政権側が支配している。

 一方、大都市郊外では反体制派が支配地域を拡大し、都市部攻略の拠点としている。アレッポや中部ホムス、東部デリゾールなどでは政権側と反体制派が拮抗(きっこう)。都市部の攻防が内戦の行方を占うとみられている。

 反体制派には国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派も加わっている。米戦争研究所によるとイスラム勢力は支配地域でイスラム法の裁判機構を設置。反発する住民のデモも起きているという。

 イスラム勢力は、アフガニスタンなどで戦闘経験のある外国人兵士が多く戦闘の中心だ。だが反体制派の統一組織「シリア国民連合」とは目指す国家像が異なり、将来的な対立が懸念される。

 クルド人勢力も東部や北部の一部地域を支配している。隣接するイラクにはクルド人自治区があり、トルコ側にもクルド人が多い。トルコでは分離独立運動を続けてきたクルド労働者党(PKK)が3月に武装闘争停止を宣言したが、シリアでのクルド人支配拡大は周辺国を巻き込んだクルド国家建設の動きにつながる可能性もある。


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