したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

7192チバQ:2013/12/25(水) 22:32:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131225/mds13122519210011-n1.htm
首相VSイスラム団体 トルコ混迷 政権打撃避けられず
2013.12.25 19:19 (1/2ページ)
 閣僚の息子らが絡む大規模汚職事件が摘発されたトルコで、警察や司法に強い影響力を持つ国内最大のイスラム団体と、エルドアン首相の対立が深刻さを増してきた。25日には息子が訴追されている内相、経済相の閣僚2人が辞任するなど、捜査が進展すれば来年の地方選、大統領選に向けて政権への打撃は避けられない情勢だ。トルコの通貨リラが対ドルで急落するなど、影響は経済にも広がりつつある。(カイロ 大内清)

 トルコ警察が、建設事業をめぐる贈収賄事件の一斉摘発に乗り出したのは今月17日。事件では辞任した閣僚2人の息子を含む24人が訴追されている。エルドアン氏は摘発翌日の18日、「(捜査は)国家内国家をつくろうとする連中の汚い作戦だ」と述べた。

 首相が暗に非難したのがイスラム団体「ギュレン運動」だ。イスラムの価値観に基づく学校や予備校を多く運営し、その出身者を捜査・司法当局や財界に送り込んできたとされる。

 エルドアン氏側は、捜査に関わる警察幹部らを大量更迭する強権も発動。ギュレン運動などが捜査を通じて政権転覆を図っているとみて、排除に乗り出したとみられる。

 これに対し、組織を率いる米国在住のイスラム指導者、ギュレン師は21日の声明で、名指しは避けつつも「神の怒りを買うだろう」と、エルドアン氏の対応を批判した。

 摘発が行われる前の11月、エルドアン氏が教育改革の一環で予備校を規制する考えを表明。国内の予備校の約4分の1を運営するとされるギュレン運動が標的との見方が一般的で、対立にはこうした伏線があったとみられる。

 イスラム系与党、公正発展党(AKP)を率いるエルドアン氏は2003年の首相就任以降、世俗主義の「守護者」を自任する軍の政治的影響力をそぐことに力を注いできた。イスラムの価値観普及を目指すギュレン運動もそれに協力してきたとされる。

 その結果、軍をはじめとする世俗勢力が弱体化し、AKPは好調な経済を背景に政治基盤を強化した。こうした中でエルドアン氏がギュレン師と対立するのは、体制内に根を張るギュレン運動を自身への“脅威”とみなしているためだ。

 官・財界に強い影響力を持つギュレン運動を敵に回したことで、今後の政権運営が困難となる可能性もある。

     ◇

《ギュレン運動》トルコ東部エルズルム出身のイスラム指導者、フェトフッラー・ギュレン師(72)が率いる社会・教育団体。「ヒズメト(奉仕)」とも呼ばれる。トルコ国内や中央アジアを中心に活動を展開、ネットワークは100カ国以上に広がるとされる。トルコのイスラム国家化を志向しているなどとして危険視された同師は1999年、病気治療名目で米国に事実上、亡命した。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板