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国際政治・世界事情

7909チバQ:2014/05/02(金) 08:20:05
http://mainichi.jp/select/news/20140502k0000m030058000c.html

パキスタン:遠い和平…ビンラディン容疑者殺害3年

毎日新聞 2014年05月01日 20時15分


 【ニューデリー金子淳】国際テロ組織アルカイダの最高指導者ウサマ・ビンラディン容疑者が潜伏先のパキスタンで米軍特殊部隊に殺害されて2日で3年。だが、アルカイダとつながりが深い武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)などが依然として活動しており、和平の見通しは立たない。一部ではビンラディン容疑者を英雄視する勢力もあり、治安改善には時間がかかりそうだ。

 「ビンラディン容疑者の殺害で国内はいっそう不安定になった。我々には何の助けにもならない」。首都イスラマバードの織物店の男性店主(56)はこう語り、米国への不信をあらわにした。

 イスラマバードのマドラサ(イスラム教神学校)は約2カ月前、校内の図書館を「ウサマ・ビンラディン図書館」と名付けた。マドラサの聖職者アブドル・アジーズ師(53)は電話取材に「生徒たちは彼を殉教者と考えている。国内のマドラサではどこもそうだ」と語った。

 インドの民間シンクタンク「紛争管理研究所」の統計では、昨年のパキスタンのテロ事件の死者数は民間人だけで3001人に上り、10年前の約20倍となった。

 シャリフ政権はTTPとの和平を目指し、今年2月には双方の代表団による会合開催にこぎつけた。その後交渉は中断したものの、3月にはTTPが停戦を宣言。4月中旬には近く再開するとの観測も流れたが、その直後にTTPは一転して停戦破棄を発表。軍も4月下旬にTTPの拠点で空爆を行い、交渉再開は遠のいた。

 TTPが態度を二転三転させるのはなぜか。軍事アナリストのハッサン・アルカリ・リズビ氏は「時間稼ぎ」とみる。隣国アフガニスタンでは駐留外国軍が今年末までに任務を終了する。TTPは、それまでにパキスタン軍がTTPに対し大規模な掃討作戦を実施すると考えており、「交渉を引き延ばし攻撃を遅らせようとしている」という。

 ◇ウサマ・ビンラディン容疑者殺害事件◇

 2011年5月2日未明、米軍特殊部隊がパキスタン北部アボタバードの民家を急襲。潜伏していたビンラディン容疑者を射殺し、遺体をアラビア海に水葬した。パキスタン政府の独立調査委員会は昨年1月、「潜伏を許したのは軍と政府の無能と怠慢が原因」との報告書をまとめた。


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