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国際政治・世界事情

5998チバQ:2013/03/27(水) 21:56:55
http://mainichi.jp/select/news/20130327k0000e030211000c.html
新ローマ法王:清貧の原点はスラム…通いつめ十数年
毎日新聞 2013年03月27日 12時14分(最終更新 03月27日 13時24分)


新ローマ法王がかつて通ったブエノスアイレス南部ビジャソルダティ地区=國枝すみれ撮影
拡大写真 他の枢機卿と一緒のバスに乗り、ホテルの宿泊費を自ら支払うなど選出早々、型破りの行動で注目を浴びるフランシスコ新ローマ法王(76)。そもそも、いかなる人物なのか。出身地のアルゼンチンを訪れた。【ブエノスアイレス國枝すみれ】

 新法王となったホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿はコンクラーベ(法王選挙会議)出席のためブエノスアイレスをたつ際、旅行かばんを手に「すぐ帰ってくるからね」と言い残した。自分が選ばれるとは思っていなかったのだ。仕事部屋のカギも携帯し、そのドアは閉まったままだ。

 大聖堂のすぐ横で他の神父たちと台所共有のアパートに暮らす。自室は一つでベッド、机、椅子、整理ダンスしかない。ブエノスアイレス大司教区で6年間部下だったフェデリコ・ワルス氏(32)は「本当に質素な方。自動車も携帯電話も持たず、新聞も靴下も自分で買う。いただいた贈り物は全て貧しい人にあげる。大好物のチョコレートぐらいは食べたかもしれませんが」と証言する。

 生家はブエノスアイレスの中産階級が住むフローレス地区に残る。4軒隣には11歳のころ「結婚したら赤い屋根の白い家に住もうね」とラブレターを書いた初恋の相手が今も暮らす。

 だが「貧しい者のための貧しい教会」を目指す法王の原点は、隣接するビジャソルダティ地区のスラム街にある。十数年間、電車と地下鉄を1時間乗り継ぎ、ふん尿の臭いが漂う道路を歩いて通い、ホームレスや不法外国移民の生活向上に尽力した。住民のスサナ・ビジャビセンシオさん(60)は「車で送るといっても断って歩いて帰られる。私の堅信式(入信の儀礼の一つ)も執り行ってくれた」と言う。97年に建てた礼拝堂の名称は「聖フランシスコ・アシス」。「必要なのは愛と平和だけ」と一切の所有を拒否した13世紀イタリア・アッシジの聖フランシスコにちなんだ。法王名にも選んだ聖人だ。ただし保守派として、貧困層のために武器を取る聖職者も出した「解放の神学」とは一線を画す。

 「枢機卿(カルデナル)」と呼ばれるのを嫌がる。あいさつは「神父(パドレ)と呼んでくれ」で始まり、「私のために祈ってください」で結ぶ。仲間の神父の誕生日には祝福の電話を入れ、南米で広く飲まれるマテ茶を信者と同じストローで回し飲みした。

 神父の性的虐待スキャンダル、バチカンの内紛……課題は山積している。小説「逆さの十字架」でカトリック教会の偽善を暴いた作家のマルコス・アギニス氏は「教会は大改革が必要なことを認識している」と言い、ベルゴリオ枢機卿が法王に選ばれたのは(1)欧州人でない(2)性的虐待問題が火を噴く北米大陸と無関係(3)アフリカの宗教と混在し過ぎたブラジルを除く(4)前法王と違って強いメッセージと存在感を出せる人物−−との観点からと分析。「人当たりは柔らかいが信念は強固。同性愛者の教会婚は認めないが、シビルユニオンと呼ばれる一定の法的保護は認めるだろう。妊娠中絶反対の立場は維持する一方、離婚、避妊、神父の妻帯は許す可能性がある」と推測する。

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