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国際政治・世界事情

7270チバQ:2014/01/14(火) 23:06:52
http://mainichi.jp/select/news/20140114k0000m020082000c.html
南欧国債:高まる人気…利回りに脚光、経済なお低迷
毎日新聞 2014年01月14日 08時30分


債務危機国の国債利回りの推移
拡大写真 【ロンドン坂井隆之】債務危機のため暴落に見舞われていた南欧などの国債に対し、投資家人気が急速に高まっている。欧州連合(EU)の金融支援から脱却したばかりのアイルランドや、まだ支援下にあるポルトガルの国債入札に、今年に入って投資家の応募が殺到。ギリシャやスペインなどの国債利回りも軒並み危機前の水準に低下(国債価格は上昇)した。市場安定化で暴落懸念が薄れ、逆に相対的な利回りの良さに光が当たっている形で、新興国から流出した資金の格好の行き場になっているようだ。

 アイルランドが7日実施した10年物国債の入札では、37億ユーロの募集に対し140億ユーロもの申し込みがあった。調達利回りは3.54%で、支援要請直前の2011年7月につけた14%の4分の1の好条件だった。ポルトガルが9日実施した5年物国債入札も、32億ユーロの募集に対し110億ユーロ以上の申し込みが集まり、支援が終了する今年後半以降の本格的な市場復帰に向けて大きく前進した。

 09〜12年の債務危機局面では、債務不履行や暴落懸念から南欧やアイルランド国債の買い手がつかず、10年物国債利回りはギリシャの39%(12年3月)を筆頭に軒並み急騰した。しかし12年7月に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が「ユーロを守るため何でもやる」と発言し、その後危機国の国債を無制限に買い支える措置を導入したことで空気は一変。景気底打ちも背景に利回り低下が進み、今年に入って下落が加速した。ギリシャ国債の利回りは7日に約3年半ぶりに8%を割り込み、ストゥルナラス財務相は8日の会見で「年後半に5年物国債発行を検討する」と意欲を示した。

 南欧諸国については、失業率や政府債務残高がなお過去最悪水準にとどまり、「勝利を宣言するのはまだ早い」(ドラギECB総裁)と楽観を戒める声も根強い。ただ、国際金融市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和縮小決定を受け、トルコ、タイ、インドネシアなど政情不安や経常赤字を抱える新興国からの資金流出が目立っており、「欧州への資金逆流は、世界経済の成長のけん引役が新興国から再び先進国に移っていることの象徴」(英大手銀)とも言えそうだ。


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