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国際政治・世界事情

3855チバQ:2012/02/18(土) 09:51:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120218-00000102-san-int
シリア危機、隣国に波及 レバノン不安定化の懸念
産経新聞 2月18日(土)7時55分配信

 ■親・反アサドの両派、対立鮮明化

 シリアで続くバッシャール・アサド政権と反体制派との戦闘をめぐり、レバノンでは各政治勢力に親アサド派と反アサド派との色分けが徐々に鮮明化し、対立が深まる恐れが強まっている。北部ではすでに散発的な衝突が発生。多様な宗教・宗派で成り立つ同国の勢力バランスが崩れ、情勢が不安定化する懸念もある。

 「シリアが民主国家になることは、レバノンにとっても喜ぶべきことだ」

 レバノンのハリリ前首相は14日、自身が党首を務めるイスラム教スンニ派中心の政党「未来潮流」の会合に寄せたビデオメッセージでこう述べ、シリアの在外反体制派組織「シリア国民評議会(SNC)」と連携していく考えを表明した。

 一方、シリアとの関係が深いシーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は7日の声明で「アサド政権は改革を約束しているのに反体制派が拒絶している」と反体制派を強く非難した。

 昨年3月にシリアで反政府デモが発生して以来、自国の不安定化を恐れるレバノンのミカティ首相は、アラブ連盟などによるアサド政権への圧力強化には慎重姿勢を示しつつも、同政権に極度には肩入れしない立場を取ってきた。同首相の後ろ盾であるヒズボラをはじめとする国内の各政治勢力も、表向きは同様だ。

 だが、国連によると、シリアからレバノンにはこれまでに6千人を超す避難民が流入。また同国北部は、反体制派住民が多いシリア西部ホムスに近く、最近は「反体制派への物資供給拠点」(反体制派活動家)になっているという。

 レバノンの軍事評論家エリアス・ハンナ氏は、同国北部の各勢力は「さまざまな形でシリアと関係を持っており、同国情勢と無関係ではいられない」と指摘、「親アサド」か「反アサド」かで立場を鮮明にせざるを得なくなり、さらに緊張が高まると予想する。

 今月10、11日には、北部の主要都市トリポリの市街地で、アサド大統領らシリア支配層に出身者が多い、シーア派の一派とされるアラウィ派の民兵と、スンニ派民兵とが交戦、少なくとも2人が死亡した。事件を受け、レバノン政府はトリポリ周辺に国軍を展開し、治安維持に努めている。しかし、同国では多くの政治勢力が民兵組織を抱えており、専門家からは「各勢力間の均衡が崩れれば、国軍では対立を抑えきれなくなるだろう」との指摘も出ている。


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