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国際政治・世界事情

6484チバQ:2013/06/18(火) 20:04:36
http://mainichi.jp/select/news/20130618ddm007030133000c.html
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G8サミット:英国・北アイルランド、初の開催 「和解は可能」英発信 テロ恐れる住民、今も
毎日新聞 2013年06月18日 東京朝刊


言葉や絵が描かれた分離壁を見学する観光客=ベルファストで2013年6月16日
拡大写真 17日からの主要8カ国首脳会議(G8サミット)は英国で6回目の開催だが、北アイルランドでは初めてとなる。1960年代から約30年間、プロテスタント、カトリック双方住民による血みどろのテロがあった場所を開催地に選んだ裏には、紛争地の和解実現が可能であることをアピールしたい英政府の思いが込められている。【ベルファスト(北アイルランド)で小倉孝保】

 ベルファスト市内にあるカトリック政党シン・フェイン党本部。建物の壁に長髪男性の大きな肖像画が描かれていた。男性はボビー・サンズ氏。武装組織アイルランド共和軍(IRA)メンバーで、1981年に刑務所で対英ハンガーストライキを続けた末、27歳で亡くなった闘士だ。肖像画の横にはこう書かれていた。「復讐(ふくしゅう)が子供たちの笑顔につながる」

 しかし、壁にある激しい言葉とは違い、通りを行くのは、買い物袋を提げた主婦やジョギングをする男性などごく普通の人々だ。

 しばらく歩くと、あちこちに高さ2〜3メートルのコンクリート壁があるのに気付く。プロテスタント、カトリック双方の住民を分ける壁である。衝突を避ける目的で60年代後半以降、順次建設された。

 かつては双方の住民が混在する地域も多かったが、今ではほぼ別々に暮らしている。プロテスタント地区には英国旗(ユニオンジャック)、カトリック地区にはアイルランド国旗がはためいているため、どの地区に入ったかはすぐにわかる。

 98年の和平合意以降、住民が分離壁に言葉や絵を描くようになった。平和を祝い、地域の発展を願うものだ。壁を見に来る観光客も多い。近くに住むトレーニングジム職員、アラン・スミスさん(36)は「テロは過去のもので、G8サミットが開かれることは自分たちの誇り」と語る。

 しかし、スミスさんによると、双方に過激な思想を持ったグループが残り、住民の中にはテロを怖がっている人が少なくないという。カトリックの友人も多いプロテスタントのスミスさんは「IRAの行為をテロだと思うが、カトリックの友人はIRAを誇りにしている。この問題は議論できない」と複雑な心の内を吐露する。

 かつて造船やリネン産業で栄えた北アイルランドだが、テロの影響もあり、大きな雇用を生み出す産業はなくなった。

. キャメロン首相は北アイルランドでのG8サミットについて、「10年前には考えられなかったことだ。和平のショーケースになる。各国首脳にはどれだけ安全になったかを知ってほしい」と語り、投資を呼びかけている。

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 ■ことば

 ◇北アイルランド
 アイルランド島の北東部(6州)を指す。アイルランドは1801年、全土が英国に併合されたが、20世紀に入ると民族主義が高まった。武力闘争を経てアイルランドは1937年に正式に独立したが、プロテスタント住民の多い北アイルランドは英国にとどまった。

 北アイルランドでは60年ごろから英国への帰属継続を求めるプロテスタント系住民と反対するカトリック系住民が対立し、双方の武装組織によるテロと英国治安組織の武力弾圧が続き、犠牲者は3400人を超えた。98年に和平で合意し、双方住民による自治政府が発足した。

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