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国際政治・世界事情

1571チバQ:2010/08/23(月) 13:37:41
http://mainichi.jp/select/world/news/20100823k0000e030021000c.html
ベルギー・オランダ:「内閣不在」2カ月 連立協議長引き
 【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU、加盟27カ国)の古参、ベルギーとオランダで6月の総選挙以来、新政権発足に向けた連立協議が長引き、事実上の「内閣不在状態」が2カ月以上続いている。北部オランダ語圏と南部フランス語圏が対立するベルギーでは国家予算の分配を巡り南北間の調整が難航中だ。オランダでは中道右派の連立政権発足に向け、極右政党の閣外協力の是非が焦点に浮上している。

 ベルギーで連立協議をけん引しているのは総選挙で勝利したフランス語圏社会党のディ・ルポ党首(59)。オランダ語圏の分離・独立を掲げる民族主義派政党・新フラームス同盟が躍進した総選挙結果を踏まえ、各党党首との協議で両言語圏の権限を大幅に強化する構想を提示した。

 構想によれば、福祉、税制、司法などの政策権限が連邦政府から両言語圏に移譲され、国家予算の言語圏政府への割り当ては現在の39%から49%に拡大する。これに対し、新フラームス同盟のデ・ウェーフェル党首(39)らオランダ語系政党は(1)社会保障費負担などを通じてオランダ語圏からフランス語圏への「持ち出し」となっている財政不均衡の是正(2)首都ブリュッセルに対するオランダ語圏の影響力強化−−を求め、フランス語系政党の反発を招いている。

 一方、オランダでは自由民主党、キリスト教民主勢力の中道右派2党と極右政党・自由党の3党首が7月末、「中道右派2党の少数連立政権を作り、自由党が閣外協力で政権を支える」方針で合意、連立協議を開始した。首相候補は、財政再建策の一環としてEUへの拠出金半減を公約に掲げた自由民主党のルッテ党首(43)。

 オランダで少数内閣ができれば第二次大戦後初めて。しかし、21日付オランダ紙トラウによると、イスラム系移民の排斥を主張する自由党の閣外協力にキリスト教民主勢力の2議員が反対しており、連立政権の発足に黄信号がともる可能性があるという。

 両国では今回に限らず、近年、総選挙後の連立協議の長期化が恒例となっている。背景には「EUの強大化に伴い、加盟国中央政府の役割が相対的に低下している」(外交筋)事情がある。このため、ベルギーでは南北両言語圏の発言力が強まり、オランダではEUから距離を置こうとする政治的な動きが広がっている。


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