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国際政治・世界事情

4798チバQ:2012/07/27(金) 23:46:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120726-00000070-mai-int
<シリア>アサド政権、崩壊の兆し弱く…火力の差は圧倒的
毎日新聞 7月26日(木)19時50分配信

 【カイロ前田英司】内戦状態に陥ったシリアのアサド政権は、先の高官爆殺事件で動揺しながらも、首都ダマスカスでは反体制派を押し返し、崩壊の兆しは薄い。火力の差は圧倒的で反体制派が独力で政府軍を撃破するのは困難なうえ、「アサド後」を担う体制は見えず、政権(瓦解)の「誘い水」もないためだ。

 「もはやアサド政権は長続きしない」。アラブ連盟のアラビ事務局長は24日付の汎(はん)アラブ紙アルハヤトに断言した。しかし、時期について問われると「見通すことはできない」と言葉を濁した。

 アサド政権の基盤は大統領の出身母体で人口2000万人超の12%に過ぎないイスラム教アラウィ派。軍や政治の要職を占め、外交官の約6割はアラウィ派ともいわれる。

 しかし、18日にダマスカスで爆殺された政府高官4人のうち、アラウィ派は大統領の義兄シャウカト氏だけ。他の2人は国内多数派(人口の70%)のイスラム教スンニ派で、1人はキリスト教徒だ。個人間の関係に基づく登用が顕著だった大統領の父・故ハフェズ氏の政権と比べ、現政権は「官僚的な人事」(専門家)を実施、一口に「少数派支配」とは言い難いという。

 さらに、反体制派が一枚岩でない状態もアサド政権に有利に働く。7月に入り「大物」の離反が相次ぐが、政権との確執などがささやかれていた人物が多く、瓦解を促すような中核メンバーではない。最近離反したハリリ駐キプロス臨時代理大使はシャラ副大統領(スンニ派)のめいだが、副大統領は出身地の南部ダルアーでの市民弾圧に抗議して「自宅軟禁」されているとの報道もある。

 米カーネギー国際平和研究所中東センター(レバノン)のポール・サレム所長は「アサド政権の崩壊はまだ数カ月先かもしれない」と見る。所長によれば、これまでに政府軍から約25人の准将がトルコに逃げたが、軍全体の准将数は約1500人。アラウィ派が政権崩壊後の報復を恐れるだけでなく、スンニ派主導の反体制活動に他の少数派も乗り切れず、「エジプトで起きたような国全体のうねりにいまだ達しない」と現状を分析した。

 一方、ヨルダン大学戦略研究所のムーサ・シュティウィ所長は「アサド政権は確かに揺らいでいるが、代替勢力もいない。国家を崩壊させないためにも早急に政治的な解決策を見つけることが必要だ」と解説した。


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