したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

1206チバQ:2010/02/28(日) 20:31:59
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100228/mds1002280056000-n1.htm
出馬は「衝突の防止」に エジプト大統領選でエルバラダイ氏
2010.2.28 00:44

インタビューに答えるエルバラダイ氏=27日(ロイター) ノーベル平和賞受賞者で、昨年11月まで国際原子力機関(IAEA)事務局長を務めたエルバラダイ氏(67)は首都カイロで27日、AP通信などのインタビューに答え、同氏が検討するエジプト大統領選への出馬などは「民衆と政府との衝突防止につながる」との見方を示した。

 エジプトではムバラク大統領の独裁的な体制が28年余り続いており、民主化を求める市民らがエルバラダイ氏に出馬を求める運動を展開。同氏は「エジプトに変化が訪れるのは避けられない」と述べた。

 大統領選ではムバラク氏の次男ガマル氏の出馬が取りざたされている。憲法は独立候補の出馬にさまざまな制限を設けており、エルバラダイ氏の出馬は困難。同氏は昨年12月、民主的な選挙が行われることが出馬の条件だと表明している。(共同)

1207チバQ:2010/03/02(火) 12:15:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100301-00000004-cnn-int
スペイン反政府組織の最高幹部、フランスで逮捕
3月1日11時48分配信 CNN.co.jp

マドリード(CNN) スペイン内務省によると、同国の反政府武装組織「バスク祖国と自由(ETA)」の最高幹部とみられる人物が2月28日、フランス北部ノルマンディーで逮捕された。

発表によると、逮捕されたのは、警官殺害などの容疑で手配されていたイボン・ゴゲアスコエチェア容疑者(54)。フランス警察が、偽造文書を使って賃貸されていたとみられる民家を捜索した。同容疑者と同時に、ETAのメンバーで2008年に北部ナバーラ自治州の大学で起きた爆弾テロなどの容疑者(26)、アスナール元首相暗殺未遂事件の容疑者(55)を逮捕し、銃3丁や少量の爆発物、コンピューターなどを押収した。

ETAは1959年に設立。北部バスク地方の分離独立を主張して武力闘争を展開している。フランスは長年、ETAの拠点とされてきたが、警察はスペイン側との協力で取り締まり強化を進めている。これを受け、ETAは最近、拠点をポルトガルにも広げつつあるとみられる。

スペインのルバルカバ内相はマドリードでのテレビ会見で、「今年に入って2カ月のうちに、国内やフランス、ポルトガルでETAのメンバー32人が逮捕された」と述べた。内相は一方で、ETAの軍事部門トップとみられる人物が逮捕されたのは、2008年5月以来、これで5回目だと指摘。ETAはそのたびに別の人物をトップに据えてきたと述べ、「攻撃の危険性がなくなったわけではない。警戒を緩めるわけにはいかない」と強調した。 最終更新:3月1日12時9分

1208チバQ:2010/03/02(火) 12:21:04
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100301/erp1003011803003-n1.htm
伊で与党の知事候補が大失態 出馬届け出間に合わず
2010.3.1 18:03
 3月末のイタリア統一地方選で行われるラツィオ州(州都ローマ)知事選に出馬予定だった与党の中道右派、自由国民のポルベリーニ候補が、届け出に必要な書類を期限内に選挙管理委員会に提出できず、不出馬の危機に立たされている。締め切り直前に提出しようとし、ぎりぎりで間に合わなかったという。

 イタリア主要メディアが1日までに伝えた。統一地方選は、2008年4月の総選挙で勝利したベルルスコーニ首相の任期半ばの信任投票とされ、特にローマを抱える同州は重要選挙区とされていただけに、与党側の「大ぽか」に選挙関係者もあきれている。

 ポルベリーニ氏は最大野党の中道左派、民主党のボニーノ候補と女性同士の一騎打ちを演じる予定だった。支持率の差はわずかだったが、不出馬が決まれば事実上、ボニーノ氏の不戦勝となる。(共同)

1209チバQ:2010/03/02(火) 21:25:17
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100302/erp1003022103010-n1.htm
英総選挙、保守党と労働党の差2ポイントに縮まりポンド急落 (1/2ページ)
2010.3.2 21:03
 【ロンドン=木村正人】英紙サンデー・タイムズ(2月28日付)の世論調査で英与党・労働党が最大野党・保守党を政党支持率で2ポイント差まで追い上げ、単独で過半数に届かないものの政権を維持する可能性もあると報じられたため、英通貨ポンドが急落した。「小さな政府」路線の保守党に政権交代せずに労働党政権がこのまま続けば、財政赤字削減はそれほど進まない−との思惑が働いているためだ。

 同紙によると、政党支持率は保守党37%▽労働党35%▽自由民主党17%。議席数に置き換えると、現在の選挙区割が労働党に有利なため、同党が単独では過半数を取れないものの野党第2党・自由民主党との協力も視野に入れ政権を維持する可能性が出てきたと同紙は予測した。

 一時は労働党を28ポイントも引き離し、楽勝ムードさえ漂っていた保守党だが、総選挙が5月6日に行われる見通しが強まるにつれ、有権者から改めて厳しい目が注がれているようだ。

 金融・経済危機でブラウン政権が財政赤字を急激に膨らませたことを受け、キャメロン保守党党首は「財政赤字削減」を最優先課題に掲げる一方で、国家医療制度の拡充、法人税・相続税減税を唱え、政策を絞り込めなかった。これが有権者に保守党の政権担当能力を疑わせる結果につながっていると2日付の英紙フィナンシャル・タイムズは社説で分析している。

 保守党は単独で過半数を確保できない場合も想定して選挙戦略の練り直しを急いでいるが、ギリシャなど南欧諸国の債務不履行リスクにおびえる為替市場も大きく動揺した。保守党と労働党の差が7〜9ポイント開いていた2月1日のポンド相場は1ポンド=1・59ドルだったのに対し、2ポイントに縮まった今月1日には1・49ドルまで急落した。

 キャメロン党首は保守党が政権を取れば即座に財政再建に着手する考えを示していたのに対し、ブラウン首相は景気回復と経済成長を優先させ、時期をみて財政赤字削減に取り組む方針だ。労働党の少数政権になった場合、財政赤字削減は進まないとの観測からポンド売りが加速したようだ。

 保守党に400万ポンド(5億3300万円)以上献金し、接戦選挙区のテコ入れを図るアシュクロフト同党上院議員が海外の租税回避地を利用して英国に納税していなかったことも判明するなど、このところ保守党への逆風が強まっている。

1210チバQ:2010/03/02(火) 21:25:45
http://mainichi.jp/select/world/news/20100303k0000m030077000c.html
スーダン:バシル大統領が南部で選挙演説
 【ジュバ(スーダン南部)高尾具成】4月のスーダン大統領選を前に、現職のバシル大統領は1日、南部の主要都市ジュバに入り、サッカー場で選挙演説を行った。ジュバは、北部の政府と長年南北内戦を戦い、05年に包括和平合意した「スーダン人民解放軍」(SPLA)の牙城。南部では分離独立の機運も高まるが、この日は、SPLAトップがジュバ空港でバシル氏を出迎えるなど、南北の和平ムードを演出した。

 バシル氏の選挙集会には約1万人が参加。スーダン国旗と、SPLAの政治組織が運営する南部スーダン自治政府の旗の両方が振られた。バシル氏は、来年1月にも行われる南部の分離独立を問う住民投票にも言及。「指導者を選ぶ権利も独立への住民投票も、すべて市民に委ねられたものだ」と述べ、公正に行われると強調した。

 200万人以上が死亡した南北間の内戦は、05年1月の和平合意で収束。同合意で南部自治政府が成立し、大統領選や南部の独立を問う住民投票の実施が定められた。

1211チバQ:2010/03/03(水) 23:22:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20100303dde007030051000c.html
タジキスタン下院選:与党が53議席 勝利宣言
 【モスクワ大木俊治】旧ソ連・中央アジアのタジキスタンで2月28日、任期満了に伴う下院選挙が行われた。インタファクス通信によると、同国中央選管は2日、暫定集計の結果、全63議席のうちラフモン大統領(57)の与党「人民民主党」が53議席を獲得し、勝利したと発表した。中央アジア諸国で唯一国会に議席を持つイスラム系の野党「イスラム復興党」も現状の2議席を確保した。

 下院は41議席を小選挙区制、22議席を比例代表制で選出。両党のほか共産党など3党が計7議席を獲得し、1選挙区が決選投票に進んだ。

毎日新聞 2010年3月3日 東京夕刊

1212チバQ:2010/03/05(金) 12:10:58
http://mainichi.jp/select/world/news/20100305ddm007030094000c.html
オランダ:地方選、極右政党が躍進
 【ブリュッセル福島良典】オランダの394市町村で3日、地方選が実施された。地元メディアによると、イスラム移民の排斥を掲げる極右政党「自由党」が、候補を擁立した2都市で大躍進した。6月の総選挙の前哨戦とみなされていただけに、国政選挙への影響が予想される。

 地元メディアが伝えた中間開票速報によると、自由党は首都アムステルダムの東約20キロにあるアルメールで、主要政党を上回る得票率22%を獲得、第1党に躍進している。また、政治の中心都市である西部ハーグでは19%の得票率で、中道左派・労働党に次ぐ第2党の位置に付けている。

 経済危機に伴う社会の閉塞(へいそく)感を背景に、自由党は移民流入などに反対する人々の不満を吸収する形で支持を拡大している。

 オランダでは、バルケネンデ首相率いる連立政権が2月20日に崩壊。総選挙が6月9日に実施される。自由党のヘルト・ウィルダース党首は「6月9日にオランダ最大の政党になる」と宣言した。

1213チバQ:2010/03/05(金) 12:56:25
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010030502000064.html
チリ 政界の“断層”も露呈 大地震 対応めぐり左右対立
2010年3月5日 朝刊

 【サンティアゴ=嶋田昭浩】チリのバチェレ大統領は三日、テレビ演説やラジオ番組を通じて、大地震で対応の遅れを批判された政府の取り組みを必死に擁護した。中道右派のピニェラ次期大統領の就任が十一日に迫り、自身が代表してきた左派政権の「遺産」を無傷のまま守ろうとする思惑がうかがえ、左右対立激化の兆候ともいえる。米紙は「大地震はチリ政治の断層線を露呈させた」と指摘。チリの今後の不安定化を予測する識者らの見方を伝えている。

 バチェレ大統領は、テレビで「十分な食料や燃料がある。だから冷静でなければならない」と国民に買いだめ自制を呼びかけた後、ラジオで「自信を持ってほしい。チリは再び自分の足で立とうとしている」と訴えた。

 一九九〇年のピノチェト軍政の終結以来、チリの左派政権は、過激なイデオロギー闘争の影響を受けず、左右双方の政治思想からアイデアを借りて、現実路線を推進。バチェレ大統領も、二〇〇八年の金融危機を巧みに乗り切り、70%超の支持率を維持。一月の大統領選決選投票で勝利したピニェラ氏も、現政権の政策を否定しない姿勢を示していた。

 ところが、地震後、国際社会に救援を求めるのが遅れたなどとして、現政権への批判が強まった。被災地への軍の出動を歓迎する動きもあって、軍政下で辛酸をなめたチリ社会の右傾化を指摘する声が聞かれる。

 四日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「チリの政治風景は変わり、二十年続いた安定から二極化の争いに陥る恐れのある“断層線”をさらけだした」とする識者らの見解を紹介。「地震が(今回の)政権移行を複雑にさせた」と強調している。

1214名無しさん:2010/03/05(金) 12:57:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010030402000057.html
支援遅れ いら立つ チリ大地震 死者800人
2010年3月4日 朝刊

 【サンティアゴ=嶋田昭浩】チリ大地震の被災地は三日、先月二十七日未明(日本時間同日午後)の地震発生から五日目を迎えた。チリ国家非常事態庁の発表では死者は約八百人に達し、行方不明者の懸命な捜索活動が続けられている。

 震源地から南西約百十五キロにある中部の主要都市コンセプシオンからの報道によると、同市内だけで今も百〜五百人が行方不明となっている。

 国際支援による救助活動も進み、捜索範囲は同市から震源地により近いコンスティトゥシオンへと拡大した。

 ただ、負傷者の生存率が著しく下がるとされる発生から七十二時間はすでに経過しており、救助隊も焦りを募らせている。

 アルゼンチンやブラジルなど南米諸国から食料や医療品などの支援物資が、首都サンティアゴに続々と到着しているが、道路が遮断された被災地では、支援の遅れに住民のいら立ちが高まる。

 バチェレ大統領らは「道や橋のない場所が多く、最善を尽くしている」と釈明するが、地元各紙は地震発生当初に被害状況を見誤った政府の判断ミスだと非難している。

 治安部隊一万四千人の増強で略奪行為は収まりつつあるが、午後六時から翌日正午までの十八時間の外出禁止令は発令されたまま。夜間には銃声が散発的に鳴り響き、被災者は鉄パイプや銃で武装したまま避難生活を強いられている。

1215チバQ:2010/03/06(土) 12:03:19
http://mainichi.jp/select/world/globaleye/news/20100306ddm004070166000c.html
イラン大統領夫人の接待 多様な力学、式典に反映=西川恵
 イランのアフマディネジャド大統領夫人のアザムアルサダート・ファラヒさんが公的な場に出たことを聞いたことがない。保守派の大統領は「女性は公的行事に参加すべきでない」というイスラムの戒律を守っているのだろうと思っていた。しかし革命記念日(2月11日)の式典で、各国大使夫人たちをもてなしたことを最近知った。

 イラン政府は例年、革命記念日のナショナルデーには、テヘラン駐在の各国大使を招いて式典を催してきた。長いこと男だけの世界だったが、97年に改革派のハタミ大統領になってから大使夫妻をカップルで招くようになった。

 しかしアフマディネジャド大統領になって再び大使だけに戻っていた。ところが今年は大使夫妻を招いたのだ。その政治的意図を忖度(そんたく)すると興味深い。

 国内では昨年の大統領選挙以来、反大統領派のデモが断続的に起きていて、権威が落ちている。対外的には核開発問題で国際社会との確執が高まっている。内外に向けてソフトで柔軟なイメージを打ち出す狙いがあったのではないだろうか。

 テヘラン市内の国際会議場で開かれた式典では、各国大使夫妻は入り口のところで男女に分かれ、それぞれ広間に案内された。大使らは男同士でソフトドリンクで歓談し、夫人たちはアザムアルサダート大統領夫人のもてなしを受け、通訳を介して言葉を交わした。

 しばらくして大使らはホールに移り、大統領演説を聞いた。ペルシャ語の演説は同時通訳のレシーバーで英語に翻訳された。一方の夫人たちは女性たちだけで、広間のモニター映像で大統領演説を視聴したのである。

 大統領演説の後、各国大使は1人ずつ別室に招き入れられ、大統領と短時間、言葉を交わす機会を与えられた。

 城田安紀夫・日本大使は「時間が限られていますから、祝意を述べ、用意したインパクトある言葉を伝えました」と語る。核問題で日本が米欧とイランの間に立ち解決に努力する用意があることを伝えたことは想像に難くない。式典が終わると、大使らは再び夫人と合流し、帰途に就いた。

 ハタミ前大統領時代、大使夫妻は同じホールに集まって大統領演説を聞いた。アフマディネジャド大統領は大使夫妻を完全に分け、「不特定多数の男女は席を同じくしない」との一線を守った。これは保守派の批判を念頭においたからではないか。内外を含め、さまざまな力関係を考慮に入れねばならない苦心の跡が、式典の取り運びに表れている。(専門編集委員)

1216チバQ:2010/03/06(土) 18:02:13
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100302k0000m050088000c.html
ソチ五輪:インフラ建設、人権問題、周辺情勢…課題は山積

閉会式で聖火の周りに浮き上がった4年後のソチ五輪のロゴ=カナダ・バンクーバーのBCプレースで2010年2月28日、石井諭撮影 次回2014年の冬季五輪は、ロシア南部の避暑地ソチで開かれる。大会五輪組織委員会は「新しいロシアを世界に紹介する機会」(チェルニシェンコ会長)と強調するが、インフラ建設、人権問題、不安定な周辺情勢と課題は山積。今後、五輪開催へ向けた取り組みが本格化する中で、さまざまな問題が露呈する可能性もある。

 組織委員会はバンクーバー五輪期間中、選手村近くに「ロシアの館」と名付けたパビリオン会場を開設。ソチの文化紹介や次回五輪の会場模型を展示したほか、フィギュアスケート男子の銀メダリスト、エフゲニー・プルシェンコを次回五輪の「親善大使」に指名して、アピールに努めた。

 組織委では競技施設について「ゼロから始める画期的な試み」と自賛する。市街地にメーン会場やスケート競技場をすべて新設するほか、近隣のスキー会場も既存施設を大幅に拡張。競技施設の建設予定費は2060億ルーブル(約6100億円)を見積もっているが超過しそうな状況だ。一方で07年7月の五輪招致成功時は好景気が続いていたが、翌年秋に世界的な金融危機に見舞われて以降、民間からの投資が先細りになっている。

 また、ソチ市内の施設建設に関連しては、以前から地域住民が、強制退去させられる恐れに言及していた。モスクワで活動する人権団体関係者は、強制退去の問題が深刻化していると指摘し、「国際社会がこの問題を認知すれば、政治問題化するだろう」との見方を示す。

 開発を担当する財閥「インテルロス」は、13年初頭までに全施設を完成させ、1年間の試験期間を設ける方針。競技的な最初の「テスト大会」は、来年初頭に開催するスキーの欧州選手権になる。

 ソチのあるクラスノダール地方は、グルジアとの国境に位置しており、08年8月に起きた「グルジア紛争」以来、軍事的な緊張は緩んでいない。同地方を含めロシア最南部の一帯では、政府の治安当局と反政府組織の武力衝突が続いており、五輪開催における治安面の不安を指摘する声も少なくない。【大前仁】

1217チバQ:2010/03/06(土) 20:16:51
B級ニュースか?
http://www.asahi.com/international/update/0305/TKY201003050259.html
「天気予報はずしたら処罰」 ロシア大臣発言で論争2010年3月5日14時33分


 【モスクワ=副島英樹】天気予報をはずしたら処罰――。自然災害などへの対応を所管するロシア緊急事態省のショイグ大臣が3日、上院での活動報告で「予報が間違ったら責任を取る必要がある」と発言、気象庁のビリファンド長官が「罰金も刑務所も予報の不正確さは防げない」と反論する事態になっている。

 イタル・タス通信によると、ショイグ氏は「緊急活動は空でも海でも正確な予報にかかっている。商品を売って金をもらうなら商品の質には責任を持つものだ」とも述べた。これに対しビリファンド氏は翌4日、「絶対的に正確な予報など100万年後でもないだろう。処罰などしたら天気予報士のなり手がなくなってしまう」などと反論した。

 ショイグ氏は2004年、春の増水の際に天気予報の誤りで十分な対策がとれずに批判を浴び、その時も気象予報士に罰金を科す提案をした経緯がある。気象予報に深い「遺恨」があるようだ。

1218チバQ:2010/03/06(土) 23:11:53
http://mainichi.jp/select/world/news/20100307k0000m030036000c.html
女性議員:ルワンダ56%で世界1位、日本11%で97位
 【ジュネーブ伊藤智永】世界151カ国の国会議員らでつくる列国議会同盟(本部・ジュネーブ)は8日の「国際女性の日」に合わせ、今年1月末現在での世界187カ国議会(下院)における女性議員の割合ランキングをまとめた。

 上位は、(1)ルワンダ(56.3%)(2)スウェーデン(46.4%)(3)南アフリカ(44.5%)。日本(衆院)は11.3%で97位。「小沢ガールズ」の登場で昨年同時期より増えたが、各国平均の18.8%をかなり下回った。

 各国平均は1995年の11.3%から、15年間で年0.5ポイントの割合で増加。これは男女に差が出ないようあらかじめ議席比を決めておくクオータ制の効果が大きく、列国議会同盟は「女性進出増加のための唯一の対策だ」としている。

 制度発祥の国はノルウェーで、北欧から欧州全域に広がった。女性議員の割合が高い今年の上位15カ国のうち、クオータ制を採用していないのは3カ国だけ。ルワンダは大虐殺による動乱の後、国連の指導で憲法に「女性議員を全体の30%以上とする」クオータ制を規定。南アフリカも民主化と同時にクオータ制を導入している。

 ただし、比例代表制の国では80%が採用しているのに対し、小選挙区制の国の導入率は25%で、選挙制度による差が大きい。

1219名無しさん:2010/03/07(日) 04:03:52
>>1218
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/3679
こういう記事が普通に書かれてしまうあたり、日本ではまだまだ世界平均値ですら程遠いのかな。

1220チバQ:2010/03/07(日) 10:37:48
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100307/mds1003070237001-n1.htm
【土・日曜日に書く】中東支局長・村上大介 ナイルに民主化の風は吹くのか
2010.3.7 02:36
 ◆エルバラダイ氏に注目

 最近、政府系を除くエジプト紙の1面に、連日、写真付きで登場している人物がいる。

 眼鏡にちょび髭(ひげ)。どことなく愛嬌(あいきょう)のある顔つきのエジプト人、ムハンマド・エルバラダイ氏(67)だ。国際原子力機関(IAEA)事務局長として、イランの核開発問題をめぐるニュースなどで頻繁に登場し、日本でも聞き覚えのある人は多いはずだ。

 そのエルバラダイ氏が昨年11月末、IAEA事務局長を退任、その直後、2011年秋に予定される次のエジプト大統領選挙への立候補の可能性について唐突に言及した。先月、帰国するや、早速、民主化活動家や野党関係者らと会い、市民運動「変革のための国民協会」の結成を発表している。

 1981年から続くムバラク大統領(81)の長期政権に対して、民主化を求めて挑戦する姿勢を鮮明にしたのである。

 エルバラダイ氏は、70年代末までエジプト外務省に勤務。84年に上級スタッフとしてIAEA入りし、97年に事務局長に就任した。92〜96年に国連事務総長を務めたエジプト人、ブトロス・ガリ氏ほどではないにしても、国際公務員の頂点を極め、事務局長在任中の2005年には「原子力の軍事利用を防止し安全な平和利用に努力した」として、IAEAとともにノーベル平和賞を受賞している。

 国際機関のトップに上り詰めるには、通常、出身国政府の後押しが不可欠である。だから、エルバラダイ氏は反ムバラク派として知られていたわけではなかった。それだけに、同氏がエジプトの政治改革に取り組む意欲を見せたことの衝撃は大きかった。

 ◆05年から水面下で検討

 ただ、エルバラダイ氏は昨年12月に大統領選出馬に触れた際に、「民主的で公正な選挙」と「国際的な選挙監視」という2つの条件を付けた。現実には出馬の可能性はないことを知りつつ、一応、要求してみせたとも受け取れるような条件である。

 しかも、政権側は05、07年の2回にわたり憲法を改正し、(1)国会に議席を持つ政党の幹部を1年以上、務める(2)無所属候補の場合、人民議会(国会)や地方議員250人の推薦署名を集めなければならない−と、立候補要件を一段と厳しくし、「判事による選挙監視」を定めた条項も削除してしまった。政権側がエルバラダイ氏の要求に応じるわけがない。

 では、同氏は自らの国際的知名度を頼りに、「民主化の闘士」を演じ、風向きが悪くなったら、さっさと退散する腹づもりなのか。

 「変革のための国民協会」でメディア戦略を担当することになった詩人、アブドルラヒーム・ユーセフ氏は、筆者のこうした質問に対し、一部の民主化活動家がエルバラダイ氏に目をつけたのは、ムバラク大統領が5選を果たし、エルバラダイ氏がノーベル平和賞を受賞した05年にさかのぼり、それ以来、水面下で同氏と接触を続けてきたことを明かした。

 そして、ユーセフ氏は「立候補制限を課している憲法条項の改正を求めて草の根運動を展開してゆく。あくまでもエルバラダイ氏を現実に立候補させるのが目標だ」と、真顔で強調した。

 ◆体制の壁に強まる閉塞感

 もちろん、軍や秘密警察などの治安組織を完全に支配下に置き、議会も事実上、与党・国民民主党(NDP)の一党でコントロールするムバラク体制の「壁」が、簡単に崩れるわけがない。ただ、エルバラダイ氏の登場は、民主化という観点からは、停滞を続けてきたエジプト政治に予測困難な要素を付け加えたことは確かだ。

 なぜなら、すでに5期を務めたムバラク大統領が次期大統領選を迎えるのは83歳。ただ一人、後継候補として巷(ちまた)で名前が挙がっているのが、大統領の次男、ガマール氏(46)だけ、という状況であり、穏健で保守的な国民性のエジプト人たちも閉塞(へいそく)感を強めている。そうした空気は今、ひしひしと感じ取れるのである。

 エジプトの民主化運動は04〜05年ごろ、ガマール氏への“権力世襲”の観測が出たのを契機に燃え上がった。その後、運動は具体的な焦点を失い、体制側に押し戻された感もあったが、エルバラダイ氏という核を得て、再び勢いを盛り返しつつある。

 穏健アラブ大国のエジプトが、後継者問題や民主化問題で軟着陸に失敗し、混乱に陥れば、その余波は中東だけでなく、米欧や日本にも及び、中東政策の支柱のひとつを失うことになろう。エルバラダイ氏の投げかけた波紋がどこまで広がるか予測は難しい。だが、来秋の大統領選までの約1年半、ナイルにわたり始めたようにみえる新しい風から目が離せないことだけは確かだろう。(むらかみ だいすけ)

1221チバQ:2010/03/07(日) 10:42:50
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100215ddm001010046000c.html
読む政治:ハイチPKO(その1) 防衛省、異例の主導
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 「国連からハイチPKOの増派要請が来ている。そっちでまとめてくれ」。1月22日午後、国会内の衆院第1委員室。審議が始まる直前、北沢俊美防衛相が平野博文官房長官に歩み寄り、せかすように耳元でささやいた。

 ハイチPKO(国連ハイチ安定化派遣団=MINUSTAH)に陸上自衛隊を派遣する−−。北沢氏はすでに腹を固め、PKOを担当する国際平和協力本部を掌握する平野氏に派遣準備を進めるよう促したのだ。

 1月12日のハイチ大地震を受け、国連安保理は19日(日本時間20日)にPKOに3500人の増派要請を決議。翌日に通知された文書に軍事要員2000人の構成は歩兵部隊、施設部隊、ヘリ輸送などと記されていた。

 PKOに積極的な鳩山政権発足を受け、防衛省・自衛隊はPKO派遣候補地の検討に着手。スーダンやレバノンなど6地域に絞り込んでいた。ハイチは歩兵部隊による治安維持が主任務で候補地から外れていたが、がれき除去にあたる施設部隊派遣は東ティモールPKO(02〜04年)の実績があった。自衛隊幹部は「『施設部隊』を見た瞬間、派遣の可能性があると思った」と明かす。自衛隊側の積極姿勢は北沢氏に伝わり、平野氏への耳打ちにつながった。

 それから2日後の24日午後。東京・帝国ホテルに平野氏が北沢氏、岡田克也外相らを集めた。「法的に本当に大丈夫だな」。平野氏は国際平和協力本部、外務・防衛両省の局長らに念を押した。岡田氏は「寝耳に水の表情」だったが、北沢氏は「自信満々だった」(出席者)という。

 平野氏が確認を迫ったのは、自衛隊参加の前提条件となるPKO5原則との整合性。ハイチを「紛争地域」と位置付けるなら(1)停戦合意の成立(2)紛争当事者の受け入れ同意−−などを満たさなければならない。国際平和協力本部が内閣法制局と事前に協議した結果は「治安悪化はあるが紛争地域ではなく法的に派遣は可能」だった。会合は「派遣」でまとまり、平野氏が鳩山由紀夫首相に報告、了承を取り付けた。

 従来は、外交戦術の「手駒」として自衛隊のPKO派遣に積極的な外務省に対し、武器使用基準の制限などから防衛省・自衛隊が消極姿勢をとるのが通例だった。だが今回は「抵抗勢力」だった自衛隊が派遣を後押しし、防衛省が首相官邸と主導して実質4日でのスピード決着にこぎつけた。3閣僚会合後、岡田氏は北沢氏に「平野さんと2人で決めたんでしょう」と電話で不満をぶつけた。

毎日新聞 2010年2月15日 東京朝刊

1222チバQ:2010/03/07(日) 10:43:43
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100215ddm003010112000c.html
読む政治:ハイチPKO(その2止) 国連からの期待「伏線」 政府、外交成果狙い
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 <1面からつづく>

 「受け入れに際し国連が支援できることは限られている。自己完結できる形で部隊を送ってもらいたい」。国連安保理が1月19日(日本時間20日)、ハイチPKO(国連ハイチ安定化派遣団=MINUSTAH)への増員を決めた後、国連側は加盟国に注文を付けた。

 大地震で国連ビルが崩壊し国連の復旧・復興活動には限界がある。自己完結とは業務や生活を自分たちだけで行う能力。国連日本代表部では「自衛隊でないと対応できない」との考えが強まり、直ちに本国に伝えられた。

 日本政府の「ゴーサイン」が出ると、ニューヨークでは国連代表部が国連側と派遣先の調整に着手。当初、日本側は首都ポルトープランスから離れた都市での活動を想定していたが、国連側は陸上自衛隊に「ポルトープランス郊外でのがれきの撤去はできないか」と、優先度の高い首都復旧の重要任務を具体的に要請してきた。

 一連の交渉をけん引した国連日本代表部の高須幸雄大使は「首都周辺をまず復旧させたいという国連の思いがあったのではないか」と指摘。日本への期待の高さが自衛隊のPKO活動場所選定に表れたとの考えを示した。

 日本政府が自衛隊派遣へと急加速する伏線になった一つは、こうした国連の日本への期待だった。潘基文(バンギムン)事務総長はかねて日本側に「積極的なPKO貢献を」と要請。昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で「PKOに参加して平和の構築に向けた役割を果たす」と掲げた民主党にとって、政権が外交的成果を上げる好機とも映った。

 一方、カリブ海の島国ハイチは米国の「裏庭」と呼ばれ、地政学的にも重要な位置にある。大地震発生後、オバマ米大統領は迅速な救援活動を指示。米軍は大規模部隊を送り込み、空母も派遣するなどのてこ入れをした。

 テロとの戦いの一環だったインド洋での海上自衛隊の給油活動からの撤退、米軍普天間飛行場移設問題の混迷でぎくしゃくする対米関係の修復につなげる思惑もあった。政府関係者は「米国の助けにもなる」と明かす。

 「潘事務総長からは『日本の地震に対する経験はとても大きい。そうした(経験のある)日本がPKOに参加してくれることをとても頼もしく感じている』と言われた」。ハイチ大地震から1カ月を迎えた12日、高須大使は国連日本代表部での定例の記者会見で陸上自衛隊のPKO派遣について誇らしげに語った。

 一方、ホワイトハウスも12日声明を発表。国連によるPKOへの追加派遣は、「世界中の国々にハイチ復旧、再建の手助けをする重要な機会を与える」と呼び掛けた。11日、日本がチャーターした大型輸送機アントノフは、隣国ドミニカ共和国の空港に到着。重機が陸路ハイチに入り、いよいよ自衛隊は活動を本格化させる。

1223チバQ:2010/03/07(日) 10:44:08
 ◇社民幹部「議論不足」 平野長官に即断迫られ
 ハイチPKOへの陸上自衛隊の「電撃派遣」が実現した最大のカギは、自衛隊の海外派遣に慎重な社民党が「すんなりとOKした」(政府当局者)ことだった。

 「今までにない災害が起こっている。社民党も(自衛隊のPKO参加に)反対はできないだろう」。PKO派遣が事実上決まった1月24日の外務、防衛、内閣官房の3閣僚会合に先立ち、平野博文官房長官は社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相に電話し、政府内で固まりつつあった派遣概要を伝えた。

 治安維持が主任務だった従来のハイチPKOとは異なり、新たな活動は100万人以上が被災した大地震からの「震災復興」や「緊急人道支援」の側面が強かった。

 福島氏は政府の検討内容を聞き置いたが、3閣僚での派遣合意を受け、平野氏は一気に動いた。平野氏の指示を受けた松野頼久官房副長官が1月25日午前8時、議員会館に社民党の阿部知子政審会長を訪ね、自衛隊の派遣方針を伝えたうえで「今日中に国連に返事をしなければいけない。昼までに返事をください」と迫った。一方、福島氏も重野安正同党幹事長に電話で「全所属国会議員の意見を集約してほしい」と指示した。

 党所属国会議員の事務所には派遣概要が直ちにファクスされたが、返答はいずれも「人命救助や復興が任務」「緊急性がある」などの理由で派遣反対の意見はなく、福島氏は同日午後に首相官邸で開かれた基本政策閣僚委員会で「PKO派遣5原則からはずれた状況になれば即時撤退」などの条件をつけて了承した。

 社民党は旧社会党時代から自衛隊の海外派遣に強硬に反対してきた。92年の国連平和維持活動(PKO)協力法成立時には「自衛隊を戦地に送る」などとして牛歩戦術や集団辞職願を提出して抵抗。94年村山政権下のルワンダ難民支援では自衛隊派遣には同意したが、軽機関銃の携行に反対し、最終的に1丁だけ認めた経緯がある。

 同党幹部は今回の対応について「大地震を受けた人命救助。紛争も起きておらず、武器使用につながる状況にはない」と正当性を主張するが、治安状況への懸念から紛争化を念頭に「5原則に照らし、十分かといえば疑義がある」(重野氏)との指摘があるのも事実で、「議論を尽くす時間がなかった」(幹部)との不満も残る。【西田進一郎、仙石恭、横田愛、ニューヨーク小倉孝保】

毎日新聞 2010年2月15日 東京朝刊

1224チバQ:2010/03/07(日) 10:59:08
>>1221-1223 安保スレにあった・・・

1225チバQ:2010/03/07(日) 15:04:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010030700052
「台風の目」の予感=参院選に積極擁立−みんなの党
 夏の参院選に向け、みんなの党の動向が政界の関心を呼んでいる。小沢一郎幹事長らをめぐる「政治とカネ」のぬかるみに足を取られる民主党と、党勢低迷から脱却できない自民党を尻目に、両党への有権者の不満のはけ口となり、「大化け」する可能性があるとみられ始めたためだ。
 「できるだけ選挙区で公認候補を擁立する。3人区以上は全部立てたい」。渡辺喜美代表は5日の記者会見で、参院選では選挙区でも候補者を積極的に擁立する考えを強調した。
 選挙区での取り組みに力を入れるのは、比例代表での得票を底上げする狙いもある。比例では無党派層を意識し、女性キャスターやタレントら著名人を目玉候補にしたい考え。候補者は現在、選挙区2人、比例3人にとどまっているが、選挙区、比例合わせて20人以上の擁立を目指している。
 みんなの党の結成は、昨年夏の衆院選の直前だったが、比例では社民党と肩を並べる約300万票を集め、選挙区を含め5議席を獲得。最近の世論調査では、政党支持率で社民、共産両党を引き離し、公明党を上回る結果も出ている。
 こうした状況に自信を深めるみんなの党は、参院選では10議席以上を獲得して民主党の単独過半数を阻止。キャスチングボートを握り、民主、自民両党の改革派を巻き込んで政界再編に持ち込むという戦略を思い描く。
 渡辺氏は、両党に対抗する勢力をラーメン屋の屋台に例えて「屋台は多い方がいい。その屋台のリーダー的存在になればいい」と語る。再編志向を隠さない自民党の舛添要一前厚生労働相にも「決起」を促している。
 「比例でせいぜい5、6議席。選挙区での当選は難しい」(自民党選対)。みんなの党に対しては、こうした冷めた見方もあるが、民主党中堅は「無党派層の票を食われかねない」。公明党からも「埼玉選挙区に出されると、わが党の候補はきつい」と警戒する声が漏れる。(2010/03/07-14:13)

1226チバQ:2010/03/08(月) 12:23:55
石川はトーゴ並みw
http://www.asahi.com/international/update/0307/TKY201003070208.html
トーゴ大統領選で現職が再選 親子支配が半世紀近くに
2010年3月7日21時53分


 【ケープタウン(南アフリカ)=古谷祐伸】アフリカ西部トーゴからの報道によると、4日に投票のあった大統領選で、現職ニャシンベ氏(43)の再選が決まった。中央選挙管理委員会が6日、発表した。任期は5年。

 投票率は64.68%で、6日までの集計の結果、有効投票数約210万票のうち、ニャシンベ氏が60%超の約124万票を獲得したという。

 ニャシンベ氏の父は、1967年のクーデターで権力を握り、2005年の病死までトーゴを支配したエヤデマ前大統領。ニャシンベ氏の再選で、親子支配が半世紀近くに及ぶ計算になり、野党側は反発している。6日、選挙の不正を訴える野党支持者約200人が首都ロメで抗議デモを始めたが、治安当局がこれに対して催涙ガス弾を発砲し、緊張が高まっている。

1227名無しさん:2010/03/08(月) 21:19:50
>>1218関連かな

http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100308/asi1003082025005-n1.htm
インド、憲法改正で女性議員の割合を「定数の33%」へ 
2010.3.8 20:24
国際女性の日の8日、与党の集会で演説を聴く女性たち(ロイター)国際女性の日の8日、与党の集会で演説を聴く女性たち(ロイター)

 【ニューデリー=田北真樹子】インドの下院と各州議会で、それぞれ3分の1の議席を女性議員に割り当てる憲法改正が行われる可能性が高まっている。改正法案が提出されて以降、14年ぶりで、上院を8日に3分の2以上で通過した後、下院を経て成立する見通しだ。ただ、法案に反対する地域政党は、低カースト層などの女性への定数確保が必要だと主張し、8日の上院は紛糾した。女性の定数を確保するための方策は未決定で、実際の導入までには曲折がありそうだ。

 インドでは大統領、下院議長、最大与党総裁のポストを女性が占めるものの、女性の社会地位は低く、女性議員の割合は下院で10・9%にとどまっている。

 女性議員確保の方法としては、女性議員用の選挙区を巡回で設置する方法が検討されている。インドでは、すでに村議会レベルで、一定数を女性に割り当てる制度が導入されているが、議員だった男性の妻や娘を代わりに立候補させ、議員にさせるケースも多いという。下院や州議会でも、女性議員用の選出区となる期間中に、女性親族を出馬させて次の選挙まで地盤を維持する男性議員が出てくるとして、女性の地位向上をうたう憲法改正の効果に疑問も出ている。社会進出が最も望まれる低カースト層などの状況改善につながらないとの指摘もある。

 歴代政権は法案に反対する地域政党に配慮し、法案成立に消極的だった。シン政権は昨年の総選挙での圧勝に加え、同法案で最大野党インド人民党や左派勢力からも支持を得たことから、国連が定める「国際女性デー」の8日の上院通過にこだわった。その狙いは、食料インフレをめぐって女性層からの政府批判をかわすためとの見方もある。一方、同法案に反発する2地域政党は同日、政府への閣外協力解消を表明した。

1228名無しさん:2010/03/08(月) 21:33:29
ついでに「国際女性の日」とのことで日本発もこっちに貼っとくか
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100308/plc1003082006018-n1.htm
「お世話になってます」女性記者に黄色い花束 「女性の日」で首相
2010.3.8 20:04

 鳩山由紀夫首相は8日夜、女性記者に黄色いミモザの花束をプレゼントした。

 首相官邸で行われたぶら下がり取材の終了後、「あまり日本で知られていないが、3月8日は世界的に『国際女性の日』で、ミモザは女性の日にふさわしい花だそうだ」と切り出した。続けて「女性記者の皆さんに差し上げたい」と満面の笑みをみせると、女性記者一人一人に花束を手渡し、「いつもお世話になっています。ご苦労さまです」と声をかけた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100308/plc1003082052020-n4.htm
【鳩山ぶら下がり】(2完)谷垣氏「良識をお持ちだ。頑張って」(8日夜) (4/4ページ)
2010.3.8 20:46

 【国際女性の日】

 「今日は国際女性の日ということで、あまり日本で知られていないんですけれども、3月8日は世界的にみて国際女性の日でありまして、これはミモザという花なんですが、これが女性の日にいつもふさわしい花だそうであります。これを、女性の記者の皆さんに差し上げたい」

 −−すみません。ありがとうございます

 「女性の記者の皆さん、集合」

 −−ありがとうございます。

 「いつもお世話になっていますということで、女性のみなさん、これがミモザという…」

 <10人弱の各社の女性記者に、一人一人花束を手渡す>

 「足りなくなったら問題だよ。やっぱり。いつもご苦労さまです。国際女性の日というのは、あまり、日本では知られていないんですけど、大変重要な日のようでありまして、ロシア革命ですか?」

 「足りた? 足りた? 足りました? ごめんなさいね。足りなかった人、申し訳ありません。ありがとうございました」

1229チバQ:2010/03/10(水) 22:50:29
>>1227
こちらによると成立は厳しいとの読み
http://indonews.jp/2010/03/post-3558.html
【インド】女性留保法:下院通過は難しいか
 国会と州議会の議員の3分の1を女性に割り当てるという憲法改正案の「女性留保法案」が9日、上院を通過し下院に回された。最大野党のインド人民党(BJP)や左翼政党も賛成しているので、下院で3分の2の賛成票を得ることは難しくないように見えるが、現実はそう簡単ではないようだ。

 3分の1の留保枠内に、さらに後進カーストや少数コミュニティへの再留保を要求して、事実上、女性留保に反対しているのは、3人のヤダヴ族の領袖が率いる、ムラヤム・ヤダヴの社会主義党(SP、サマジワジ党)、ラルー・プラサド・ヤダヴの民族人民党(RJD、民族ジャナタ・ダル)、シャラッド・ヤダヴの人民党・統一派(JD-U、ジャナタ・ダル‐U)だ。

 しかしJD-U内では、ビハール州首相のニティシュ・クマールが賛成に回っており、党の分裂を回避するため、シャラッド・ヤタブは賛成へ方向転換する可能性もある。最後まで後進カースト問題を前面に出して戦うのはムラヤムのSP、ラルーのRJD、2党になってしまうかもしれない。2党の下院議員は26人で、彼らが法案阻止のために妨害行為を取れば、法案通過は難しくなると予想する向きもある。

 与党国民会議派主導の統一進歩連合(UPA)政権としては、次年度予算通過が最優先事項なので、女性留保法は会期の最後に出すことになるかもしれない。反対派の強硬な議事妨害に逢えば、法案の行方が分からなくなる恐れは十分にある。

 SPとRJD、大衆社会党(BSP、バフジャン・サマジ党)は、UPA政権を外からサポートする関係だったが、今回の女性留保法の上院通過でUPA政権との関係が悪化した。国民会議派首脳は、総選挙後初ともいえる本格予算審議や、近々州選挙が行われる後進カーストの票田が強い州もあることを考慮して、反対党との関係修復のために、何らかの政治的決断を下すことも考えられる。下院通過は上院よりも難しそうだ。(編集部)

03/10/2010

1230チバQ:2010/03/12(金) 12:58:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010031202000060.html
首相にアザロフ氏 ウクライナ
2010年3月12日 朝刊

 【モスクワ=酒井和人】タス通信などによると、ウクライナ最高会議(議会)は十一日、ヤヌコビッチ大統領の提案に基づき、ティモシェンコ前首相に代わる新首相として大統領派「地域党」のアザロフ元第一副首相(62)の就任を決議した。これに先立ち、同党を軸に議会多数派の新たな連立会派が成立し、同国の政治混乱の長期化は避けられる見通しとなった。

 アザロフ氏はオレンジ革命(二〇〇四年)の前後、ヤヌコビッチ大統領の首相時代に第一副首相や財務相を務めた。モスクワ近郊の出身でモスクワ大卒。母語はロシア語で、ウクライナ語は不自由とされる。同氏は就任前の議会演説で、ウクライナ経済の安定化などに意欲を示した。

 一方、新連立には「地域党」(百七十二議席)のほか、親ロ派「共産党」(二十七議席)と中道派「リトビン連合」(二十議席)、大統領と対立するティモシェンコ前首相派から離反した無所属議員らが参加。計二百三十五議席で定数(四五〇)の過半数に達した。

 大統領が新連立が不成立の場合に明言していた議会解散は回避された。親ロシア派内閣が発足し、同国の対ロ接近が加速する可能性もある。ただ、ヤヌコビッチ大統領が掲げる親ロ政策には欧州寄りの西部地域を中心に依然、反発が根強い。

1231チバQ:2010/03/14(日) 18:34:50
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031401000413.html
フランス地域圏議会選始まる 第1回投票、与党苦戦
 【パリ共同】フランスのサルコジ政権の浮沈を占う地域圏議会選挙(比例代表2回投票制)の第1回投票が14日、本土(コルシカ島含む)22と海外4の計26地域圏で始まった。同日深夜(日本時間15日朝)には同投票の情勢が判明する見通し。

 地域圏議会選は2012年の大統領選前に行われる最後の全国規模の選挙。世界的な金融・経済危機による失業者の増大などで与党国民運動連合(UMP)は各選挙区で苦戦が伝えられている。

 第1回投票で過半数の票を得る党派が現れた地域圏は、規定に従い議席が割り振られ確定する。そうでない場合は1、2位の党派と得票率10%超の党派が第2回投票に進み争う。

 大半の地域圏で、議席の確定は21日の第2回投票に持ち越されるとみられるが、有権者の支持動向などは第1回投票で判明する。有権者は18歳以上の4420万人。

2010/03/14 17:20 【共同通信】

1232チバQ:2010/03/14(日) 18:39:05
>>1134>>1202>>1210
http://mainichi.jp/select/world/news/20100314ddm007030107000c.html
分離と和解の行方:動くスーダン/下 望まぬ介入、再建阻む
 スーダンを南北に貫く白ナイル川沿いのジュバ港。近くに南北内戦で使われた戦車がさびて山積みされている。この戦車が、貴重な「資源」として周辺国へと流れている。

 鉄くずの中で黙々と作業するモハメッドさん(42)は軍事車両の解体を始めて4年。この戦車を使った「スーダン人民解放軍」の部隊に92年から8年間従軍し、血みどろの戦いに身を置いた。「今が一番幸せ。復興に必要なのはビジネス。戦争はこりごり」と話す。

 東アフリカ各国で鉄の需要が伸びておりスクラップはウガンダやケニアでさばかれる。景気がいいはずだが、モハメッドさんの表情はさえない。「表面的な経済発展はあっても稼ぎの多くは外国人の手にある」と話す。

 ジュバに林立し始めたビルの多くは中国からの投資で建った。輸出入とも対中貿易は圧倒的に多い。スーダンで石油利権を確保する中国は、西部のダルフール紛争で武器を供給した疑いで欧米から厳しい批判を受けた。

 05年にようやく南北内戦を終結させたスーダン。つたない歩みを始めた和平や復興に外国の力が影を落とす。最近では、ケニアから南部スーダンへの武器供与が報告された。ケニア政府は否定したが、国連安保理の会合でも南部スーダンへの武器流入が明かされ「南北の新たな軍拡競争」への懸念も広がる。

 先月のスーダン政府と西部ダルフール地方の主要反政府勢力との和平枠組み合意を主導したのは中東カタール。調印式には「反政府勢力を支援した」とスーダンが非難してきた隣国チャドのデビ大統領、エリトリアのイサイアス大統領が同席した。「カタールが中立を保ったのが良かった」とスーダンの政治状況を知る男性(38)は語る。

 ただ、和平合意には一部の反政府勢力が未参加だ。8日には、ダルフール西部の要衝を政府軍が制圧したと発表。ある反政府勢力は和平に応じない姿勢を強めている。不安定要因は外国に利用されかねない。

 ジュバの戦車解体現場。解体業者アリさん(31)は「スーダンは望まない介入を受けやすく再建を難しくしている。本当に必要なのはスーダンの自立だ」と汗をぬぐった。【ジュバ(スーダン南部)で高尾具成】

1233チバQ:2010/03/14(日) 18:39:47
http://mainichi.jp/select/world/news/20100313ddm007030144000c.html
分離と和解の行方:動くスーダン/中 大統領「演出」に限界
 スーダン南部ジュバのサッカー場。1日に設置された特設ステージでバシル大統領はトレードマークのジグ(つえ)を振った。支持者は歓声で応える。数時間続く演説で、大統領は「大統領選も南部独立を問う住民投票も市民に委ねられた」と「民主的」振る舞いを強調した。

 大統領は先月24日には西部ダルフール地方を訪れ、同様にジグを振った。その笑顔と自信を支えるのは、23日に中東カタールで主要反政府組織「正義と平等運動(JEM)」と結んだ和平合意だ。

 大統領は「犯罪者」として追われている。今回の和平合意は訴追をはぐらかす狙いがあるとの見方も広がっている。国際刑事裁判所(ICC)は昨年3月、30万人以上の死者を出したダルフール紛争を巡り、「多数の市民の殺害、レイプ、強制移住を指揮した」として「人道に対する罪」などの容疑で大統領に逮捕状を発行した。しかし、大統領は「ICCに運命を左右されない」とICC未加盟国へ外遊を続ける。

 アフリカに大統領を許す雰囲気があるのは「訴追がダルフール和平への障壁になりかねない」(外交筋)との憂慮があるからだ。アフリカ連合(AU)は昨年7月、ICC逮捕状執行への非協力を決議した。アラブのある外交官は「バシル氏にはスーダン和平に必要な力がある」と話す。

 だが、大統領の「和平」演出にも限界はある。ジュバでのバシル氏の集会の外では、対立する南部自治政府の旗を持つ男がしかめっ面で立ち、抗議の意思を示していた。かつての南北内戦の激戦地ジュバの街中では、男が大統領のポスターを片っ端から破き歩く。ある女性は「北部ではイスラム法(シャリア)で女性の権利が認められていない。南部では少なくともズボンをはいているだけで罰せられはしない」とイスラム化も進める大統領に嫌悪感を示す。

 ダルフールで和平合意したJEMは20以上ある反政府組織の一つに過ぎず、和平実現には曲折も予想される。

 南部の分離独立を支持する女性サディアさん(34)は「南部で産出される石油の収入も均等に配分されず、南部住民は働いても十分な給与を得られない。バシル氏は、国際社会に裁かれるべきだ」と不満をぶちまけた。【ジュバ(スーダン南部)で高尾具成】

1234チバQ:2010/03/14(日) 18:41:05
順番が逆になってしまった
http://mainichi.jp/select/world/news/20100312ddm007030078000c.html
分離と和解の行方:動くスーダン/上 「また混乱するだけ」 熱狂に潜む「統一を」
 200万人の死者を出した南北内戦、30万人以上が死に「史上最大の人道危機」と呼ばれたダルフール紛争を経たスーダン。15日を期限にダルフールの反政府勢力と政府が和平合意を目指し、来月には内戦終結後初の大統領選が行われる予定。和解は本当に訪れるのか、現地から報告する。

       ◇

 「南部主導で新しいスーダンを」。主催者の呼びかけに5万人から歓声が沸き起こる。黄色い星をあしらった南部スーダンの旗がはためく。統一スーダンの国旗は一つもない。南北内戦の激戦地・ジュバでの先月末の政治集会。「新しいスーダン」のスローガンは分離独立を示唆する。

 集会を開いたのは内戦を戦った「スーダン人民解放軍」の政治組織「スーダン人民解放運動(SPLM)」。キール議長が「南部に経済発展を」と繰り返すたび、参加者は熱狂する。

 町には新品の中国製オートバイにまたがる若者が走り過ぎる。急速に復興する南部を主導する議長の視野には、来年に予定される南部独立を問う住民投票での“勝利”がある。

 だが、盛り上がりの陰には平和への祈りもあった。運送業の男性(23)は「南部の候補者も分離独立も支持しない。北部の指導者にも期待しないが分離独立は混乱へ逆戻りするだけ」と声を潜める。

 「統一されたスーダン」を望む声が意外に多い。背景には部族間の確執もある。自治政府など南部の権力の中心は最大部族ディンカ人。他部族は表だった批判を控える。分離独立が「部族間抗争を呼ぶ」との懸念は強い。

 過熱し始めた政争の陰で内戦の「被害者」は忘れられている。ジュバ中心部の墓地。雑草が伸び、足を踏み出す度に悪臭と大量のハエが舞い上がる。ごみの投棄が慢性化し、頭上には残飯をあさる鳥が旋回する。「あの鳥はライバルさ」。カソンゴさん(64)は廃材で造った小屋の横で、汚れた鍋の中を見せた。ゴミから集めて煮た骨だらけの魚や肉が転がる。燃料の木炭も拾ったものだ。

 カソンゴさんは南接するコンゴ民主共和国(旧ザイール)からの難民だ。スーダン国籍を取得後、人民解放軍兵士として10年余り内戦に参加。弾丸で負傷した左目を失明した。

 今、インフラ整備が進む中、避難民のバラックが次々と立ち退きに遭っている。「内戦下と何も変わっちゃいない。逃げ、追われ、また逃げる。南部独立が性急過ぎるのは我々の生活が証明している」【ジュバ(スーダン南部)で高尾具成】

==============

 ■ことば

 ◇スーダン和平合意
 4月11日のスーダン大統領選は、南北内戦を終結させた05年の「包括和平合意」により実施される予定。南部の分離独立を問う住民投票も和平合意の一環。また、先月23日、主要反政府組織「正義と平等運動(JEM)」が和平実現に向けた枠組み合意に調印。15日を期限に▽JEMの政治参画▽全面停戦−−などで最終合意を目指す。

1235チバQ:2010/03/14(日) 18:59:01
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100313-OYT1T00983.htm
仏地方選で与党劣勢、サルコジ再選戦略に打撃も


フランス北部ランで住民と握手するサルコジ大統領(左)=ロイター 【パリ=林路郎】フランスで14、21日に投票が行われる地域圏議会選挙で、サルコジ大統領の与党・民衆運動連合が惨敗するとの予測が相次いでいる。

 2012年の次回大統領選前に行われる最後の大型選挙で、大敗なら大統領の威信は傷付き、再選戦略に打撃となるのは確実だ。

 全国22の地域圏は、複数の県を束ねる広域行政単位で、ミッテラン、シラク両政権下でも、議会選では国政与党が敗北している。だが、今回の選挙結果は大統領の指導力に特に影響しかねない。

 サルコジ大統領は昨年末、「失業率は年明けには下がる」と明言していた。だが、3月に入って発表された年末時点の失業率は逆に、10年ぶりに10%の大台を突破。仏メディアでは「大統領はウソをついた。国家元首の言葉は重みを失った」(有力政治誌「マリアンヌ」)と批判の大合唱が起きた。

 3月上旬にCSA社が行った調査では、58%の人が「大統領を信用しない」と回答。他の調査でも不支持が約6割にも達する。各社の調査によると、地域圏議会選では、全国の9割を超す議会で社会党や緑の党など野党勢力が多数派になる見通しだ。

 逆境の大統領は、12日付保守系週刊誌フィガロとの会見で、国立大学の民営化、商店の日曜営業導入、週35時間労働制の事実上の廃止、残業労働への非課税といった、自身がこれまでに手がけた「改革」について、「2011年には再検討する時間を取りたい」と述べ、改革の事実上のペースダウンを示唆した。

 影が薄い大統領に対し、支持率でサルコジ氏を上回るフィヨン首相は地域圏議会選の応援で全国を行脚しており、与党内には「次期大統領候補」の声すら出始めている。歴代大統領はしばしば、地方選敗北を首相の更迭で乗り切ってきたが、今回ばかりは人気のある首相を切るわけにいかなくなっている。

(2010年3月14日10時36分 読売新聞)

1236チバQ:2010/03/15(月) 22:12:45
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100312/52054.html
オランダ、労働党のヴァウター・ボス党首政治を去る
2010年03月12日 14:30更新

 労働党の党首であるヴァウター・ボスは個人的な理由から政党を離れると発表した。この突然のニュースは政界を驚かせているが、当人は「小さな子供たちの教育に責任があるため」と今回の政界離脱の理由を述べている。
 ボス党首を引き継ぐのはアムステルダム市長のヨプ・コーヘン氏が有力視されている。
前教育大臣のプラステルク氏はコーヘン氏の権威と経験を絶賛しており、オランダの政界に大きなプラスとなると発言している。(コーヘン氏はユダヤ人であるがアラブ系移民からも大きな支持を得ている。)
 コーヘン氏は2005年にヨーロッパのヒーローとしてタイム誌に掲載された。当時アムステルダムはモロッコ系移民によるゴッホ監督の殺害事件で緊張が高まっていたが、コーヘン市長の力で民族間の対立が鎮静されたという経歴がある。

1237チバQ:2010/03/21(日) 11:34:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010032102000059.html?ref=rank
全土で反プーチン集会 ロシア
2010年3月21日 朝刊

 【モスクワ=酒井和人、ウラジオストク=A・ポルトフ】ロシア全土で二十日、「怒りの日」と称しプーチン首相の退陣などを求める野党や市民団体の反政府集会が一斉に実施された。野党関係者によると首都モスクワを含め最大五十地域に上ったとみられる。ロシアで大統領以上の権力者とされる同首相への不満が表面化するのは異例だ。

 規模が最大級だったウラジオストクでは市中央広場に千三百人余りが集まり、治安部隊が監視する中「プーチンは政府から出て行け」などと声を上げた。サンクトペテルブルクなど大都市部でも減税や年金増額を求め、経済政策を主導する同首相に非難を浴びせた。

 ロシア内務省は各地に警官や治安部隊計六千人を動員。モスクワ中心部で無許可の集会を試みた野党関係者ら約六十人を拘束した。

 同省によると、二十、二十一両日で百六十二件の集会やデモが計画されている。計四万五千人が参加する見通し。

http://mainichi.jp/select/today/news/20100321k0000m030051000c.html
ロシア:「怒りの日」…全国で同時反政府集会
2010年3月20日 21時0分 更新:3月21日 1時54分

 【モスクワ大木俊治】ロシア各地で20日、「怒りの日」と名付け野党勢力や市民団体が連携して公共料金の値下げや政府幹部の辞任などを求める同時多発的な反政府集会を開いた。主催者らによると集会が開かれたのは全国で50カ所以上。08年5月のメドベージェフ政権発足以来、全国規模の抗議行動は初めてで、経済危機のしわ寄せを受ける国民の不満の高まりを示した。

 モスクワでは反政府団体が中心部で無許可集会を強行。約200人が集まり「プーチン(首相)は辞任せよ」などと叫んだが、警察に解散させられ、約70人が拘束された。

 また1月に1万人以上の反政府集会があった西部のカリーニングラードでは、正式な集会は中止されたが、インタファクス通信によると約5000人が中心部に集まり、州知事の辞任などを求めて抗議行動を展開した。このほか極東のウラジオストクでは約1500人が、東シベリアのイルクーツクでは約1000人が抗議集会に参加した。いずれも大きな混乱はなかった。

1238チバQ:2010/03/21(日) 11:38:32
http://www.asahi.com/international/update/0320/TKY201003190551.html
英総選挙は「公正」対「チェンジ」 政策は大差なし(1/3ページ)2010年3月21日11時10分

 【ロンドン=土佐茂生】5月6日の投開票が確実視される英国総選挙で、主要政党の選挙スローガンと公約の柱が出そろった。ブラウン首相率いる労働党は「公正」を前面に押し出す一方、13年ぶりの政権交代をねらう保守党は「チェンジ(変革)」を打ち出した。ただし、どちらも中間層の支持を得ようとして政策は似たり寄ったり。2大政党離れは顕著で、どの政党も過半数を取れない事態が現実味を帯びている。

 ブラウン首相が先月発表した労働党のスローガンは「すべての人々に公正な未来」だ。(1)確実な景気回復(2)医療サービスの保証(3)教育サービスの保護(4)多数の人々の側に立つ(5)新産業を創出し雇用確保、を公約の柱にした。

 首相が自信を見せる経済政策を最初に置き、さらに、同党が伝統的に強みとする公的サービスの充実を並べた。

 ブレア前政権から労働党の頭脳として動いてきたマンデルソン民間企業・規制改革相を司令塔に、最大多数の中間層と労働党の再結束を狙う。

 今回の総選挙で返り咲きを狙うスティーブン・トゥイッグ元学校担当大臣は「基本的に、13年間の労働党政権でやってきた政策をリニューアルしたもの。目新しさは無くとも、これが多くの中間層が望むものだ」と力説する。

 最近の世論調査では「どの党首が人々の抱える問題を理解しているか」との問いに、ブラウン首相を挙げた人が35%で、保守党・キャメロン党首の25%を引き離すなど、作戦は功を奏しつつある。英経済に回復の兆しが見え始めたことも追い風になっている。

 一方の保守党。先月末の春の党大会で「変革のために投票を」を選挙のスローガンに据えた。

 政策の柱には(1)債務削減に直ちに行動(2)企業活動の促進(3)家族に優しい国づくり(4)医療サービス支援(5)学校水準の向上(6)政治改革を連ねた。

 過去の選挙で保守党は、伝統的な厳しい移民政策や犯罪対策、反欧州連合(EU)を訴えて敗北につながった。今回は労働党政権が得意だった教育や医療を政策の中心にすえ、党の変容をアピール。キャメロン党首の若さや発信力も武器に「チェンジ」を訴える。

 しかし、キャメロン氏は今年に入り、財政再建の方針を巡って、発言がぶれた。政策の中身より、党首のイメージで戦っていただけに、「実は準備不足で、何も変わっていないのでは」との不信感が有権者に広がり出している。それでも先日の党大会でキャメロン党首は「また5年間、ブラウン首相で良いのか」と、ブラウン批判一点張りだった。

 2大政党の支持率が接近し、過半数の政党なしという事態が現実味を帯びるにつれて、注目度が高まっているのは野党第2党・自由民主党だ。

 同党の選挙スローガンは「あなたのための変革(チェンジ)――より公正な英国づくり」。労働党の「公正」と保守党の「チェンジ」の両党のキーワードを同時に取り込んだ。政策の柱は(1)公正な税制(2)公正な教育(3)公正な経済(4)公正な政治の四つ。

 14日の党大会でクレッグ党首は「65年間、青(=保守党)と赤(=労働党)の繰り返しで何も変わらない。あらゆる問題に二つの答えしかない状況に国民は飽きている」と2大政党を批判し、存在感をアピールした。

 ただし、3党の政策を見比べると、言葉遣いは違っても中身は見分けがつかない。

 英国では政治離れが進み、民意は2大政党から多様化へと変わりつつある。どの党も無党派・中間層を取り込まない限り、選挙の勝利は望めない。そのため、自然と政策が中道に寄り、似通ってきている現実がある

 プリマス大学のコリン・ローリングス教授(政治学)は「主要政党が同じ層を対象に、似たような政策を打つ。それを見た無党派層が『どの党が勝っても同じ』と落胆、さらに政治離れが進む。負の連鎖が起きている」と話す。

1239チバQ:2010/03/21(日) 21:51:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100321-OYT1T00667.htm
仏地域圏選挙の決選投票、野党の勝利確実視
 【パリ=林路郎】フランスに26ある地域圏の議会選挙の第2回(決選)投票が21日、仏本土と4海外県で一斉に始まった。

 2012年の次期大統領選挙で再選を目指すサルコジ大統領の政治戦略を左右する節目だが、仏本土の地域圏議会すべてで与党が多数派から転落するとの予測もある。

 14日の第1回投票でサルコジ大統領の与党・民衆運動連合(UMP)など中道・右派勢力は、得票39・9%にとどまり、左派勢力が大半の議会で多数派を握るのは確実視される。

 最大野党・社会党、緑の党、共産党などで作る左翼戦線の左派3勢力は第1回投票後、決選投票での選挙協力を決定し、与党“全滅”を狙っている。

 国民の間には、大統領のさまざまな改革にもかかわらず、雇用情勢や移民問題が解決しないことへの失望が広がり、第1回投票では与党支持者が大挙して棄権した。

 大勢は、日本時間22日午前には判明する見通し。

(2010年3月21日21時41分 読売新聞)

1240チバQ:2010/03/22(月) 16:19:05
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14443520100322
仏地方選挙で中道右派与党が大敗、左派が票伸ばす
2010年 03月 22日 15:45 JST
 [パリ 21日 ロイター] フランスで21日に行われた地方議会選挙で、サルコジ大統領率いる中道右派の与党が大敗した。
 暫定結果によると、国民運動連合(UMP)を中心とする中道右派与党が勝利したのは26の自治体・地方圏のうち3つのみ。得票率は全体の35.4%にとどまった。野党社会党を中心とする左派連合の得票率は54.1%だった。

 極右の国民戦線も全体での得票率を9.4%に伸ばした。南北の主要地方では22%以上の票を得ており、中道右派の大敗ぶりが浮き彫りとなった。

 フィヨン首相は「選挙結果は左派の勝利を示しており、失望している。わたしにも責任がある」と述べた。

 同首相は選挙結果について22日にサルコジ大統領と協議する予定で、限定的な内閣改造で合意する見通し。

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032201000011.html
仏地方選、野党左派連合が大勝 大統領、就任以来の窮地
 【パリ共同】フランスのサルコジ政権の浮沈を占う地域圏議会選挙(比例代表2回投票制)の第2回投票が21日行われ、内務省の中間集計によると、野党社会党を中心とする左派連合が本土(コルシカ島を含む)22地域圏のうち21を制し、保守系与党の国民運動連合(UMP)に大勝した。

 世界的な金融・経済危機に伴う失業者の大幅増などに対する有権者の厳しい審判が下った形で、サルコジ大統領は2007年の就任以来最大の窮地に追い込まれた。12年の大統領選へ向け政局の転換点となる可能性がある。

 社会党のオブリ第1書記は「前例のない大勝利」と宣言し、「(政権に)政策の抜本的変更を迫る」と述べた。フィヨン首相は「(敗北に)責任の一端を感じる」と表明、22日にサルコジ大統領と今後の対応を協議する。内閣の一部改造などが取りざたされている。

 開票率97%段階の集計によると、社会党、環境派、共産党などを中心とする左派の得票率は54%、UMPなど右派は36%。極右、国民戦線(FN)は9%前後の票を得て第2回投票に進んだ12地域圏で躍進した。

2010/03/22 09:34 【共同通信】

1241チバQ:2010/03/23(火) 18:58:26
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201003220230.html
サルコジ陣営惨敗、右翼政党に勢い 仏地域選第2回投票(1/2ページ)
2010年3月22日21時54分
 【パリ=稲田信司】フランス地域圏議会選挙(比例代表制)の第2回投票が21日に行われ、右派与党の民衆運動連合(UMP)が社会党を軸とする左派連合に惨敗した。右翼政党・国民戦線は、UMPへの支持を取り込む形で勢力を拡大。失業対策を怠ったサルコジ政権への異議申し立てとみられ、政府は経済政策の練り直しを迫られる。

 フィヨン首相は21日夜、早々と「責任を引き受ける」と敗北を認めた。22日朝、サルコジ大統領と今後の政権運営について協議した。仏メディアは限定的な内閣改造に踏み切る可能性を伝えている。

 UMPが左派連合の得票を上回ったのは、仏本土(コルシカ島を含む)の計22の地域圏のうちアルザスだけ。政権から閣僚級8人が地域圏の陣営代表として出馬したが、どの陣営も敗退した。今回の選挙の傾向が2012年の大統領選に引き継がれる保証はないものの、過去10年で最高水準の失業率を改善できない政権への国民の不満が噴出しているのは明らかだ。

 投票率は50%以下と地域圏議会選では最低水準にとどまった。これが固定票の多い国民戦線の追い風となり、候補を立てた12地域圏の平均推定得票率で17%を超えた。23%近い支持を集めたルペン党首は「サルコジ主義の崩壊」と今回の選挙を言い表し、支持層の年金生活者や貧困層への支援強化を訴えた。

 一方、左派連合にとっては04年の前回選挙を上回る地滑り的勝利だった。社会党のオブリ党首は21日、「前例のない勝利」と歓迎。そして、サルコジ政権に対し、「抜本的な政策転換」を促した。

 ただ今回の圧勝は、07年の大統領選以降、党内対立で求心力を失った社会党の復権というよりも、緑の党を軸として結党したばかりのヨーロッパ・エコロジーに支えられたとの見方が強い。

 ヨーロッパ・エコロジーは選挙戦序盤から失業対策を最重点課題と位置づけ、第1回投票では12%を上回る得票で社会党、UMPに次ぐ政治勢力に躍進。環境政策のてこ入れによる景気浮揚策を押し出し、若年層にとどまらない幅広い支持を集めた。

 左派連合は今後、次期大統領選に向けて結束を維持できるかどうかが問われる。今回の選挙に出馬したロワイヤル前大統領候補は自身の地域圏で60%を超える高い支持を得て勢いづいており、オブリ氏との社会党の主導権争いが再燃する可能性もある。共産党を軸とする左派戦線とは、経済政策をめぐり調整が難航しそうだ。

 地域圏は複数の県で構成され、鉄道網をはじめインフラ整備や、医療や教育など身近な行政の一部権限を持つ。議会の議員任期は6年で、現職の閣僚や国会議員も原則として兼務できる。

1242チバQ:2010/03/23(火) 21:11:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20100323dde007030066000c.html
フランス州議会選:大統領大敗 保守派内で新党宣言 社会党も政権批判
 【パリ福原直樹】フランスのサルコジ大統領は22日、州(地域圏)議会選挙での歴史的敗北を受け、経済改革の目玉だった年金削減などを担当する労働相人事を刷新、改革継続の姿勢を示す内閣改造に乗り出す。だが、同じ保守派内では、大統領の政敵で国民に人気の高いドビルパン前首相が新党設立の意向を表明。大勝した社会党も政権批判を強めており、大統領にとり「内憂外患」の状況となっている。

 仏大統領府などによると、ダルコス労働相の後任に実務派のブルト予算相が就任予定。労働者の退職年齢の引き上げや、公務員の年金削減に引き続き取り組む。予算相には、サルコジ氏と対立したシラク前大統領の側近が就任予定で、保守派の結集を狙った形だ。

 こうした中、ドビルパン前首相の側近は「前首相が12年の大統領選を狙い新党を旗揚げする」と表明。前首相は、07年の大統領選で保守派候補をサルコジ氏と争ったが、同氏追い落としを狙った文書捏造(ねつぞう)の疑いで起訴された。だが最近、政治活動を再開し、サルコジ批判を強めていた。

 一方、社会党のオブリ第1書記は選挙後、「国民は政府を拒否した」と述べた。「我々は有権者の期待に応えるべきだ」と党の結束も訴え、支持者からは「次期大統領選でサルコジ氏に対する有力な対立候補になった」との声が高まっている。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010032302000066.html?ref=rank
仏地方選 左派連合が圧勝
2010年3月23日 朝刊

 【パリ=清水俊郎】フランス統一地方選(地域圏議会選、二回投票制)は二十一日、決選投票があり、内務省の集計によれば国政野党の社会党を中心にした左派連合が海外領土を含めた全二十六議会のうち二十三議会で議席の過半数を制し、圧勝した。二〇一二年大統領選に向けた最後の大型選挙。サルコジ大統領にとっては打撃で、態勢の立て直しを迫られる。

 国政与党の国民運動連合(UMP)は前回(〇四年)に続き惨敗となった。10%を超える失業率など深刻な景気低迷に対し、与党の経済対策が効果を上げていないのが敗因。大統領は二十二日、フィヨン首相を大統領府に呼び、内閣の一部改造を含めた対応を協議した。大統領自身の支持率も30%台前半に落ち込む中、人気が比較的安定した首相の更迭には踏み切らないとの見方が強い。

 集計によると、十四日の第一回投票で優位に立った社会党は緑の党や共産党と左派連合を組み、決選投票の得票率は54%。前回はUMPに敗れたコルシカ島も制した。オブリ第一書記は「前例のない大勝利」と宣言し、大統領に大規模な内閣改造や政策見直しを求めた。

 UMPの得票率は35%で、過半数を制したのは東部アルザスと海外領土のギアナ、レユニオンの計三議会だけだった。フィヨン首相は「責任の一端は私にある」と記者会見で認めた。

 また、移民排斥などを訴える極右の国民戦線(FN)が、〇七年の下院選で4%に落ち込んだ得票率を9%まで盛り返し、十二議会で議席を獲得。北部と南部の一部の議会では20%を超える票を獲得した。

1243チバQ:2010/03/25(木) 22:45:23
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201003210281.html
チモシェンコさん余波? 女性閣僚ゼロの新政権に批判2010年3月24日11時1分


 【モスクワ=星井麻紀】ウクライナのヤヌコビッチ新大統領の政権に女性閣僚が1人もいないとして、同国の女性団体の批判が強まっている。

 首都キエフの政府の建物前で17日、ウクライナの女性団体が抗議集会を開いた。「女性閣僚がいないのは世界でもウクライナぐらいだ」と主張。女性の権利の侵害につながるとして、ヤヌコビッチ氏に人事の見直しを要求した。

 欧州には女性閣僚が半数近くを占める内閣も珍しくないが、アザロフ首相は「国が置かれた状況は厳しく、政府は1日に16〜18時間働け、改革を成し遂げられる人物を入閣させた」と説明。そのうえで「女性への大いなる尊敬を込めて言うが、改革遂行は女性の仕事ではない」などと話し、女性団体のさらなる怒りを買った。

 一方、地元では「政府は女性に拒否反応があるのでは」と勘ぐる声が出ている。前首相のチモシェンコ氏とユーシェンコ前大統領との権力争いは政治混乱をもたらした。ヤヌコビッチ氏と接戦を演じた大統領選では、チモシェンコ氏はヤヌコビッチ氏を「無能」「意気地なし」とののしり続けた。今回の女性閣僚ゼロは「チモシェンコ効果」だとの指摘もある。

1244チバQ:2010/03/26(金) 22:34:43
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100327k0000m030051000c.html
フランス:ドビルパン前首相が新党旗揚げ 大統領選念頭に
 【パリ福原直樹】フランス州議会選挙で、サルコジ大統領の与党「国民運動連合」(UMP)が大敗したのを受け、保守派内での大統領の「政敵」であるドビルパン前首相は25日、6月19日の新党旗揚げを正式表明した。12年の大統領選出馬を念頭に置いたとみられる。世論調査でドビルパン氏は、支持率で大統領を大きく引き離しており、サルコジ大統領は、再選に向け大きな困難に直面した形だ。

 会見でドビルパン氏は、自陣営に多数の支持者がいると強調。また、仏では労働者の賃金格差が最高230倍に開き、貧困層も増加したと指摘し、責任の一端はサルコジ政権にあると批判した。この上で「変革」の必要性を強調。新党の重点目標として▽富裕者層や企業への課税強化▽失業者の救済▽財政赤字の解消−−などを挙げた。

 最近の仏調査では、ドビルパン前首相の支持率は57%で、サルコジ大統領の38%を大きく引き離している。だがUMP内には大統領の支持者がまだ多く、これらの切り崩しが前首相の今後の課題となりそうだ。

1245チバQ:2010/03/28(日) 21:55:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100327-00000018-mai-int
<ロシア>時間帯「9」に削減へ
3月27日10時38分配信 毎日新聞

 【モスクワ大前仁】西は欧州の飛び地から東は極東まで広大な国土に11の時間帯を持つロシアは、夏時間が始まる28日から、うち二つを廃止し9時間帯に変更する。メドベージェフ大統領は昨年11月の年次教書演説で、「国内の時差を緩和し、新たなビジネスや経済活動を促す」ため時間帯の削減を提案していた。

 今回の変更では、最東部のカムチャツカ時間(モスクワ時間との時差は9時間)が西隣のマガダン時間(同8時間)に組み込まれる。また、中部のサマラ時間(同1時間)がモスクワ時間と同じになる。これに伴い、国内の最大時差は従来の10時間から9時間に短縮される。

 またロシアでは夏時間と冬時間の切り替え時期に炭鉱事故が多発するなどトラブルが起きており、夏時間の廃止も検討されている。

1246チバQ:2010/03/28(日) 21:55:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100327-00000538-san-int
広〜いロシアの時間帯11→9に 大統領“時計改革”で存在感?
3月27日17時57分配信 産経新聞

 【モスクワ=遠藤良介】欧州やロシアが夏時間に移行する28日、ロシアでは国土の東西で11あった時間帯が9つに減らされる。これはメドベージェフ大統領が政治・経済面での効率化を目的に提唱したもの。大統領はさらに全土の時間帯を5つ程度まで減らすことを検討しているが、広大な国土だけに時差短縮には生活や人体に与える影響も懸念される。プーチン首相の影で目立たない大統領は“時間改革”で存在感発揮を狙っている?

 従来、モスクワで午前9時の始業時に極東のカムチャツカ地方は午後6時だった。28日にはカムチャツカなど5地方が夏時間に時計の針を進めず、1時間だけモスクワに近づく。これで西部の飛び地、カリーニングラード州とカムチャツカの時差は9時間となる。

 大統領は昨年11月の年次教書演説で時差短縮と夏時間制の是非を検討するよう指示。今回の時差変更について、「国家統治の効率を高め、経済も活気づく」と意義を強調した。

 しかし、緯度の高いロシアでは冬季の日照時間が短く、12月のモスクワで明るいのは午前9時〜午後4時くらい。5つの地方では起床も就寝も1時間早まるため、住民の反発も強い。モスクワ時間に統合される西部サマーラ州は1989年にも同様の試みをしたものの、午後3時には暗くなることへの不満や消費電力の増加から91年に再び時差が設けられた。同州ではインターネット上の抗議署名が1万2500人に達し、デモ集会も計画されている。

 ロシアでは夏時間に移行後の5日間に救急車要請が12%、自殺件数が66%増加するとの統計もある。自殺件数が世界有数の国だけに、時差の無理な統合が「鬱状態を招き、自殺の波をもたらす」(経済紙・ベドモスチ)といった専門家の警告も出ている。

1247チバQ:2010/03/28(日) 21:59:51
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/373014/
【素顔のロシア】「疑似民主主義」打破できぬ反政権派
配信元:
2010/03/26 10:46更新

 「怒りの日」と銘打った反政権派のデモ行動が3月20日、ロシア全土の約50都市で一斉に行われた。経済の低迷を受けてデモの波が地方にまで広がり、一部がウラジーミル・プーチン首相(57)=前大統領=や地方政権の退陣を公然と叫び始めたのが注目される。ただ、今のところ、この種の抗議行動が政権転覆や大きな社会運動につながる兆候はみられない。
 ■名ばかりの多党制


 20日午後3時。デモが予定されていたモスクワ中心部のプーシキン広場は、すでに数十台の警察車両と数百人の警官隊で物々しく封鎖されていた。広場前の路上には間もなく、デモに参加しようと200〜300人が集まり、ごった返した。


 「プーチンは退陣せよ」「ルシコフ(市長)なきモスクワを」。スローガンを叫び、プラカードを掲げた者に警官隊は次々と襲いかかる。デモ隊が発煙筒をたくと警察は催涙ガスをまいて対抗し、現場は騒然となった。モスクワでの拘束者は約70人。連行を免れたタチヤナ・クラギナさん(56)は「今の政治には絶対反対だ。子供や孫にはこんな国に住んでほしくないと思う」と語った。


 極東のウラジオストクや東シベリアのイルクーツク、西部のヤロスラブリなどでは当局の開催条件を飲む形で集会が許可され、参加者は1500人〜2000人にのぼった。


 “クレムリンのイデオローグ”として知られるウラジスラフ・スルコフ大統領府副長官(45)は最近、ロシア紙のインタビューで「抗議集会があるのだからロシアに民主主義はある。全体主義国家ではありえない」と言ってのけた。その民主主義はしかし、反政権派が「疑似民主主義」と称してはばからない性質のものだ。


 プーチン氏は2000年の大統領就任以降、主要テレビ局をすべて政権の支配下に置くなど報道・言論を統制。政治制度の面でも、下院選を比例代表に一本化▽議席獲得のための得票率制限を7%に引き上げ▽地方知事の選挙を廃止−といった方策でリベラル政党や無所属政治家を徹底的に排除した。


 その結果、中央・地方の議会では、多数派を占めるプーチン氏の与党「統一ロシア」と、3つの「野党」による寡占状態ができている。多党制の体裁はとっているが、政権に批判的なのはせいぜい共産党だけだ。クレムリンがこれら以外の政党や社会団体を「システム外反対派」と称していることにも、その「民主主義」がいかに管理されたものかが表れている。


 ■伝わらぬ「怒りの日」


 ロシアは昨年の国内総生産(GDP)が前年比8%減という経済不振にある上、今年から各地で公共料金が大幅に値上げされたことが住民の懐に打撃を与えている。相次ぐ警察不祥事や官僚の汚職体質にも庶民の不満は鬱積(うっせき)。デモの多発は、「システム外」に追いやられていた反政権派や住民が、意思を表明する唯一の手段として路上に出始めたことを意味しよう。


 しかし、反政権派が「垂直の権力」と呼ばれる現体制に風穴を開けるのは容易でない。20日のデモに参加したのは多く見積もっても2万人にすぎず、主催者側が計画した動員数にははるかに及ばない。国民の圧倒的多数は政府系テレビのみを情報源としており、「怒りの日」のことは知る由もないのが現実だ。


 国民の心理面でも、反政権派は大きな支持を得ていない。プーチン前政権以降に庶民はすっかり政治への関心を失った上、現下の経済情勢もソ連崩壊後の1990年代に比べれば好転しているからだ。中高年層にはソ連時代への郷愁が強く残っており、リベラル派は「ソ連を壊して混乱をもたらした無責任な勢力」ともみなされがちだ。


 反政権派が下からの街頭行動だけで「疑似民主主義」の壁を打ち破るのは難しく、ロシア政治の変革には権力闘争による政権の分裂といった「上から」の要因が必要とみられている。

 (モスクワ支局 遠藤良介/SANKEI EXPRESS)

1248チバQ:2010/03/30(火) 23:35:23
http://mainichi.jp/select/world/news/20100331k0000m030019000c.html
イタリア:13州で知事選 ベルルスコーニ首相派が快勝
 【ローマ藤原章生】イタリア20州のうち13州の知事を選ぶ地方選が28、29日に行われ、ベルルスコーニ首相率いる中道右派連合推薦の候補が、前回05年選挙時の2州を大きく上回る6州で当選した。女性関係や過去の汚職疑惑、毒舌で批判を浴びる首相の信任を問う選挙だったが、首相側が勝った形だ。

 地方色の強いイタリアの州知事選ではこれまで中道左派が強く、05年選挙では13州のうち11州を押さえたが、今回は中北部エミリア・ロマーニャやウンブリア州など伝統的に左翼色の強い7州にとどまった。


http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010033001000284.html
イタリア地方選、与党巻き返す 激戦州勝利、左派風吹かず
 【ローマ共同】28、29日投票のイタリア統一地方選は即日開票され、主要メディアによると、ベルルスコーニ首相率いる中道右派の与党連合が改選13州(全20州)中、最大の激戦州ラツィオ(州都ローマ)を含む6州の知事選で勝利を確実にした。中道右派は2005年の前回選挙では2州しか勝てず惨敗したが、今回は巻き返した。

 08年5月に発足したベルルスコーニ政権の任期半ばの信任を問う選挙とされ、欧州各国の国政選挙で左派が退潮傾向にある中、地域圏議会選で左派が圧勝したフランスに続きイタリアでも左派躍進が期待されたが、風は吹かなかった。

 首相は信任を受けたとして、内政では移民対策強化や司法改革、外交では親米路線を進めていくとみられる。

 野党は8%以上の失業率に加え首相の汚職・買春疑惑、失言への批判を強めたが、野党自身も所属のラツィオ州前知事がニューハーフと関係を持ったとのスキャンダルに見舞われるなどし、7州で勝利を確実にしたものの党勢を伸ばせなかった。


2010/03/30 10:16 【共同通信】

1249チバQ:2010/04/03(土) 15:38:53
>>1232-1234
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201004010468.html
スーダン大統領選、現職バシル氏当確に 野党が擁立断念2010年4月1日22時28分
 【ナイロビ=古谷祐伸】11日に投票が始まるスーダン大統領選で、南部に拠点を置く最大野党・スーダン人民解放運動(SPLM)が、公認候補の立候補を取り下げた。SPLMが3月31日明らかにした。世界最悪の人道危機と呼ばれた西部ダルフール地方の紛争をめぐり、国際刑事裁判所から人道に対する罪などで逮捕状が出ている現職バシル氏の再選が確実になった。

 再選されればバシル氏は、国民の信任を得た指導者であることを強調、国際社会に対し逮捕状の取り下げをアピールするものと見られている。

 SPLMは立候補取り下げについて、政府系企業が投票用紙を印刷するなど不正の疑いが強い点や、ダルフール地方が正常な選挙が実施できる環境にないことを理由に挙げている。

 ただし、同時に実施される国民議会選や州議会選などには、ダルフール地方を除き参加する方針だ。SPLM内では、不正疑惑などを理由に選挙全体のボイコットの動きも出ていた。しかし、ボイコットすれば南部の分離・独立を問う来年1月予定の住民投票を実施しないとバシル氏が警告したため、踏みとどまったとみられる。

 2005年の包括和平合意まで20年以上続いた南北内戦で、SPLMは南部で反政府闘争を率いた。南部ではSPLMを核に、北部からの分離・独立の機運が高まっており、SPLMは今後、来年の住民投票に全力を挙げる構えだ。

http://www.asahi.com/international/update/0403/TKY201004020519.html
スーダンの野党、選挙不参加へ 与党の不正を懸念2010年4月3日2時52分

 【ナイロビ=古谷祐伸】スーダンで11日に始まる大統領選や国民議会選、州議会選など一連の選挙について、1日夜、主要な複数の野党が完全ボイコットの方針を決めた。バシル大統領の与党・国民会議党(NCP)による不正を理由に挙げている。

 最大野党・スーダン人民解放運動(SPLM)も大統領選候補者の取り下げを決めている。一連の選挙は、20年以上に及び、2005年の包括和平合意で終わった南北内戦の和平プロセスの一つで、複数政党が参加する1986年以来の選挙となるはずだったが、土壇場で危機的な状況に陥った。

1250チバQ:2010/04/04(日) 01:52:01
久しぶりのジンバブエニュース
http://mainichi.jp/select/world/news/20100404k0000m030029000c.html
ジンバブエ:大統領選の混乱から2年 失業9割…苦境続く
 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ南部ジンバブエは先月末、08年3月末の大統領選を巡る混乱から2年を迎えた。与野党による連立政権は樹立されたものの、各党の確執は依然として続いており、政権は安定していない。欧米の制裁が解除される見通しもなく、約200万人が食糧援助を必要とする経済的苦境は続いている。

 独裁を行い、欧米から制裁を受けてきたムガベ大統領は、08年3月の大統領選に不正があったと抗議する野党を弾圧した。その後、大統領は国内外の批判を受けて09年1月、連立政権樹立で野党と合意。同年2月に新内閣が発足した。

 しかし、合意に盛り込まれた法相と中央銀行総裁という大統領側近2人の退任は実現しないまま。逆に、国家反逆罪の疑いで逮捕された旧野党のベネット副農相に対する訴追も合意に反して大統領が取り下げを拒否した。

 大統領は今年2月、来年実施がとりざたされる次期大統領選への出馬を表明。1980年の独立以降握り続けている権力を手放そうとしない姿勢を示した。これに対して、旧野党側は「自由で公正な選挙の実施には、暴力を抑止する(国際機関の)平和維持部隊の介入が必要」と注文をつけている。

 隣国・南アフリカのズマ大統領が双方の仲介を続けているが不調のままだ。ズマ氏は3月に訪英した際、欧州連合(EU)による対ジンバブエ制裁の緩和をブラウン英首相に求めたが、「人権状況の改善が先」と一蹴(いっしゅう)された。

 ジンバブエ経済は激しいインフレに襲われていたが、米ドル主体の経済政策導入後に物価が安定。周辺国からの輸入品などで品不足は解消している。だが、食糧不足は続き、失業率も9割以上と依然高い状況だ。

1251チバQ:2010/04/04(日) 02:29:49
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100403-OYT1T00680.htm
ナイジェリア大統領「会話困難」、権限移行加速?
 【ヨハネスブルク=中西賢司】西アフリカ、ナイジェリアからの報道によると、病気療養中の同国のヤラドゥア大統領(58)は最近、首都アブジャの官邸で支持者らと相次いで面会したが、大統領は会話が困難な状態だったという。

 健康不安説が一層高まるようなら、大統領代行に就任したジョナサン副大統領(52)への権限移行が加速する可能性がある。

 英BBC放送は2日、大統領と会ったイスラム教聖職者の話として、大統領は面会者と握手はしていたが立ち上がることはなく、口を動かしても言葉にはならなかったと報じた。

 大統領は、療養のため昨年11月に公務を離れて以来、ジョナサン副大統領との面会も拒んでおり、家族や最側近以外の人に会ったのは初めて。大統領は、健在ぶりを示して、内閣改造を行うなど基盤強化を進めるジョナサン氏をけん制する狙いだったとみられる。だが、報道の通りならかえって、職務復帰は困難との見方が強まりそうだ。

 ナイジェリアでは、大統領はイスラム教徒の多い北部と、キリスト教徒の多い南部の出身者間で2期ごとに交代で選出する慣例がある。北部出身のヤラドゥア大統領は現在1期目で、今後南部生まれのジョナサン代行への権限集中が加速すると、微妙な政治的バランスが崩れて南北の地域間対立をあおりかねないとの懸念があり、大統領周辺は焦燥感を強めている。

(2010年4月3日18時41分 読売新聞)

1252チバQ:2010/04/04(日) 09:50:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100403-OYT1T00943.htm
エルバラダイ氏、エジプト大統領選への遠い道
 【カイロ=福島利之】2011年のエジプト大統領選に出馬する動きを見せているムハンマド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長(67)が2日、北部マンスーラで、集まった約700人の群衆を前に演説し、憲法改正や非常事態令撤廃などの「変革」を訴えた。

 エルバラダイ氏が2月に帰国して以来、大勢の群衆の前に姿を現すのは初めて。ムバラク大統領(81)の健康不安が高まる中、当局もエルバラダイ氏の動きには神経をとがらせており、同氏への国民的支持が今後、広がりを見せるか注目される。

 ◆250人の壁◆

 「多くの人が集まれば、真の変革をもたらすことができるはずだ」――。エルバラダイ氏は聴衆を前に力強く語った。そのうえで氏は、自身の大統領選出馬を困難にしている憲法の規定を改正し、「自由で公正な大統領選」を可能にするよう訴えた。

 現行憲法では、無所属で大統領選に出馬する場合、国会と地方議会議員250人以上の推薦が必要と定めている。ただ、ムバラク現政権の与党・国民民主党(NDP)が国と地方議会で大半を占めており、無所属候補が250人を集めるのは事実上、不可能だ。既存の野党に参加した場合は、1年間党の役職を務めることを条件に立候補出来るが、エルバラダイ氏は既存政党すべてと距離を置いており、これも実現の可能性は薄い。

 エジプトでは、1981年のサダト大統領(当時)暗殺直後から非常事態令が続いている。許可のない街頭デモは違法で、デモ参加者が拘束されることは後を絶たない。エルバラダイ氏が2日、違法覚悟で街頭演説に打って出たのは、大衆動員力を見せつけることで、憲法改正を求める国民運動につなげたい思惑とみられる。実際、エルバラダイ氏の演説後は、集まった若者らが「エジプトには民主主義が必要だ!」と拳を上げて叫ぶデモが自然発生的に始まった。

 ◆当局は警戒◆

 当局は今のところ、エルバラダイ氏がノーベル平和賞を受賞した国際的にも著名な人物だけに手出しを控えている。ただ、氏が今後も街頭デモを繰り返すなどした場合は、当局も政権や治安への挑発と受け止めて、何らかの措置に踏み切る可能性が高い。

 ムバラク大統領は、11年の大統領選に出馬するか、態度を明らかにしていないが、3月にはドイツで胆のうの摘出手術を受けたばかり。次男ガマル氏(46)への継承が既定路線とされる一方、世襲に対する反発も強く、その反発が知識人や若者を中心とする「エルバラダイ待望論」につながっている面がある。

(2010年4月4日09時18分 読売新聞)

1253チバQ:2010/04/05(月) 00:02:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100404-OYT1T00611.htm
エジプト警察、エルバラダイ氏支持者を拘束
 【カイロ=福島利之】エジプトの警察当局は3日、2011年の同国大統領選への出馬が取りざたされるムハンマド・エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長(67)への期待を示す内容の書籍を出版した会社代表の男性を拘束した。

 AP通信が同国当局者の話として伝えた。

 エジプトの人権団体によると、男性の家宅捜索も行われた。2月に帰国したエルバラダイ氏は、1981年以降、ムバラク大統領(81)の政権下で続く非常事態令の撤廃など民主化を求める街頭行動を展開しており、政権側が同氏支持者の弾圧に乗り出した可能性もある。

(2010年4月4日21時11分 読売新聞)

1254チバQ:2010/04/05(月) 20:50:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010040502000065.html
反欧米の現職、圧勝濃厚 スーダン大統領選11日から
2010年4月5日 朝刊

 【カイロ=内田康】スーダンで十一日に始まる大統領選や国民議会(国会)選、州知事選などの同時選挙まで一週間となった。二十年以上続いた南北内戦を終結させた二〇〇五年の包括和平合意に基づく選挙。大統領選では南部を地盤とする有力候補が出馬撤退を表明し、欧米と敵対する現職バシル大統領の圧勝が濃厚になっている。

 スーダン南部を拠点とし、南北内戦では首都ハルツームの政府軍と戦った有力政党スーダン人民解放運動(SPLM)は三月三十一日、ヤシル・アルマン候補の大統領選からの撤退を表明した。

 現地外交筋などによると、SPLMは、〇五年の包括和平合意に盛り込まれた南部の分離独立を問う住民投票を来年一月に予定通り実施するため、現職のバシル大統領と対立することを避ける判断をしたとみられる。

 今回の選挙では、ウンマ党など他の野党が、現職側の不正を訴えて選挙実施の延期を求め、実現しなければ、すべての選挙への不参加を示唆している。一時はSPLMも、野党に同調して延期を求める可能性が指摘されていた。

 バシル大統領は三月末に「選挙は一日たりとも延期しない。選挙が行われないと、住民投票も行われなくなる」と発言。これを受けSPLMは、紛争が続く西部ダルフール地方については各選挙をボイコットするものの、日程通りの選挙実施を受け入れることを決めた。大統領選への立候補も撤回したことで、バシル大統領圧勝の可能性も大きくなった。

 バシル大統領に対しては、国際刑事裁判所が〇九年三月、ダルフール紛争での戦争犯罪容疑で逮捕状を発付している。同大統領には、選挙を経ることで国際社会からの批判を和らげたい思惑がある。

1255チバQ:2010/04/05(月) 21:41:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100404-00000836-yom-bus_all
食・アニメ…「かっこいい日本」展開へ戦略案
4月5日3時12分配信 読売新聞

 「クール・ジャパン」(かっこいい日本)として欧米やアジアなどで人気を集める日本のアニメやゲーム、食、ファッションなどの海外展開を後押しするため、経済産業省が策定した「文化産業大国戦略」の原案が4日、明らかになった。

 日本ブランドのイメージ向上を通じて製造業やサービス業全体の競争力アップにつなげる考えだ。

 5日の産業構造審議会(経産相の諮問機関)専門部会に提案し、政府が6月にまとめる新成長戦略の柱に位置づける。

 戦略案は、個別の海外展開が難しい中小企業に対し、日本貿易振興機構や民間コンサルタントなどが連携。商品開発から現地での販売契約まで一貫支援する「海外ビジネス支援機能」の整備を求めた。

 また、コンテンツ(情報の内容)産業の海外展開を支援する官民出資のファンド設立、日本の流行文化や生活様式を発信するアジア主要都市でのイベント開催を提言した。海外クリエイターの受け入れを目指し、出入国管理・難民認定法の「就労を目的とする在留資格」の見直し検討も盛り込んだ。

 コンテンツ産業やファッションなどの文化産業は2004年の総売上高が約45兆円、関連雇用は215万人に達する。

 しかし、日本のコンテンツ産業の売上高のうち輸出の割合は2%で米国の18%を大きく下回っており、戦略案は「文化産業で稼ぐため、官民一体でビジネスモデルを確立することが急務」と強調している。

1256チバQ:2010/04/06(火) 22:06:23
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100406/erp1004062137005-n1.htm
英下院、12日解散・5月6日総選挙 財政赤字、最大の争点 (1/2ページ)
2010.4.6 21:37
 【ロンドン=木村正人】ブラウン英首相は6日、下院を12日に解散し、5月6日に総選挙を行うと発表した。世論調査で一時2ポイントまで縮まった最大野党・保守党と与党・労働党の支持率の差は再び10ポイント前後に開き、保守党が13年ぶりに政権の座に返り咲く可能性が強まっている。野党第2党の自民党も20%超に伸ばしており、どの党も議席過半数を獲得できない事態も予想される。

 ブラウン首相は6日、「金融危機で打撃を受けた英国経済を治療台から飛び降りさせてはならない」と述べ、拙速な財政再建が景気回復を中折れさせることへ懸念を示した。「政権を奪えば50日以内に財政再建に着手する」と年内に60億ポンド(約8千820億円)の公共支出を削減する方針を掲げる保守党のキャメロン党首を批判したものだ。

 最大の争点は、金融危機で膨れ上がった財政赤字にいつメスを入れるかだ。

 ダーリング英財務相は3月24日、事実上の選挙公約となる2010年度予算案を発表。財政赤字は1670億ポンド、国内総生産(GDP)比で11・8%だが、4年後には740億ポンド、GDP比で4%まで減らす財政再建策を示した。

 英国では政府の借金はインフレを誘発するとの恐怖心が強い。市場も巨額の財政赤字は英通貨ポンドの弱みとみなし、容赦なく売り浴びせてくる。

 英紙フィナンシャル・タイムズのジョージ・パーカー政治部長は「両党の財政再建策にほとんど違いはない。あとは有権者にどう訴えるかの差だ」と語る。政策では、国民保険料の据え置きを発表した保守党が実業界40人の支持を集めたのが目立つ程度だ。

 経済自由化を進めたサッチャー革命で製造業は衰退、労働者階級は崩壊した。保守党が富裕層を、労働党が労働者を代表する構造はなくなり、中間層の獲得にしのぎを削る両党の違いは見えにくい。

 英民放局が労働、保守、自民3党の財務担当者の支持率を調べたところ、(1)自民党のケーブル氏26%(2)ダーリング財務相17%(3)保守党のオズボーン影の財務相12%−という結果が出た。政策に違いがない分、金融危機を予見したケーブル氏に人気が集まった。保守党が過半数議席を獲れず少数与党政権を樹立する可能性もある。過半数を有する政党がなかった例は普通選挙が実施された1918年以降、20年代に2度、74年に1度あるだけだ。

 英誌エコノミスト前編集長、ビル・エモット氏は「20年代は第一次大戦で、74年は石油ショックと労組支配で経済が疲弊していた。金融危機で労働党は信用を失ったが、保守党政権になればよくなると信じる人もいない。その結果、自民党が支持を伸ばす可能性がある」と分析する。

1257チバQ:2010/04/06(火) 22:21:20
http://www.asahi.com/international/update/0406/TKY201004060441.html
英の総選挙、5月6日に 政権交代なら13年ぶり(1/2ページ)2010年4月6日21時0分
 【ロンドン=土佐茂生】英国のブラウン首相は6日、5月6日に下院(定数650)の総選挙を実施すると発表した。下院は今月12日に解散され、本格的な選挙戦が始まる。世論調査では野党の保守党がリードしており、13年ぶりに労働党からの政権交代が実現するかが注目される。

 ブラウン首相は6日、ロンドンのバッキンガム宮殿でエリザベス女王に下院解散と総選挙の実施の許可を求め、承諾を得た。その後、「英国は復活の途上だ。正しい決断をすれば、雇用や繁栄など良い結果はついてくる」と有権者に支持を訴えた。

 6日付の英紙ガーディアンによる世論調査では保守党の支持率37%に対し、労働党は33%で、その差はわずか4ポイントの激戦。これを議席数に換算すると、2大政党とも過半数の議席を取れず、1974年以来の「ハング・パーラメント」(中ぶらりんの議会)になる可能性が高まっている。

 労働党は97年、それまで18年間続いていた保守党から政権を奪い、ブレア氏が首相に就いた。経済成長と社会福祉の充実を同時に目指す「第3の道(ニューレーバー)」路線をとり、同党史上初の総選挙3連勝を果たした。

 だが、2003年に世論の反対を押し切ってイラク戦争への参加に踏み切ったころから、人気は下降線をたどり始めた。07年にブラウン首相が政権を引き継いだが、首相自身の不人気に加え、昨年の議員経費乱用問題など不祥事が重なって、労働党政権は低空飛行を続けてきた。

 一方の保守党は、43歳と若いキャメロン党首のもと「また5年間、ブラウン首相でいいのか」と政権交代を訴えてきた。労働党のお株を奪うように医療、教育など福祉を充実させる政策をとり、無党派層に食い込みを見せている。

 最大の争点は経済だ。同国では、金融危機で金融業を中心に経済が大きな打撃を受けた。回復の兆しは見えつつあるが、選挙戦では雇用や景気対策、財政再建などをめぐり激しい論戦が予想される。

 また、今選挙では国政選挙として初めて、労働党と保守党に野党第2党の自由民主党を加えた3政党の党首によるテレビ討論が行われる。内政、外交、経済をテーマに計3回の予定で、党首の答弁の出来が選挙戦の行方に大きな影響を与えそうだ。

1258チバQ:2010/04/06(火) 22:23:05
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK862597820100406
UPDATE1: ブラウン英首相が5月6日の総選挙実施を確認、保守党リードだが予断許さない情勢
2010年 04月 6日 19:33 JST
[ロンドン 6日 ロイター] ブラウン英首相は6日、総選挙を5月6日に実施することを確認した。
 ブラウン首相はダウニングストリートの首相官邸前で「誰にとっても驚きではなく、過去数年間で最も守られなかった秘密かもしれないが、女王から議会の解散に同意してもらった。総選挙は5月6日に実施する」と述べた。

 世論調査では野党の保守党が与党労働党をリードしており、労働党が敗れれば、13年続いた中道左派政権が幕を閉じることになる。ただ、両党とも支持は固まっておらず、選挙結果は予断を許さない情勢となっている。

 その結果、どの政党も過半数の議席がとれずに「ハング・パーラメント」が誕生し、政局が不安定になるのではないかとの懸念が広がっている。

 保守党のキャメロン党首は、今回の選挙は最近では最も重要な選挙になるとして、「あと5年間ブラウン政権を受け入れるわけには行かない」と訴えた。

1259チバQ:2010/04/07(水) 21:41:30
>>1177
http://mainichi.jp/select/world/news/20100408k0000m030017000c.html
スリランカ:総選挙8日に投票 与党連合が安定多数獲得か
 【ニューデリー栗田慎一】スリランカ議会(1院制、225議席)の総選挙が8日、全国で一斉投票される。各種調査によると、ラジャパクサ大統領の政権与党連合「統一人民自由連合」(UPFA)が総議席の約6割の安定多数を獲得する見通し。

 一方、大統領選でラジャパクサ氏の対立候補となり、野党勢力を主導するフォンセカ前陸軍参謀長もコロンボの選挙区から立候補。フォンセカ氏は国家反逆罪などを理由に軍事法廷で審理中だが、選挙は「優勢」が伝えられている。

 選挙管理委員会によると、有権者数は約1409万人。即日開票され、9日にも結果が判明する。政府は前回04年選挙と同様、支持者間の暴力的な対立が起きる恐れが高いとして、全国に治安部隊約5万9000人を配置する予定。

1260チバQ:2010/04/07(水) 22:18:28
たちあがれ日本 結党記念!
変な政党名〜海外編

新党    (台湾)新党xxじゃなくて新党って党 ※現存せず

新千年民主党 (韓国)2000年1月に出来た政党 いまだにあるミレニアムホールディングスはどうになかならないのか。韓国は政党の生まれ変わりが多いので変な党名多し ※現存せず

制度的革命党 (メキシコ)メキシコの自民党と言われたほどの長期政権党(00年に政権を失う)意味わからない政党名

ユーリヤ・ティモシェンコ・ブロック (ウクライナ)美しすぎる首相で話題にたった個人名をそのまま政党連合に「平沼グループ」的な感じ

フォルツァ・イタリア(イタリア)訳すと頑張れイタリア:オリーブの木なんて政党連合も(オリーブの木さんは元気なんですかね?面識ないですが) ※現存せず

ヤブロコ (ロシア)訳すとリンゴ。某東北の県にはクラブ林檎という会派が。

立ち上がれ!共和国  (フランス)なんか聞き覚えがあるような(笑)  ←ZAKZAKさん、明日の記事にどうですか?

1261チバQ:2010/04/07(水) 22:46:27
http://www.asahi.com/international/update/0407/TKY201004070395.html
キルギス首都、大統領辞任求め死傷者 非常事態宣言2010年4月7日21時14分
 【モスクワ=副島英樹】インタファクス通信などによると、中央アジア・キルギスの首都ビシケクで7日、野党勢力など数千人がバキエフ大統領の辞任を求めて政府庁舎周辺でデモ行進し、治安部隊と衝突した。内相を含む10人以上が死亡したとの情報があり、けが人も多数出ている模様。地方でも野党勢力が行政庁舎を占拠するなど混乱が広がり、政府は首都と地方の3地域で非常事態を宣言した。

 北西部のタラスでは6日、住民ら約千人が州政府庁舎を占拠。一時治安部隊が催涙ガスで鎮圧したが、夜になって再び約500人が庁舎を占拠、投石や火災などで騒乱状態になった。7日にはさらに2都市に庁舎占拠が広がり、騒動は首都にも及んだ。

 騒乱を受けて、野党・社会民主党のリーダー、アタムバエフ元首相ら野党指導者の拘束が続いている。ロシア外務省は7日、キルギス指導部と野党双方に、交渉による事態打開を呼びかけた。

 バキエフ大統領は、2005年に政権を握ったが、同族支配や汚職の横行などに野党勢力が批判を強めている。

1262チバQ:2010/04/07(水) 22:50:44
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100405-OYT1T00308.htm
南アで極右組織の指導者殺害、大統領が緊急声明
 【ヨハネスブルク=中西賢司】南アフリカ北西部で3日、白人極右組織の指導者が殺害された。


 事件に政治的背景があるかは不明だが、同国のズマ大統領は4日、緊急声明を出し、「人種間の憎悪をあおる行為は控えてほしい」と平静を呼びかけた。

 殺害されたのは、「アフリカーナー抵抗運動(AWB)」党首のユージン・テレブランシュ氏(69)。白人の独立国家樹立を主張し、1994年のアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃に反対していた。

 この事件では、警察がテレブランシュ氏の農場で働く15歳の少年と21歳の男を殺人容疑で逮捕した。賃金を巡るトラブルがあったという。

(2010年4月5日10時27分 読売新聞)

1263チバQ:2010/04/07(水) 22:51:49
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_48363
ズマ南ア大統領、国民に冷静さ求める=白人至上主義者殺害で
2010年 4月 6日 10:28 JST
 【ヨハネスブルク】16年前に人種差別政策を廃したが、その後も人種問題を乗り越えられないでいる南アフリカでは、白人至上主義者が殺害されたことで緊張が高まる恐れがある。


 白人至上主義者団体「アフリカーナー抵抗運動」の創始者であるユージン・テレブランシュ氏(69)は3日夜、同国北西部のベンタースドルプ近くの自分の農場で殺された。元巡査のテレブランシュ氏は、黒人多数のルールを不快に思い、ボーア(白人農民)の国土分離を主張する同運動を指導していた。

 ズマ大統領は4日、テレブランシュ氏殺害を非難するとともに、国民に一致団結を呼びかけた。大統領は、2人の容疑者が逮捕されており、警察は捜査を続けていると述べた。

 大統領は「黒人、白人とも冷静でいるよう求める。警察などの機関に捜査を任せよう」とし、「今は思惑のときではない。思惑は事態を悪化させるだけだ。今は黒人と白人が一致団結し、国家を優先させるときだ」と強調した。

 殺害の動機は明らかではない。大統領の広報担当者は、テレブランシュ氏は黒人労働者との賃金問題で殺されたようだと述べたが、抵抗運動の広報担当者は、賃金ではなく政治問題で殺されたとし、白人農場経営者が憎悪発言に怒った黒人に殺されるパターンだと述べた。

 同運動のAndre Visagie事務局長は「ユージン・テレブランシュの死に報復する」とし、「平和的な行動は何の効果もないようだ」と述べた。

 白人至上主義者の殺害で同国の政権党、アフリカ民族会議(ANC)と、白人と黒人間を融和させるとの同党の約束を実現する上での努力が注目されている。ここ数カ月、多くの黒人が底辺層にいることや高い凶悪犯罪率など社会の病をめぐって政治家が非難合戦を繰り広げる中で、同国の人種関係は緊張の度合いを高めている。

 サッカー・ワールドカップ開催まであと数カ月と迫った今、南アは外国からの訪問者にできるだけ良い印象を与えようと苦闘している。ズマ大統領ら同国の指導者は人種の多様さやその調和を誇示したがっているが、ANCの一部指導部の豪奢(ごうしゃ)な生活を指摘した政治家に対し大統領は人種に基づく攻撃を許しているとの批判が一部で聞かれる。

 野党国民会議(COPE)のMbhazima Shilowa副党首は「大統領は自党に『人種差別的レトリックはやめよう』と言わなければならない」とし、これを実行しない限り国民への一致団結の呼び掛けは「空虚に聞こえるだけだ」と強調した。

記者: Peter Wonacott

1264名無しさん:2010/04/07(水) 23:36:39
>>1260( ^ω^)っチバさんおつかれでやんすよ♪
へぇーて感じすねぇ。
韓国はいろいろ名前が変わる事で有名ですよね。
( ^ω^)っ国民新党も、フランスの国民戦線って言う党から名前付けたのかな?違うかな。似てるのは似てるんすけどね。

1265チバQ:2010/04/08(木) 12:05:00
http://www.asahi.com/international/update/0408/TKY201004080170.html
大統領が首都脱出、キルギス政権崩壊 野党側が臨時政府(1/2ページ)
2010年4月8日11時29分
 【プラハ=副島英樹】インタファクス通信などによると、中央アジア・キルギスで起きた野党勢力による反政府デモを受け、バキエフ大統領は7日夜、専用機で首都ビシケクを脱出した。野党勢力によると、ウセノフ首相率いる内閣も総辞職を表明し、政権は事実上崩壊。野党側は女性のオトゥンバエワ元外相を首班とする臨時政府の樹立を宣言した。

 臨時政府は半年の間に新憲法を制定し、民主的な大統領選挙に向けた基盤づくりに取り組むとしている。

 国営カバル通信によると、首都を脱出した大統領は、同国南部オシの公邸に滞在しているという。保健当局によると、騒乱による死者は少なくとも47人に達し、負傷者も400人以上に上っている。野党側は約100人が死亡したと主張している。

 大統領の辞任を求めるデモ隊の一部は暴徒化し、首都の大統領一族の家や食料品店などでの略奪が続いた。このため野党指導者らは支持者らに対し、街頭から去り、秩序維持のための自警団を編成するようテレビ放送を通じて呼びかけた。

 バキエフ政権への不満が高まった背景には、大統領による露骨な同族支配と人権抑圧に加え、今年から電気や水道などの公共料金を一気に2倍以上引き上げるという強引な政策を進めたことがある。

 バキエフ大統領は、議会選をめぐる抗議行動に端を発した2005年の「チューリップ革命」を機に政権を握ったが、この時に政権の座を追われたアカエフ前大統領も同族支配の行き過ぎから国民の反発を買った。今回も同様の構図が繰り返された形だ。

 現地からの情報では、バキエフ大統領は弟や息子ら身内を政府のポストに登用し、治安機関や投資・企業分野をコントロール下に置く一方、野党やメディアへの締め付けも強めていた。ロシアからの援助資金を息子が私的流用していたとの疑惑もあり、息子に政権を委譲する意向だとの懸念もささやかれていた。

 また、急激な公共料金値上げに対し、2〜3月には各地で値下げを求める集会が相次ぎ、野党勢力はチューリップ革命から5周年となる3月24日までの改善を要求。政権側が応じない場合は全土で抗議行動すると警告していた。

 キルギスには、米国がアフガニスタン安定化作戦のために使っている空路の補給基地があり、影響が懸念されている。

1266チバQ:2010/04/08(木) 12:08:26
http://jp.wsj.com/World/node_49184
キルギス政権が崩壊=元外相らが実権を掌握
2010年 4月 8日 10:41 JST
【ビシケク(キルギス)】中央アジアの旧ソビエト連邦のキルギス共和国で、野党デモ隊が7日、バキエフ大統領率いる政権を倒したと述べた。この結果、紛争地帯への物資供給のハブ基地として戦略的に重要なこの国を利用してきた米国にとって、アフガニスタン軍事作戦上を複雑化させる要因が生まれることになる。


Azamat Imanaliyev/Associated Press

 デモ隊が政府の建物に乱入し、何人かの側近が捕らえられたあと、バキエフ大統領は首都を脱出した。捕えられた側近の一部は激しい暴力を受けたという。

 デモ隊は夕刻までにビシケクのテレビ放送局を占拠し、臨時政府の樹立を宣言した。デモ隊のリーダーであるオトンバエワ元外相は、野党は警察と軍隊を統制しつつあると述べた。オトンバエワ氏は7日夕刻、記者団に対して、「今や野党が政権を握った」と語った。また「バキエフ大統領の行方は分からない」としている。

 バキエフ大統領への深い憎しみを除くと、キルギスの新しい指導者らを結びつける基盤が何なのか、明らかではない。バキエフ氏は2005年の「チューリップ革命」で大統領に就任したが、政敵を排除し、民主的自由を無視、身内や友人を政府高官にするなどして、国民の人気を失っていった。

 しかし、バキエフ大統領の失脚によって、首都近郊の空軍基地の提供を受ける見返りに、孤立を深める同氏を保護しようとしてきた米国は複雑な問題を抱えることになる。

 米国は、政治的統制を強めるバキエフ氏への批判を抑えてきており、8日には不人気な同氏の息子マクシム氏をワシントンでの経済フォーラムに迎える予定だった。

 クローリー米国務次官補は、キルギスでの暴力を非難するとともに、その状況は「難しい」と述べた。しかし、7日午後段階で米政府はキルギス政府が依然政権を維持しており、権力が野党に移っていないと信じている、と語った。

 政府当局者によると、7日の争乱では少なくとも47人が死亡、400人が負傷した。その多くは大統領府に数千人のデモ隊が乱入しようとしたときに死傷した。

 地方のタラスでは数千人が警察署を襲い、隠れていたバキエフ大統領の側近2人を捕らえた。目撃者によれば、1人はアキルベク・ヤパロフ第1副首相で、彼は裸にされ、1時間以上にわたって殴られ、片目を失い、病院に運ばれたという。

 今回の反政府デモのきっかけは1月に施行された公共料金引き上げと、民営化に絡む腐敗、開発資金の乱用だった。政府が争乱鎮圧のために反政府勢力の複数の重要人物を逮捕したことで怒りはさらに高まった。逮捕された人たちのほとんどは7日遅くには釈放された。

1267チバQ:2010/04/08(木) 12:23:10
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100408/erp1004081134007-n1.htm
5年前の「革命」が再現 腐敗と貧に不満鬱積 キルギス (1/2ページ)
2010.4.8 11:32
 【モスクワ=遠藤良介】2005年に「チューリップ革命」と呼ばれる政権交代劇が起きた中央アジア・キルギスで7日、大規模な反政府街頭行動が発生し、バキエフ政権が崩壊した。野党側のデモが暴徒化し、騒乱の中で大統領が首都を追われる構図は5年前と共通する。

 「チューリップ革命」を経て大統領に就いたバキエフ氏は、ロシアに逃れたアカエフ初代大統領と同様に強権支配の道をたどった。政権は報道・言論の統制を強化、選挙制度を改変するなどし、議会で与党「輝く道」が約8割の議席を占める翼賛体制を確立した。また、自らの親族を政府要職に起用し、“一族支配”に傾いたことも批判を買っていた。

 経済情勢の悪化や公共料金の引き上げが国民の不満に拍車をかけた。キルギスは一人あたりの国内総生産(GDP)が950ドル(約8万8千円)程度の貧国。従来、ロシアでの出稼ぎ労働が主要な外貨獲得源となっていただけに、ロシアの経済不振がキルギスに及んだ側面もある。

 バキエフ氏は09年の大統領選で再選を果たしたものの、国際選挙監視団はこの選挙の実態を批判。反政権派は「革命」から丸5年を期し、3月から抗議行動を強めていた。

 キルギスでは米国がマナス空軍基地をアフガニスタンでの対テロ作戦の拠点として使用するほか、ロシアもカント空軍基地を置いている。中央アジアではイスラム過激派勢力の動きが活発化していると指摘され、キルギス情勢の混乱が地域全体の政情不安につながる可能性も排除できない。

1268チバQ:2010/04/08(木) 21:48:36
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100408/erp1004081955009-n1.htm
「裂けたチューリップ」 キルギスで臨時政府が権力掌握 南北対立深刻「革命」のサイクルへ?
2010.4.8 19:40
【モスクワ=遠藤良介】中央アジアのキルギスでの反政府騒乱が拡大し、女性野党指導者、オトンバエワ元外相(59)は8日までに、自らを首班とする臨時政府を形成したと宣言した。バキエフ大統領は首都ビシケクを脱出、ウセノフ首相は内閣総辞職を表明した。2005年の「チューリップ革命」で発足したバキエフ政権は、当時と同じ街頭行動によって事実上、崩壊する結果となった。

 キルギスでは7日、バキエフ大統領の退陣を求める野党支持者が各地で暴徒化。ビシケクでは約5000人のデモ隊が治安機関と衝突し、政府庁舎などを占拠した。オトンバエワ元外相は8日、臨時政府が全権力を掌握したと宣言し、議会を解散した。臨時政府は半年間存続し、憲法や選挙関連法の改正を経てから選挙を行うという。

 05年の「革命」と違い、7日の騒乱では治安部隊が大衆に発砲、保健省によれば75人が死亡、1000人以上が負傷した。中央アジアでは、05年5月にウズベキスタン当局が少なくとも数百人のデモ隊を殺害したアンディジャン事件以来の惨事だ。

 オトンバエワ氏は8日、プーチン露首相と電話会談し、治安機関や軍も統制下に入ったと述べた。

 反政府デモが激化した背景には、バキエフ大統領がアカエフ前大統領(ロシア在住)と同様に強権化し、経済情勢も悪化していたことへの失望がある。バキエフ政権は言論・報道統制を強化し、議会でも翼賛体制を確立。同氏の親族が政府高官に起用され、大企業を握るなど“一族支配”の色彩が強まっていた点も前任者と共通する。電気など公共料金が急激に引き上げられたことも庶民の不満に火をつけた。

 キルギスは伝統的に南部と北部の氏族が対立しており、旧ソ連共産党は南北から交互に指導者を抜擢(ばつてき)して問題の表面化を抑えた。「チューリップ革命」も、北部出身のアカエフ氏に代わり南部のバキエフ派が権力を握った。今回は北部が主体となっており、新政権が南北対立を克服できない場合、「革命のサイクル」に入り込む可能性も排除できない。

1269チバQ:2010/04/08(木) 21:55:45
http://mainichi.jp/select/world/news/20100409k0000m030032000c.html
スリランカ:与党連合が議席増 野党側「不正」抗議も
 【ニューデリー栗田慎一】スリランカ総選挙(1院制、225議席)の投票が、8日行われた。改選前の議席は、与党連合128、野党連合97。地元テレビによると、与党連合が議席数を伸ばす勢い。結果は9日に発表される見通し。

 選挙戦では、ラジャパクサ大統領の与党連合とフォンセカ前陸軍参謀長が主導する野党連合が激しい争いを展開。同国では投票日に対立勢力同士が衝突して死傷者が出ることもあるが、この日は政府が治安部隊を全国の投票所に投入し、暴力的な衝突を抑え込んだ。

 ただ、野党側は「野党地盤の選挙区で、多くの野党支持者が投票できなかった」と主張。反政府機運のある東部州では、避難民支援団体が「多くのタミル人に有権者カードが配布されなかった」と訴えるなど、選挙後に火種を残した。

1270チバQ:2010/04/08(木) 23:31:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010040802000199.html
汚職体質に国民怒り 大統領息子へ利権集中
2010年4月8日 夕刊

 【プラハ=酒井和人】中央アジアのキルギスで七日、バキエフ大統領が事実上の退陣に追い込まれた背景には、大統領の後ろ盾を得て権力と富を牛耳ってきた子息マクシム・バキエフ氏に対する国民の強い不満があった。

 ロシア国営テレビは三月下旬、マクシム氏について「親の七光を得て国内で強大な権力を握る人物」と報道。同氏を頂点とする利権構造に国民の怒りの矛先が向けられ、「暴動が起きるのは必至」と予測していた。

 キルギスでは三月までの九カ月間に、通信会社など複数の有力国営企業が民営化されたが、企業の所有権はすべてマクシム氏に移ったという。同氏は治安機関の要職にも就き、アフガニスタンへの中継補給基地として米軍が駐留する軍民共用のマナス国際空港も統括していた。

 またマクシム氏のビジネスを支えた有力実業家はイタリア当局から、貴金属と麻薬の不正取引の嫌疑をかけられていたという。

 今回の政変で臨時政府トップに就いたオトゥンバエワ元外相は、大統領一族に絡む不明朗な資金の流れをこれまで議会で追及してきたが、「(政府から)明確な答弁はなかった」と指摘していた。

 バキエフ大統領は三月下旬、体制引き締めの集会で「正しい道を歩んでいるが、まだ目標には達していない」と演説。その原因をキルギスの「血族関係や汚職にしばられた体質にある」と語っていた。

 今回、まさに自身の汚職体質により政権を追われた形だ。

1271チバQ:2010/04/09(金) 22:36:54
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2716582/5577100
南アの白人極右指導者殺害、浮き彫りになった人種間の格差
2010年04月09日 11:52 発信地:ベンタースドープ/南アフリカ
【4月9日 AFP】南アフリカ北西部ベンタースドープ(Ventersdorp)の農場で3日に殺害された極右白人至上主義団体「アフリカーナー抵抗運動(Afrikaans Resistance Movement、AWB)」のユージン・テレブランシュ(Eugene Terreblanche)議長。殺害現場となった同氏の自宅は、高速道路をそれて車で10分、曲がりくねった未舗装道路を走って門を3つくぐったところにある。

 視界を遮るもののないこの広大な敷地は、10キロ離れたところにあるTshingタウンシップ(旧黒人居住区)にひしめき合う粗末な小屋の風景とは著しい対照を成している。アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃から16年たった今なお、農村部で根強く残る人種間の不平等を思い出させる光景でもある。

 事件に関連して、警察は21歳と15歳の黒人の農場労働者を殺人容疑で逮捕した。2人は月給300ランド(約3800円)の支払いを拒まれたために殺害したと供述している。

 事件は、同国で頻繁に発生している農場での殺人事件、そして、1994年に全人種選挙が行われて以後も白人が大半の農場を所有し続けているという実情をめぐる貧困、人種的不平等の問題を改めて浮き彫りにした。

 シンクタンク「South African Institute for Race Relations(南ア人種関係研究所)」によると、同国の白人農場主の数は約3万人と、10年前から半減しているが、依然として全農場主4万人(推定)の75%を占めている。

 そして、白人農場主が殺害される割合は、著名人の場合の約5倍。1994年以降に全国で殺害された白人農場主は最低1000人とする統計もある。

■暴力は双方向で

 一方、南ア最大の労組連合、南アフリカ労働組合会議(Cosatu)によると、労働者とその家族が農場主に殺害されたり、過酷な暴力を受けるケースも、月100件以上にのぼっている。農場主と労働者間の暴力は、双方向で行われているのだ。

 6日の同国英字紙スター(Star)は、42歳の農場主が「仕事をさぼった」との理由で労働者7人を鉄棒で殴りつけた事件を報じた。2007年には、ジンバブエ人労働者を殺害した白人農場主が有罪判決を受けた。この農場主は公判で、「(被害者を)バブーン(ヒヒの一種)と間違えて殴ってしまった」と主張していた。

 05年には、同じく白人農場主が、黒人労働者を殴打してライオンのおりに投げ込んで殺害する事件が起きている。

■南アの農場は「封建的」

 テレブランシュ議長殺害事件の容疑者が起訴されたベンタースドープの裁判所前では6日、ヨハネスブルク(Johannesburg)から来たという24歳の男性が、「南アフリカは、こうした殺人事件を踏み台にして、貧困や労働者の搾取といったより大きな問題について検証すべきだ」と語った。

 南アフリカ労働組合会議は、農場労働者たちの大半が法で定められた最低賃金よりも低い賃金で働かされており、「封建主義的だ」と主張している。(c)AFP/Joshua Howat Berger

1272チバQ:2010/04/10(土) 14:38:29
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010041002000082.html
スリランカ与党圧勝 総選挙 安定政権で復興へ
2010年4月10日 朝刊

 【コロンボ=林浩樹】スリランカ総選挙(定数二二五)は九日、開票が行われ、国営テレビによると、ラジャパクサ大統領の与党連合、統一人民自由連合(UPFA)が少なくとも過半数の百十七議席を獲得し、圧勝を果たした。大統領は一月の大統領選に続く勝利で、安定政権で内戦後の復興を進めることになった。

 野党第一党の統一国民党(UNP)は四十六議席、タミル人政党のタミル国民連合(TNA)は十二議席にととどまった。選挙妨害が確認された二地区(十六議席)で再投票が行われるため、比例代表全国区(二十九議席)を合わせた最終結果は、二十日以降に発表される見通し。

 与党連合は早々と勝利宣言し、報道官は改選前の百二十八議席から、最終的に百四十議席前後に躍進するとの見通しを示した。与党連合は、選挙制度を変える憲法改正に必要な百五十議席を確保するため、野党議員の引き抜きを進める方針。

 与党連合は選挙で、反政府武装勢力タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との二十五年に及ぶ内戦を終結させた大統領の功績を訴え、政治の安定を望む国民の支持を得た。一方、野党は喫緊課題の復興対策で対立軸を見いだせなかった。

 ただ、投票率は50%台と推計され、「政権戦略のない野党に失望した多くの国民が棄権に回った」(地元記者)との見方もある。

 南アジアの中核国を目指す大統領は今後、各種開発事業に着手。経済閣僚に実弟の起用も取りざたされ、「開発独裁」色を強めるとみられる。少数派タミル人への支援策が後回しになれば、民族を超えて批判が噴き出す可能性がある。

1273チバQ:2010/04/10(土) 14:40:34
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010040801000227.html
英総選挙激戦で賭け屋繁盛 “1番人気”は保守党
 【ロンドン共同】英国総選挙が来月6日に迫る中、英国のブックメーカー(賭け屋)業界が活気づいている。1992年総選挙以来の激戦を反映し、売り上げが好調だからだ。各社とも最大野党、保守党が単独で過半数を制する可能性が最も高いと予想している。

 「賭け屋市場としては過去最大の選挙。業界全体で2千万ポンド(約28億円)の売り上げになりそうだ」。世界最大規模のブックメーカー、英ラドブロークスの担当者はこう話し、予断を許さない選挙結果が商売繁盛につながっているとみる。

 同社は保守党による下院(定数650)の過半数議席獲得に1・5倍のオッズを付け、どの党も半数以下の「ハング・パーラメント」(中ぶらりん議会)を2・9倍、ブラウン首相の与党、労働党の過半数獲得は11倍とした。

 英国のブックメーカーはスポーツを中心に、政治や経済など幅広い分野を扱うことで知られる。総選挙では各党議席数や投票率、各選挙区の結果、次期労働党党首の名も賭けの対象にしている。

2010/04/08 10:28 【共同通信

1274チバQ:2010/04/10(土) 14:46:06
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010041002000207.html
大統領の国外脱出容認 キルギス臨時政府『辞任なら安全保証』
2010年4月10日 夕刊

 【ビシケク=酒井和人】中央アジア・キルギスの反政府騒乱で発足した臨時政府の首班オトゥンバエワ元外相は九日夜、首都ビシケクから南部に逃れているバキエフ大統領の処遇について「辞任するなら、本人に限り身の安全は保証する」と述べ、辞任を前提に国外脱出を認める考えを示した。欧州安保協力機構(OSCE)代表団との会談後、記者団に語った。

 一方で元外相は「ビシケクの三カ所に爆発物が仕掛けられたとの情報がある」と主張し、南部で支持者を集め反転攻勢の機会をうかがうバキエフ大統領側の動きを非難した。

 臨時政府の支配下に入った最高検察庁は九日、マクシム・バキエフ氏ら政府高官だった大統領の息子二人と、弟のジャニベク・バキエフ大統領警護局長の三人を、デモ隊に発砲を命じた殺人容疑で指名手配した。

 ビシケクでは、八日夜から九日未明にかけ商店などで略奪が続いたが、臨時政府側が秩序回復に向け略奪者へは発砲するよう治安部隊に命じている。そのため市内の混乱は徐々に収まりつつある。


http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010040901000169.html
キルギス暫定政権、ロ寄りの姿勢 米軍基地の閉鎖も
 【ビシケク共同】キルギスのバキエフ大統領を事実上の失脚に追い込んだ野党勢力の暫定政権は8日、ロシアからの支援に期待し、アタムバエフ元首相を近くモスクワに派遣すると表明、ロシア寄りの姿勢を見せた。

 また、暫定政権幹部のテケバエフ氏は、国内のマナス米空軍基地の閉鎖を求めるロシアに配慮し、同基地の存続期間が短縮される可能性が高いと述べた。ロイター通信が伝えた。同基地はアフガニスタン駐留米軍の支援拠点で、早期に閉鎖されれば、米国のアフガン戦略に影響が及ぶ。

 中央アジアの要衝のキルギスには米ロ両国が空軍基地を置き、覇権を争ってきた。ロシア政府筋は8日、「バキエフ氏は米軍基地を閉鎖するという約束を守らなかった」と批判。キルギスはロシア以外の基地を認めるべきではないと主張し、暫定政権に圧力をかけた。

 テケバエフ氏は「バキエフ氏の放逐にロシアは一役買った」とも証言。ロシアのプーチン首相は暫定政権をいち早く支持し、人道支援の用意があると申し入れている。

 暫定政権を率いるオトゥンバエワ氏は、米軍基地を含む国際合意を守るとしながらも、将来的には国益に沿って基地存廃を決めると説明。

2010/04/09 09:20 【共同通信】

1275とはずがたり:2010/04/11(日) 01:00:34

ポーランド大統領が死亡=搭乗機墜落、死者97人−ロシア西部
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2010041000245&j1

 【モスクワ時事】ロシア西部スモレンスク郊外で10日午前(日本時間同日夕)、ポーランドのカチンスキ大統領(60)夫妻が乗った政府専用機ツポレフ154型機が墜落、同大統領を含む乗客・乗員全員が死亡した。ショイグ非常事態相は計97人の遺体が回収されたことを明らかにした。
 死者のうち88人はポーランド政府・議会関係者らで、第2次大戦中に旧ソ連秘密警察がスモレンスク郊外カチンでポーランド人将校ら捕虜を銃殺した「カチンの森事件」の慰霊碑に参拝する予定だった。
 メドベージェフ大統領はテレビを通じ、ポーラン国民向けに演説、「ポーランド大統領らの死は恐ろしい悲劇だ。心から深い哀悼をささげる」と述べるとともに、事故原因の徹底捜査を約束した。
 最高検察庁によると、同機はワルシャワ発で、スモレンスク郊外の空港に着陸しようとして滑走路の数百メートル手前に墜落、大破した。事故当時、一帯には濃霧が立ち込めており、同庁は悪天候や人的ミスが事故原因とみて調べている。現場からはブラックボックスが回収された。
 ロシアのテレビ局ベスチ24によると、空港管制官は視界不良のため、同機に隣国ベラルーシ・ミンスクの空港に向かうよう提案したが、同機側は予定通り着陸することを決定。高度を下げて空港に接近する途中、付近の森の樹木に接触して墜落したという。
 カチンの森事件をめぐっては、7日にロシアのプーチン首相、ポーランドのトゥスク首相らが出席して事件70周年の慰霊式典が開かれていた。(2010/04/10-23:51)

1276チバQ:2010/04/11(日) 14:40:57
>同機にはカチンスキ大統領夫妻のほか、軍参謀総長や中央銀行総裁、主要政党幹部らが搭乗。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100411ddm007030151000c.html
ポーランド政府機墜落:大統領ら死亡 国家要人、多数失う 大統領府に市民続々
 【ウィーン樋口直樹】ロシア西部スモレンスクで10日起きたポーランド政府専用機の墜落事故で、同国民は深い悲しみに包まれた。同機にはカチンスキ大統領夫妻のほか、軍参謀総長や中央銀行総裁、主要政党幹部らが搭乗。国家の要人を一挙に失ったことで、今後の政局に大きな影響を与えそうだ。

 首都ワルシャワでは10日、すべてのテレビ局がトップニュースで流す現場中継に市民がくぎ付けとなり、半旗が掲げられた大統領府には、犠牲者にささげる花束などを抱えた人々が大勢詰めかけた。

 カチンスキ氏は49年6月生まれ。ワルシャワ大卒業後、旧共産政権下で非合法だった自主管理労組「連帯」の要職を務め、81年には戒厳令で逮捕されたこともある。05年10月の大統領選でトゥスク氏(現首相)を破り当選。右派やカトリックの熱心な信者に人気があったが、都市部のリベラル層を中心に支持率を下げていた。

 トゥスク首相は10日、事故原因の究明を命じる一方、緊急閣議を招集。記者会見で「第二次大戦後のポーランドの歴史で最も悲劇的な出来事だ」と述べた。大統領代行に就任したコモロフスキ下院議長は7日間の国家服喪を宣言した。カチンスキ氏の今年12月の任期満了に伴い、次期大統領選は今秋に行われる予定だったが、6月下旬まで繰り上げて実施される見通しとなった。

 大統領選には、トゥスク氏率いる最大与党「市民プラットフォーム」からコモロフスキ氏が立候補する。一方、07年10月の下院選で第2党となり、野に下ったカチンスキ氏の双子の兄ヤロスワフ氏率いる「法と正義」は、今回の事故で有力候補とみられていた大統領だけでなく、複数の有力幹部も同時に失った。別の野党の大統領候補者も死去しており、人材の損失や市民の同情は、大統領選の行方を左右する新たな要素になる可能性がある。

 ポーランドでは近年、憲法が元首と定める大統領と、より実質的な政治権力を持つ首相の間で微妙な政治バランスが保たれてきた。特に、前回の大統領選で争ったカチンスキ氏とトゥスク氏の不仲は有名。東欧での米ミサイル防衛計画を巡り、自国への迎撃ミサイル受け入れに熱心だったカチンスキ氏と、これに慎重なトゥスク氏が対立し対米交渉が難航したこともある。

==============

 ■ことば

 ◇ツポレフ154
 旧ソ連が開発した旅客機(最大乗客数約130人、航続距離約5000キロ)。72年に初就航し、これまでに約1000機が製造された。今も旧共産圏などで広く使われている。ポーランドは政府専用機として複数保有しているが、老朽化が進み、燃費も悪いことから、買い替え論が浮上していた。同型機は今年1月、イラン北東部で着陸に失敗して、乗客ら46人が負傷。昨年7月にも首都テヘランを離陸直後に墜落、乗員乗客168人全員が死亡した。

1277チバQ:2010/04/11(日) 14:41:47
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100411/erp1004111251009-n1.htm
双子の兄も現場で弔意 ポーランド機墜落
2010.4.11 12:51
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア西部スモレンスクで10日、ポーランド政府専用機が墜落した事故で、死亡したレフ・カチンスキ大統領(60)の双子の兄、ヤロスワフ・カチンスキ前首相が同日深夜、現場を訪れて犠牲者を悼んだ。インタファクス通信が伝えた。

 カチンスキ兄弟は2001年、保守系政党「法と正義」を創設。05年に兄が党首を務める同党が総選挙で第一党となり、弟がワルシャワ市長から大統領に当選すると、うり二つの容貌(ようぼう)から欧米メディアの注目を浴びた。

 AP通信は、ポーランド国内の大学教授の話として、「ヤロスワフ前首相が弟の遺志を継いで前倒し大統領選に出馬するのか。あるいはとても親密な関係にあった弟を亡くし、政界からいっさい身を引くのか」とのコメントを紹介、前首相の動向が注目を集めつつあることをうかがわせた。

1278チバQ:2010/04/11(日) 14:42:42
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2010041102000039.html
ポーランド大統領墜落死 追悼式途上、搭乗者全員犠牲に
2010年4月11日 朝刊


 【モスクワ支局】ポーランドのレフ・カチンスキ大統領(60)らを乗せたワルシャワ発の政府専用機ツポレフ154が10日午前(日本時間同日午後)、ロシア西部スモレンスクの空港近くで墜落した。インタファクス通信はスモレンスク州の内務省当局者の話として、大統領夫妻を含む搭乗者全員が死亡したと述べた。

 ロシアのショイグ非常事態相によると、犠牲者は計97人で、うち88人がポーランド政府、議会の代表団。同州知事は、濃霧の中で着陸体勢に入った同機が木に接触して墜落、大破したと語った。

 テロが墜落原因との情報はない。

 大統領は、第2次大戦中の1940年に、ポーランド軍将校ら2万人以上が旧ソ連に大量虐殺された「カチンの森」事件の追悼行事に出席するため、同州に向かっていた。

 大統領夫妻には軍参謀総長、中央銀行総裁ら政府、議会の要人らが同行していた。「カチンの森」事件の遺族らも搭乗していた。

 ワルシャワからの報道では、墜落機は旧ソ連時代の90年6月末の製造。歴代ポーランド大統領の専用機として使われたが、2008年、操舵(そうだ)機構の故障によりソウル上空で乱気流に巻き込まれたことがある。

 カチンスキ大統領は旧型機に愛着があり、新型機導入を検討していた政府に、購入を急がないよう指示していたという。

 ロイター通信によると、ポーランドでは大統領死亡時の憲法の規定により、ブロニスワフ・コモロフスキ下院議長が大統領代行に就任する。今後、74日以内に大統領選挙が行われる見通し。

 ロシアのメドベージェフ大統領とプーチン首相は10日、ポーランド政府に哀悼の意を表明した。

1279チバQ:2010/04/11(日) 14:44:14
http://mainichi.jp/select/world/news/20100411ddm007030155000c.html
ポーランド政府機墜落:大統領ら死亡 「カチンの森」式典中止
 【モスクワ大木俊治】70年前に悲劇の舞台となった「カチンの森」が新たな惨事を生んだ。1940年に起きた「カチンの森事件」の追悼式に向かうカチンスキ大統領らを乗せたポーランド政府専用機は10日、ロシア西部スモレンスクの森に墜落、大破した。事故現場には機体が散乱。あちこちから煙や炎が上がる。救助活動が行われたが、一人の生存者も見つからなかった。

 この日の式典はポーランドの主催で、「カチンの森事件」の犠牲者の遺族ら約1000人が参加する予定だった。多くは列車で10日朝までに現地入りし大統領の到着を待ち受けていたが、事故を受けて式典は中止された。

 広大な松林が広がる「カチンの森事件」の現場跡には、ポーランド人犠牲者の墓地を整備した追悼施設が00年にオープン。ポーランドの歴代大統領が墓参に訪れ、カチンスキ大統領も07年9月に追悼行事出席のため現地を訪れていた。

 第二次大戦中に当時のソ連・スターリン政権の決定で戦争捕虜ら2万人以上のポーランド人が銃殺され埋められた事件は「カチンの森事件」と総称されるが、埋葬現場は5カ所あり、43年にナチス・ドイツ軍が初めて大量の遺体を発見した「カチンの森」には、4421人が埋葬されている。

 ロシア側はこれに先立つ7日、プーチン首相が70年に合わせロシア首脳として初めて事件の舞台を訪れ、ポーランドのトゥスク首相を招いて追悼式典を行い、ポーランドとの歴史的対立を乗り越えようと「和解」を呼び掛けたばかりだった。


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100411-OYT1T00127.htm
呪われている?「カチンの森」わずか20km
 【スモレンスク(ロシア西部)=貞広貴志】ポーランドのカチンスキ大統領の専用機が10日、墜落したのはロシア西部スモレンスク郊外の森の中だった。


 ちょうど70年前、2万2000人のポーランド軍将校らが命を落とした「カチンの森」からわずか20キロ・メートル。4月になっても葉が茂らない暗い森で起きた悲劇に、静かな集落の住民は「ここは呪(のろ)われているのだろうか」と声を失った。

 墜落現場は、滑走路から約200メートルの地点。ポーランド国旗と同じ白と赤に塗り分けられた機体は、ひん曲がった無数の破片と化し、数百メートル四方の範囲に飛散。翼の一部が地面に突き刺さり、機体がかすめていったシラカバの木々のこずえは、ナイフで切り落とされたように鋭く折れている。

 家具修理業ピョートル・グリゴリエフさん(56)は、大統領一行を歓迎する行事の準備をしていて惨事を知った。「ポーランドとの親善が進むはずだったのに……。街全体が悲しみに包まれている」

 「カチンの森」事件が起きた当時、1歳だった主婦タマラ・パブロワさん(71)は「カチンの森の事件と墜落は関係ないのだろうけど怖い」と肩を震わせた。

 地元報道によると、専用機は濃霧の中、4回にわたり着陸を試みた末に墜落した。カチンスキ大統領はロシアとの歴史的和解に向け「カチンの森」事件の追悼式典への出席を強く願った。だがその思いはさらなる悲劇を1ページ加える結果に終わった。

(2010年4月11日02時25分 読売新聞)

1280チバQ:2010/04/11(日) 14:45:23
http://www.asahi.com/international/update/0410/TKY201004100336.html
慰霊の日に新たな悲劇 墜落機にカチン事件遺族も搭乗(1/2ページ)2010年4月10日22時44分
 【モスクワ=副島英樹、ビシケク=金井和之】第2次世界大戦下のソ連で集団銃殺されたポーランド人たちを追悼する慰霊の日が、ポーランド人にとって新たな悲劇の日として刻まれる――。ロシア西部のスモレンスク近郊で10日起きた政府専用機(ツポレフ154型機)の墜落事故では、70年前の「カチンの森」事件の被害者遺族も多数が犠牲となった。重い歴史を背負ってきたロシアとポーランド。その「和解」への道は平坦(へいたん)ではない。

 ポーランドのトゥスク首相は「戦争以外で起きた最も大きな悲劇」と国民に述べた。ロシアのメドベージェフ大統領はそのトゥスク首相に電話で哀悼の意を伝え、「このつらい日にロシア国民はポーランド国民とともにある」と、ポーランドの国民感情に配慮する姿勢を見せた。トゥスク首相とロシアのプーチン首相はともに現場に向かった。

 ソ連秘密警察が1940年、ポーランド人を銃殺した「カチンの森」事件は、ポーランド人の反ロシア感情の根っこに突き刺さった歴史問題だった。

 ロシアはカチン事件から70年の今年、ポーランドとの「和解」に向けて動いた。プーチン首相がトゥスク首相を招き、初めてロシア側が主催した今月7日の追悼式典がその象徴だった。

 だが、一貫してロシアとは敵対姿勢をとってきたカチンスキ大統領は、7日の式典には招待されなかった。このため、ポーランド側が別日程の10日に主催する式典に参加しなければならない事情があった。その背景にあるのは、秋に迫ったポーランド大統領選だ。

 トゥスク氏とカチンスキ氏の所属する政党はライバル関係にある。国民が高い関心を寄せるカチンの追悼式典に参加しなければ、選挙に重大な影響を及ぼしかねない。ライバルがロシア政府の正式な招待を受け、今後の対話の窓口がトゥスク首相に一本化されかねない状況にもあった。

 大統領府関係者は「7日と10日に分ける必要はない。歴史が政治に利用されてしまった」と不満を述べていた。

 日程を分けたことが、今回の悲劇の遠因になっているともいえる。だが、政治的な駆け引きの間で、事件の遺族たちは、今も多くがベールに包まれたカチンの真相を求め続けてきた。

 ポーランド全土に29ある遺族団体をまとめているスコンプスキ会長(72)は7日の式典に参加した後、10日も専用機に乗っていた。妻はニュースを知って号泣した。スコンプスキさんは以前、朝日新聞の取材に「我々も年だ。カチンの森に行くのは最後かも知れない」と語っていた。ロシアとポーランドの首相が臨席した7日の式典について「私は歴史の証人になる」と笑顔で語っていた。

1281チバQ:2010/04/11(日) 18:05:04
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2717372/5596376
ポーランド政府機墜落、パイロットが管制官を無視か
2010年04月11日 11:53 発信地:スモレンスク/ロシア
【4月11日 AFP】(写真追加)ロシア西部スモレンスク(Smolensk)で10日、ポーランドのレフ・カチンスキ(Lech Kaczynski)大統領夫妻ら97人が死亡した同国政府専用機の墜落事故で、捜査当局は11日、パイロットのミスの可能性も視野に入れ、原因究明にあたっている。

  ロシア空軍関係者によると、パイロットは管制官の指示を数回にわたり無視し、着陸を強行したという。

 墜落したロシア製旅客機ツポレフ(Tupolev)154に搭乗していた政府代表団は、70年前に起きた旧ソ連軍によるポーランド兵大量虐殺事件「カチンの森事件」の追悼式典に出席するために現地に向かっていた。事故当時、現場には濃霧が立ち込めていた。

 犠牲者の遺体は軍用ヘリコプターでモスクワ(Moscow)に運ばれ、身元確認が進められる。

 同機には大統領夫妻のほか、陸軍参謀長、Andrzej Kremer外務次官、ポーランド中央銀行の総裁、国会議員複数名、歴史学者らが搭乗していた。

 スモレンスク州知事のSergei Antufiev氏によると、スモレンスク郊外の空港に向けて着陸準備に入ったところで、木の頂上部と接触して墜落し、機体はバラバラになったという。

■悲しみに包まれるポーランド国民

 首都ワルシャワ(Warsaw)の大統領府では、数万人の市民が次々と集まり、国歌を歌い、献花した。

 同国のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)首相と、大統領の双子の兄であるヤロスワフ・カチンスキ(Jaroslaw Kaczynski)元首相は10日夜、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相とともに墜落現場を訪れた。

 大統領の職務は、当面は下院議長のブロニスワフ・コモロフスキ(Bronislaw Komorowski)氏が代行する。(c)AFP/Marina Sokolova and Maxim Malinovsky

1282チバQ:2010/04/11(日) 18:12:55
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100411/erp1004111552010-n1.htm
ハンガリー総選挙、中道右派が8年ぶり政権奪回へ
2010.4.11 15:51
 任期満了に伴うハンガリー国会(定数386)の第1回投票が11日、始まった。事前の世論調査では、中道右派の野党、フィデス・ハンガリー市民連盟が過半数の議席を獲得し、8年ぶりに与党に返り咲くのが確実な情勢。投票は同日午後7時(日本時間12日午前2時)に締め切られ、即日開票する。大勢は12日未明にも判明する見通し。

 ハンガリーは2008年、金融危機の直撃を受け、現在の失業率は約11%と1989年の民主化以降最悪の水準で、経済の立て直しと雇用対策が争点。小選挙区と比例代表で争われ、過半数の票を得る候補が出なかった選挙区では、25日に第2回投票を行う。

 中道左派の与党、社会党は有効な経済対策を打ち出せなかったことに加え、党員が絡む汚職も相次いで支持は低迷。極右政党「ヨッビク」と2位を争っている。(共同)

1283チバQ:2010/04/11(日) 18:25:35
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100410-OYT1T00747.htm
衝撃、「カチンの森事件」追悼式典途上の悲劇
 【ベルリン=三好範英】ロシア・スモレンスク空港近くで10日起きた飛行機墜落事故によりレフ・カチンスキ大統領をはじめ、政財界や軍の要人を多数失ったポーランド国民は、大きな衝撃を受けている。


 2005年の就任以来、ポーランド愛国主義を前面に押し出す政策を進めてきた大統領は、その象徴として参加を熱望していた「カチンの森事件」追悼式典に向かう途上で悲劇にあった。

 スモレンスク郊外では、7日にプーチン露首相、トゥスク・ポーランド首相が出席して事件70年の追悼式典が行われた。カチンスキ大統領も出席を希望していたが、プーチン首相がトゥスク首相を招待したため、ポーランド大統領主催として10日に別個の式典を行うことになった経緯がある。

 事故機に乗り合わせたクレメル外務次官、スクシペク中央銀行総裁らは、いずれもポーランドの中枢にいた。また、同事件追悼式典という性格上、軍幹部も多数参加しており、ゴンゴル参謀総長をはじめ3軍の司令官全員が犠牲となった。

 10日、トゥスク首相は「第2次大戦後のポーランドにとって最も悲劇的な出来ごと」と述べるとともに、緊急閣議を招集した。憲法規定でコモロフスキ下院議長が大統領代行に就き、14日以内に大統領選期日を決める。次回選挙は今年10月に予定されていたが、6月には実施される見通しだ。

 カチンスキ大統領は1970年代から反体制運動に加わり、双子の兄のヤロスワフ・カチンスキ氏とともに自主管理労組「連帯」に参加。脱共産体制後、2002年からワルシャワ市長を務め、05年大統領に当選。06年には保守政党「法と正義」党首のヤロスワフ氏が首相に就任し、双子の政権として話題となった。

 兄弟ともポーランドの愛国主義的な側面を代表する政治家で、共産党政権時代に政府や報道関係者が秘密警察に協力していたかを審査する「非共産化法」を施行した。外交的には欧州連合(EU)に懐疑的な立場を取り、新基本条約(リスボン条約)発効に加盟国の中で特に強く抵抗した。

 08年のグルジア紛争では、ロシアを強くけん制した。また、対ドイツ関係も歴史認識問題を中心に異議を唱えることがしばしばで関係は悪化した。

 「法と正義」は3月、カチンスキ氏の大統領選出馬支持を決定。一方、現トゥスク政権の与党である「市民プラットフォーム」も3月、コモロフスキ下院議長を大統領候補に決定している。事実上の候補者を失った「法と正義」は厳しい選挙戦を強いられる。

(2010年4月10日21時25分 読売新聞)

1284チバQ:2010/04/11(日) 19:02:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100410-00000000-maip-int
キルギス 略奪収まらず 首都は無法地帯の様相
4月10日0時6分配信 毎日新聞
 反政府暴動で政権が崩壊した中央アジア・キルギスの首都ビシケクに9日入った。市民は、富と権力を独占していたバキエフ大統領一族の没落を喜ぶ一方、治安部隊との衝突で1500人を超える死傷者を出した惨事に心を痛めていた。首都では商店への襲撃や略奪が相次いでおり、無法地帯の様相だ。【ビシケク大前仁】

 頑丈な鉄でできた正門に残る無数の弾痕。門の横には突撃を試みたクレーン車が放置されていた。警官隊と市民の衝突から48時間が過ぎた9日。大統領官邸前は、最高権力の建物とは思えない無残な光景が広がっていた。

 7日午前、この建物前には大統領の辞任を求める数千人の人々が集結した。目撃者の話によると、屋上に陣取った狙撃手たちが集まった市民に次々と銃弾を浴びせたという。銃声が響くたびに、市民は体を伏せた。4発もの銃弾を受けて命を落とした男性もいた。「自国民を無差別に狙撃するなんて。国民相手の戦争だ」。ソ連時代の抑圧体制を知る60代の女性の静かな口調に怒りがにじみ出た。

 ビシケクでは、これまで76人の死亡が確認された。官邸前では9日午前、犠牲者に対する祈りの儀式が繰り返されていた。

 バキエフ大統領と一族を首都から逃亡させた政変は、6日に北部の都市タラスで始まった抗議集会から火が付いた。それからわずか2日間で政権は崩壊した。国民の間では、バキエフ氏の5年間の統治に対する怒りが蓄積していたが、今年から始まった公共料金の値上げが決定的だった。電気料金や携帯電話の通話代はそれまでの2倍となった。電力会社や電話会社は、いずれも大統領の次男マキシム氏が支配していたことから、国民の不信感を爆発させた。

 7日の暴動では、政府省庁にとどまらず、大統領一族が住む私邸も襲撃の標的となった。焼き打ちに遭い、家財道具は持ち去られた。9日午前にそうした邸宅の焼け跡に足を踏み入れた45歳の男性は、邸内の様子をカメラに収めた後につぶやいた。「自業自得だ。前任者のアカエフ(元大統領)は国家の生活水準を引き上げる貢献をしたが、バキエフと一族は蓄財をしただけだった」。アカエフ氏の親族重用や汚職ぶりは05年3月の反政府暴動(通称「チューリップ革命」)を招き、今回と同様に自身の失脚を招いた。当時の反政府運動の指導者がバキエフ氏だった。

 ◇多くの市民「革命」

 財務省前。「臨時政府」の財務相を務めるサリエフ氏との面会を求め、北部タラスから支持者が訪れていた。その一人チャポンベックさん(37)は「今は勝利を喜び合いたい。革命の成果を出すのは今後の課題だ」と話した。多くの人は、今回の政変について「革命」と呼んでいる。

 だが、治安機関の混乱は、市民による商店などへの襲撃を引き起こしている。05年の政変でもビシケクでは一夜限りの襲撃・略奪が起きたが、今回は、より規模が大きく長引いている。市内中心部にある24時間営業のカフェは、暴動が始まった7日から店を閉めた。カフェには経営者の親類や同郷人たち10人が寝泊まりして、襲撃に備えており、ある男性は上着の下に装着した小銃をみせた。

 多くの商店は店の前に「ビズ・エル・メレン」(人民のために)という表示を出している。自分たちが「革命支持派」であることを誇示して、襲撃を逃れようという狙いだ。だが15〜22歳の若者を中心とする暴徒たちは、手当たり次第に商店を襲っているようだ。

 市中心部にある商業ビルの一つは、焼き打ちに遭い全焼したが、9日朝になっても、焼け跡から資材や鉄くずを持ち去る暴徒が相次いだ。焼けこげた建物には急いで書かれたとみられる「ビズ・エル・メレン」の表示が残っていた。

1285チバQ:2010/04/12(月) 21:45:35
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100412-OYT1T00718.htm
ハンガリー総選挙、中道右派野党が政権奪回
 【ウィーン=金子亨】任期満了に伴うハンガリー国会(1院制、定数386)の総選挙は11日、第1回投票が行われ、中央選管の暫定開票結果(開票率99%)によると、最大野党で中道右派の「フィデス・ハンガリー市民連盟」が過半数の206議席を獲得し、8年ぶりに政権に返り咲くことになった。AFP通信が伝えた。


 与党で中道左派の「社会党」は28議席と惨敗、これまで国会の議席を持たなかった極右政党「ヨッビク」が26議席と躍進した。新首相には、1998〜2002年に首相を務めた、フィデスのビクトル・オルバン党首(46)が就任する見通し。オルバン氏は11日、「国民は未来のために投票した」と勝利宣言した。

 同国は、世界的な金融危機の影響を受け景気が低迷。08年には国際通貨基金(IMF)から緊急融資を受けたが、失業率は現在、約11%に達する。フィデスは雇用創出や減税を訴え、与党への批判票を集めた。ヨッビクは国民の反感が根強い少数民族ロマ人による「犯罪」の取り締まりを強調し、国民の不満を取り込んだ。

 国会選は、小選挙区と比例代表で争われ、11日の投票で確定したのは265議席。残る議席は25日の第2回投票で決まる。

(2010年4月12日21時01分 読売新聞)

1286チバQ:2010/04/12(月) 21:46:29
http://mainichi.jp/select/today/news/20100413k0000m030052000c.html
英国:疲弊する2大政党制…議会解散、対立軸もなく
2010年4月12日 20時16分 更新:4月12日 21時19分

 英下院(定数650、任期5年)は12日解散し、5月6日投票に向けて正式に総選挙が始まった。現時点の世論調査では、どの政党も過半数に達しない「ハングパーラメント(宙づり議会)」の結果が予測されている。戦後では1974年以来36年ぶりという異例のケースで、日本がモデルとする英国の「2大政党制」には機能不全が目立っている。【ロンドン笠原敏彦】

 「選挙に負けてもブラウン首相が続投か」(保守系デーリー・テレグラフ紙)。ハングパーラメントの可能性を前に、英メディアは早くも過熱気味だ。成文憲法を持たず、慣例を尊重する同国では政権移行のルールが法的に明文化されておらず、政治が混乱する「憲政の危機」も想定されるからだ。

 保守党は今回、13年ぶりの政権交代とともに、キャメロン党首(43)が1812年より後では最年少の首相を目指す。世論調査では、初の党4連勝をかけたブラウン首相(59)の労働党を7ポイント前後もリードするが、選挙区割りが労働党に有利なため、保守党は第1党にはなっても過半数には及ばないとの予測が有力だ。

 小選挙区制に基づく2大政党制が「民意」を反映していないのは明らか。両党の総選挙での合計得票率は、51年の97%から前回05年には69%まで低下。労働党は前回36%の得票率で過半数を約30議席も上回っている。第3勢力の自由民主党は伸長傾向だ。

 ロンドン大学経済学校(LSE)のパトリック・ダーンリービー教授は「有権者の投票行動は多様化し、中世以来の小選挙区制は時代遅れになっている。小さなスイング(浮動票の揺れ)で議席が大きく動くことも問題だ」と指摘する。

 選挙制度というハード面に加え、2大政党に大きな路線の違いがないというソフト面の問題も大きい。2大政党制とは言っても、今やともに「プロマーケット(市場支持)」で、「政策面では互換可能」(LSEのトニー・トラバーズ氏)というのが現状だ。

 有権者の「選挙離れ」は顕著で、投票率は97年まで70%台を維持していたが、01年59%、05年61%と低落。今選挙の最大の争点である財政赤字問題に関し、ロビー団体「納税者同盟」のマシュー・エリオット理事長は「両党は立場の違いを騒ぎ立てるが、政策を見れば基本的に同じだ」と失望感を隠さない。

 インディペンデント紙(3月30日付)の世論調査では、「ブラウン首相をもう一度首相にすることは考えられない」との回答が50%に上る一方で、「保守党には熱狂できない」との回答も51%。有権者の心理状態も現時点では「ハング(宙づり)」になっている。

1287名無しさん:2010/04/12(月) 21:48:26
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010041201000690.html
英下院解散、第3党に存在感 二大政党制に転機
 【ロンドン共同】5月6日の総選挙を控え、英下院が12日、解散する。選挙実施の発表から13日で1週間だが、ブラウン首相率いる与党労働党も、13年ぶりの政権交代を目指す最大野党、保守党も過半数獲得の勢いはない。第3党の中道左派、自由民主党が存在感を高めるなど、英国の二大政党制は転機を迎えている。

 選挙戦序盤は、雇用主と被雇用者の社会保険料負担を1%上げるとの与党の政策を、キャメロン保守党党首が「財政の無駄を省けば済む」と批判。これで同党支持率は40%前後とやや上昇した。労働党が30%前半、自民党が20%前後で追う。

 しかし英誌は、サッチャー保守党党首(当時)が大胆な民営化を唱えて労働党から政権を奪還した1979年や、左派や労組の色が濃かった労働党をブレア党首(同)が経済界の票も狙える中道路線に改革し、保守党長期政権を破った97年のような雰囲気が、今の保守党に感じられないと指摘。「各党とも他党批判に忙しい」と言及した。

 そうした中、前回総選挙で主要政党中、イラクからの英軍撤退を唯一訴えた自民党が、二大政党に不信感を抱く有権者の注目を集める。

2010/04/12 18:49 【共同通信

1288チバQ:2010/04/12(月) 22:05:03
35歳で首相就任してたらしい

>新首相には、1998〜2002年に首相を務めた、フィデスのビクトル・オルバン党首(46)が就任する見通し。

1289チバQ:2010/04/13(火) 12:16:27
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010041302000051.html
キルギス 臨時政府『親ロ』鮮明
2010年4月13日 朝刊

 【ビシケク=酒井和人】中央アジア・キルギスでバキエフ大統領を追放した臨時政府副首班のアタムバエフ元首相が十二日、記者会見し、バキエフ政権を事実上、支援してきたとして米国の対応を厳しく批判した。一方で元首相は親ロ姿勢を鮮明にしており、今後、キルギス国内の米軍基地存続問題などで反米姿勢が強まる可能性もある。

 会見で、アタムバエフ氏は大統領の処遇に関し、大統領を拘束する特殊作戦を準備中と明らかにしたが「流血は避けるべきだ」として、大統領の自発的辞任を優先する意向を示した。また、大統領の子息マクシム・バキエフ氏の不正蓄財に駐キルギス米国大使館が関与した疑惑を指摘。「米国はわれわれに民主主義を教えようとしたが、一方でバキエフ一族を評価し、キルギス国民の尊敬を失った」と語った。

 アタムバエフ氏は、米国のこうした対応を「基地存続のため」と明言。米国がアフガニスタンへの補給拠点とするビシケク近郊のマナス米空軍基地存続を重視し、バキエフ大統領らの不正を見逃してきたと非難した。同氏は今後、米国との基地貸与契約を再検証する考えに言及。契約更新期を迎える今年七月以降に見直す可能性を示唆した。

 一方、アタムバエフ氏は九日からのモスクワ訪問で、ロシア側から一億五千万ドル(約百四十億円)以上の無償供与の提示があったと表明。ロシアがベラルーシなどと設立した関税同盟への参加にも含みを持たせるなど、親ロ傾斜を鮮明にした。

 臨時政府内では、ロシアメディアの反バキエフ報道が野党勢力のデモ拡大につながったとして政変へのロシアの功績を評価する声も出ている。

1290チバQ:2010/04/13(火) 12:26:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010041302000049.html
ポーランド大統領事故死 後継 双子の兄浮上
2010年4月13日 朝刊

 【ワルシャワ=弓削雅人】ポーランドのカチンスキ大統領ら九十六人が犠牲となった政府専用機の墜落事故を受け、首都ワルシャワの大統領府では十二日、弔意の記帳に訪れる市民の長蛇の列が続いた。国営テレビが終日、追悼番組を流し続けるなど国内は悲しみに包まれるが、大きな混乱はみられない。

 前日に戻ってきた大統領の遺体は十三日から同府で公開され市民からの弔問を受け付ける。政府は十七日に大統領ら犠牲者を追悼する国家行事を行う方向で調整している。

 事故を受け、大統領の職務は憲法の規定からコモロフスキ下院議長が代行。六月下旬にも大統領選挙が行われる予定だ。

 もともと今秋に大統領選が行われるはずだったが、カチンスキ大統領は事故の二日前に右派「法と正義」の候補として再選を狙う意思を表明していた。

 墜落事故では、中道左派「民主左翼連合(SLD)」の大統領候補と目されていたシュマイジンスキ下院副議長も死亡。これにより残る有力候補は、大統領代行で、トゥスク首相率いる中道右派「市民プラットフォーム」のコモロフスキ下院議長に絞られた形だ。

 「法と正義」からは大統領の双子の兄で前首相のヤロスワフ氏に出馬を促す案も浮上。大統領の愛国主義的な政治姿勢に抵抗感はあっても、兄ならば同情票が集まるとの期待からだ。ただ党首の同氏が大統領になれば党運営に支障をきたすとの懸念もあり、立候補の有無は流動的だ。

1291チバQ:2010/04/13(火) 12:58:51
http://www.asahi.com/international/update/0412/TKY201004120357.html
「ブス」「奴隷」暴言つぶやき出馬取り消し 英労働党
2010年4月13日5時3分


 【ロンドン=土佐茂生】5月6日に下院総選挙が行われる英国でこのほど、与党・労働党の候補者が簡易投稿サイト「ツイッター」で差別用語など数々の暴言をつぶやいていたことが分かり、労働党は急きょ、この候補者の出馬を取り消した。

 英メディアによると、失言したのは英北部スコットランド・モレー選挙区のスチュワート・マクレナン候補(24)。ツイッターでバナナを「奴隷に作らせた」と表現したり、ある女性を「ブス」と呼んだりした。保守党のキャメロン党首や、同じ労働党の議員らを、みだらな言葉で批判することもあった。

 9日に大衆紙サン(スコットランド版)がつぶやきの内容を特報すると、マクレナン候補は「候補者になる前に書いたもの。バカだった」と謝罪した。しかし、保守党を追いかける立場の労働党にとって、ダメージを最小限に食い止めるため、9日、同候補の出馬を取り消した。ブラウン首相は「こうした考えの持ち主は労働党の候補者にできないことは明らかだ」と話した。

1292チバQ:2010/04/13(火) 21:05:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100413-00000055-san-int
ポーランド大統領機墜落 和解寸前…ロシア苦悩
4月13日7時56分配信 産経新聞


拡大写真
スモレンスク(写真:産経新聞)

 ■原因究明・遺族受け入れ 手厚い配慮

 【モスクワ=佐藤貴生】ポーランド政府専用機墜落事故で、ロシアは原因究明から遺族受け入れまで、細かい配慮を行ってポーランド政府に全面的に協力する姿勢を示している。同国の国家元首を受け入れて和解に踏み切ろうとする矢先の悲劇とあって、ロシア政府も大きな衝撃を受けていることは間違いない。事故後の対応には、ようやく訪れたポーランドとの関係改善の芽をつんではならない、という思惑が色濃くにじんでいる。

  [フォト] 暗い森に散らばる機体…白煙、泥まみれの遺留品

 ◇服喪の日◇ モスクワ市内のポーランド大使館や西部サンクトペテルブルクの同国総領事館には、事故の犠牲者を悼むロシア人らが多数訪れ、手向けられた花やキャンドルが増え続けている。

 ロシア政府が遺族受け入れのために用意したモスクワ市内のホテルには、ポーランドから100人以上の関係者が到着した。両国の専門家は遺体の身元確認を合同で進めており、ポーランドのコパチ保健相は「ロシア側の専門家は熱心に作業を進めている。ロシア政府に感謝したい」と述べた。両国は事故原因の究明も合同で行う見通しだ。

 事故が起きた10日、プーチン首相は現場に飛んでポーランドのトゥスク首相と抱き合って犠牲者を悼んだほか、メドベージェフ大統領も黒いネクタイ姿で国営テレビに出演、弔意を示した。ポーランド国民への連帯を示す服喪の日の12日、ロシアのメディアは広告中止などの対応を取った。

 ◇「歴史の清算」一変◇ こうした迅速な動きは、ロシア政府が事故をいかに重く受け止めているかを象徴するものといえる。第二次大戦初期にソ連秘密警察がポーランド兵を大量虐殺した「カチンの森事件」から70年となるのを機に、首相に続いてカチンスキ大統領を受け入れて「歴史の清算」を果たすはずだったのが、事故により事態が一変してしまったからだ。

 ◇欧州戦略に影響も◇ ロシアとポーランドは過去、幾度となく戦火を交えるなど対立と融和を繰り返した。最近では、オバマ米政権のミサイル防衛(MD)見直しに伴ってポーランドへの迎撃ミサイル配備計画も白紙となるなど、ロシアとポーランドの政治的関係が変わる可能性も出ていた。

 欧州でも屈指の対露強硬姿勢で知られるポーランドとの関係は、ロシアの欧州戦略全体を左右しかねない重要な意味がある。ロシアは事故後の対策に万全を期すことで、関係改善の流れを継続したい意向だ。

 ただ、70年を経て再び訪れた「カチンの悲劇」がポーランドの人々の脳裏に長く刻まれることも間違いなく、将来にわたってロシアとポーランドの関係に影を落とすことも確実だ。

1293チバQ:2010/04/14(水) 12:16:11
http://www.yomiuri.co.jp/column/kenkyu/20100414-OYT8T00290.htm?from=navlc
二大政党制の「夜明けと曲がり角」
調査研究本部主任研究員 渡辺 覚
 二大政党制が曲がり角に来ている、という。5月6日に総選挙を控えた、海の向こうの英国の話である。単純小選挙区制度にこだわり、米国同様に「Winners take all」(勝者による総取り)が原則で、二大政党による政権交代可能な政治システムが伝統となっている英国だが、今回の総選挙は、どうやら勝手が違うようだ。

 昨年実施された各種世論調査では、政権奪取を狙う野党・保守党の支持率は、与党・労働党を10〜15ポイントも引き離し、地滑り的な勝利が確実視されていた。しかし年明け以降、その差は1ケタ台にまで縮小。いずれの政党も過半数を獲得できない「ハング・パーラメント」(宙ぶらりん議会)の可能性が指摘されている。国政の重要な決定に障害をもたらす恐れのある「ハング・パーラメント」は、英国史上、極めて異例の事態であり、1974年以来起きていない。

 背景分析はさまざまだ。ある専門家は、財政赤字の脱却を目指して歳出削減方針を示した保守党に対し、有権者の不安が高まってきたからだと指摘する。英国経済に復調の兆しが見え、労働党の経済運営が信頼感を回復したためだという見方もある。保守党のキャメロン党首(43)のサマンサ夫人(38)が、第4子を懐妊したことが報じられ、女性有権者がそっぽを向き始めた――とする説まで登場している。

 <そもそも英国の二大政党制度は、長期的な意味で曲がり角に来ている>との分析もある。振り返ると、労働党と保守党の合計議席が下院に占める割合は、サッチャー党首の下で保守党が政権に返り咲いた1979年の総選挙時に約95%だったが、労働党のブレア政権が誕生した97年選挙では約88%、前回05年選挙では約85%――と漸減傾向にあるというのだ。

 英国は階級制度の変容が進み、民意は多様化しつつある。一方で労働党も保守党も、都市部の中間層にアピールする政策を打ち出し、両党の政策はどうしても類似性を増す。与野党の大混戦が現実味を帯びるに連れて、今回の総選挙は、「二大政党制の終わりの始まり」として注目を集める流れが作られつつある。

 「なあんだ、日本がお手本にした英国の二大政党制は、行き詰まり状態ではないか」。英国の総選挙を話題にすると、そんな皮肉な声も聞こえてきそうだ。

 だが待ってほしい。総選挙報道がにぎやかさを増していた3月29日、当の英国を代表する高級紙フィナンシャル・タイムズは、日本の政治状況を取り上げた社説を掲載した。同紙はこの中で、「日本は、二大政党制の実現という目標を達成していない」と厳しく指摘。すなわち、昨年の総選挙で政権を獲得した日本の民主党は、党内が「イデオロギーのごみ袋状態」で、「政治上の立場は依然として強固になっていない」。現在でも「おろおろした新時代のスタートに立っているだけ」と断じている。

 なるほど日本は、政権交代可能な民主主義システムを構築する道のりの中で、ヨチヨチ歩きを始めたばかりである。私たちがお手本に選んだ国の選挙が、どのような形で<曲がり角>を通過するのか、まずは、謙虚に学ぶ気持ちで注視すべきなのかも知れない。「宙ぶらりん」どころか、日本は、与党が下院で圧倒的な多数を有しながら、いくつもの重要案件の処理が難渋を続けている。「偽りの夜明け」と題された辛口の社説を読み、くやしい思いを抱きながら、そう思った。

(2010年4月14日 読売新聞)

1294チバQ:2010/04/14(水) 22:18:51
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100415k0000m030055000c.html
キルギス:政変1週間 臨時政府、結束欠く
 【モスクワ大前仁】中央アジアのキルギスで、大衆デモによりバキエフ政権が崩壊してから14日で1週間。臨時政府は全土の掌握に取り組むが、南部に逃亡中のバキエフ大統領の処遇をめぐる方針が固まっておらず、米軍基地問題でも意見の食い違いが出ている。「反バキエフ」で結束していた野党指導者がまとまりを維持できるか不透明だ。

 出身地の南西部ジャララバード州に逃亡中のバキエフ氏は13日、首都ビシケクから逃亡後初めて記者会見を開いた。自らと家族の身の安全が保障されれば、辞任を受け入れる考えを示したが、傍らには自動小銃を手にした兵士が護衛していた。バキエフ氏は隣接するオシ州で15日に開く支持集会に参加する予定で、両州では限定的ながら移動の自由を確保しているようだ。

 ◇特殊部隊を派遣
 キルギス国民の間では6〜8日のデモで80人を超す死者が出たことに対して、バキエフ氏の責任を追及する声が日増しに強まっている。臨時政府のベクナザロフ副代表(検察・司法担当)は13日、大統領の不逮捕特権をはく奪したと発表したうえで、バキエフ氏の逮捕に備えて、逃亡先の近くまで特殊部隊を派遣したことを明らかにした。

 これに対して、同政府代表のオトゥンバエワ元外相は同日のインタビューで、大統領の不逮捕特権を尊重する考えを繰り返し、バキエフ氏の自発的な国外亡命による事態収拾を望む考えを表明した。 バキエフ氏の亡命先をめぐっては、トルクメニスタンなど他の中央アジア諸国や、トルコ、イランなどが候補国として取りざたされている。だが、これらの国はロシアとバキエフ氏の関係が悪化していることから、ロシアに配慮して、バキエフ氏の受け入れに消極的になっているとの見方も出ている。

 また臨時政府は、ビシケク近郊にあるマナス米空軍基地の契約更新問題でも明確な姿勢を打ち出せていない。オトゥンバエワ氏はAP通信に対して、今年7月に現在の契約が切れた後も「次の1年間は自動更新する」と明言した。しかし、テケバエフ副代表(憲法改正担当)は「臨時政府内で基地問題のあり方を徹底的に検討すべきだ」と主張しており、調整は難航が予想される。

 臨時政府はオトゥンバエワ氏のほか、5人の副代表が中心で、これら6人はそれぞれ自らの政党を率いている。キルギスの政治評論家、クニャーゼフ氏は臨時政府の現状について「お互いの意見のすり合わせができていない。(さまざまな問題で)時間をかけて見解を統一する必要がある」と指摘。半年後に実施される大統領選と議会選に向け、各党の思惑の違いが表面化する可能性もある。

1295チバQ:2010/04/14(水) 22:19:41
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010041401000266.html
ロ大統領、キルギス情勢に危機感 「内戦の瀬戸際」
 【ワシントン共同】ロシアのメドベージェフ大統領は13日、旧ソ連・中央アジアのキルギスで野党支持者のデモと治安部隊の衝突で80人以上が死亡、バキエフ大統領の政権が事実上崩壊した情勢について「内戦の瀬戸際にある」と指摘、強い危機感を表明した。

 核安全保障サミットが開かれた米ワシントンで講演した大統領は、キルギスで内戦が起きれば国際テロ組織にとって好都合な「第二のアフガニスタンになる」と指摘。そうした事態を避けるために「責任ある政府の樹立に向け、力を結集すべきだ」と述べ、暫定政府を発足させた野党側と、南部ジャララバード州に逃亡し大統領の地位にとどまり続けているバキエフ氏に対し、これ以上の流血を避けるよう自重を促した。

 キルギスではバキエフ氏の強権的統治に反対する野党支持者らが今月7日、首都ビシケクの政府庁舎に突入しようとして治安部隊と衝突、流血の惨事になった。

2010/04/14 10:36 【共同通信】

1296チバQ:2010/04/14(水) 22:46:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100414-00000005-cnn-int
ソマリアのラジオ局、音楽を禁止され動物の鳴き声を放送
4月14日12時42分配信 CNN.co.jp

(CNN) アフリカ東部ソマリアの首都モガディシオで13日、ラジオから流れていた音楽が止まり、代わりに動物の鳴き声や足音が放送された。市内の大半を実効支配するイスラム武装勢力の1つが、ラジオ局による音楽放送を禁止したためだ。

同国のジャーナリスト団体によると、武装勢力ヒズブル・イスラムは、音楽が「イスラム教に反する」として、放送禁止を通告。一部のラジオ局に対し、10日間以内に従わなければ処罰すると警告した。

これを受けて、市内14社の民間ラジオ局はすべて音楽の放送を停止した。このうち3社は音楽に代えて馬のひづめや波の音を放送し、抗議の意を示した。

あるラジオディレクターは、禁止令に不満はあるとしたうえで、「われわれの命にかかわる恐れがあるので従うしかない」と話した。ソマリア人ジャーナリストの1人は、「独立系メディアを沈黙させようとする武装勢力側の作戦が始まったのではないか」「次は女性ジャーナリストらが標的となるかもしれない」と懸念を示した。両者とも安全上の理由から、匿名を条件に語った。

同国では1991年から事実上の無政府状態が続き、ヒズブル・イスラムは国際テロ組織アルカイダ系の反政府武装勢力アルシャバブとともに、モガディシオを含む南部一帯を実効支配している。 .最終更新:4月14日12時42分

1297名無しさん:2010/04/15(木) 12:14:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20100415k0000m030066000c.html
ポーランド:背景にVIPシンドローム? 大統領機事故
 【ウィーン樋口直樹】ポーランドのカチンスキ大統領夫妻ら96人を乗せた政府専用機が10日、ロシア西部で墜落・全員死亡した事故で、パイロットが悪天候下に管制官の指示を無視して着陸を強行した理由を巡り、さまざまな憶測が流れている。中でも「カチンの森」の記念式典を控えた大統領側からの「圧力」が有力視されるなど、人災的な色合いが強まっている。

 カチンスキ氏は08年8月、搭乗機の別のパイロットが「安全上の理由」から、当時ロシア軍の侵攻を受けていたグルジアへの着陸を拒否したことに激高。パイロットの行為を「不服従」とみて、空軍のポストをはく奪しようとした。結局、トゥスク首相の取りなしでパイロットは逆に危険回避の功績が認められ、勲章を授与された。

 今回の墜落前に、カチンスキ氏側からパイロットに具体的な指示があったかどうかは分かっていない。だが、メディアや政治家の間では、08年の経緯がパイロットへの圧力になっていたとの見方が有力だ。英テレグラフ紙(電子版)は12日、ロシアの航空専門家の話として事故の背景に「VIP(最重要人物)搭乗者シンドローム(症候群)」があった可能性があると伝えた。

 事故原因としてはこのほか、パイロットのロシア語能力の低さに起因する現地管制官との連絡不足や、カチンスキ氏と関係が悪かったロシア当局による「故意」の着陸拒否なども挙げられている。

 ロシア捜査当局は回収したフライトレコーダーを解析した結果、機体に異変が起きた兆候はなく、悪天候下での強行着陸が事故につながったとの見方を示している。

1298名無しさん:2010/04/15(木) 20:53:19
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201004150011.html
2010.04.15 Web posted at: 13:04 JST Updated - CNN
ワールド
ポーランド大統領選6月に 現地では埋葬地をめぐる論争も
ワルシャワ(CNN) ポーランド議会は、ロシア西部の飛行機墜落事故で10日に死亡したカチンスキ大統領の後継を決める大統領選挙を6月に行う方向で調整している。


ポーランドのPAP通信によると、6月13日か20日になる可能性が高いようだ。正式な日程は今月21日にコモロフスキ大統領代行が発表する。


大統領の死は国民に大きな衝撃を与え、首都ワルシャワの大統領宮殿前には大統領夫妻の死を悼む人々が大勢訪れている。17日には国葬が予定されており、オバマ米大統領やロシアのメドベージェフ大統領も参列するとみられる。埋葬は18日に行われる予定。


こうしたなか、ポーランド国内では、大統領の埋葬地をめぐる議論が巻き起こっている。大統領夫妻の遺体はクラクフにあるバベル城に埋葬される予定だが、ここは国王や聖人など、歴史的英雄が埋葬される墓地だ。生前、さほど人気のなかったカチンスキ大統領を英雄と同じ地に埋葬することに反対する声も上がっている。


ソーシャル・ネットワーク・サイトの「フェースブック」では、同地への埋葬に反対するグループに14日現在、3万2000人の支持者が集まっているという。

1299チバQ:2010/04/15(木) 23:03:43
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201004150029.html
2010.04.15 Web posted at: 21:02 JST Updated - CNN
ワールド
キルギス大統領、銃撃されるも無事 南部の支持者集会で
キルギス・ビシケク(CNN) 反政府デモをきっかけに政権が事実上崩壊した中央アジアのキルギス情勢で、南部に逃れたバキエフ大統領が15日、支持者の集会に参加し演説した際、銃撃される事件が起きた。目撃者が明らかにした。大統領は無事だったという。


銃撃が起きたのは南部オシ市で開かれた集会で、約5000人が参加していた。銃撃が起きた後、大統領は空中に威嚇発砲する警護員に守られながら会場を離れたという。


バキエフ大統領が先週政権を追われた後、南部ではここ2日間、大統領支持派と反対派の集会がそれぞれ開かれている。銃撃犯の組織的な背後関係などは不明。


政変発生後、野党勢力らの暫定政府とバキエフ大統領側のにらみ合いが続く情勢となっているが、同大統領は出国する考えはないとした上で、暫定政府との交渉は否定していない。キルギス南部の消息筋によると、バキエフ大統領は自身と家族、一族らの出国の安全が確保されれば、大統領辞任に応じる意向だという。


ただ、大統領出国に関しては、暫定政権内に賛否両論があり、バキエフ氏に犯罪行為の責任を取らせるべきだとの意見もある。大統領の息子には外国企業との契約に絡む汚職疑惑も浮上している。過去のジャーナリストや政治活動家殺害で大統領の取り巻き連中を裁くべきだとの主張も暫定政府内で出ている。


キルギスの検察当局は最近、大統領一族や側近らを多数の罪名で起訴している。

1300チバQ:2010/04/16(金) 21:59:28
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100417k0000m030069000c.html
キルギス:バキエフ大統領が出国、辞表提出 混乱沈静化へ
 【モスクワ大前仁、大木俊治】キルギスの反政府デモで失脚したバキエフ大統領が15日夜、逃亡先の同国南部からカザフスタンへ向けて出国した。バキエフ大統領は、16日未明までに出国先のカザフスタンで大統領職の辞表を提出し、臨時政府がこれを受理した。インタファクス通信などが伝えた。キルギス国内に残ったバキエフ氏の親族らも恭順する意向が伝えられており、臨時政府が全土の掌握を進め、事態が沈静化に向かう見通しとなった。

 バキエフ氏は辞表の中で「国民の将来、キルギスの統一の維持のために辞表を提出する」と明記したという。

 バキエフ氏がこのままカザフスタンに滞在するか、第三国へ出国するかは不明だ。ラトビアやトルコへの亡命情報も流れているが、トルコ外務省は「亡命申請を受けていない」と説明している。

 臨時政府によると、キルギスの治安当局は15日、バキエフ前政権のカリエフ国防相の身柄を拘束した。また、キルギス国内に残るバキエフ氏の実弟ジャニベク氏(国家警護局長官)に投降を呼び掛けており、「適切な交渉が進んでいる」(情報筋)という。

 バキエフ氏の出国は全欧安保協力機構(OSCE)が仲介。米露カザフスタンの各大統領、国連、OSCEがバキエフ氏の処遇について協議した。

 一方、ブラジルを訪問中のロシアのメドベージェフ大統領は15日に声明を発表。臨時政府への支援強化方針を示すと共に、崩壊したバキエフ政権について「国民の利益を保障できず、汚職や血縁主義のために崩壊した」と批判した。

 メドベージェフ大統領はロシア国防省に対し、バキエフ氏のカザフスタンへの出国を支援するよう指示したという。ロシアは、臨時政府とバキエフ派の対立が長引けば地域情勢が不安定化することを懸念し、出国実現に向け積極的に動いたとみられる。また出国をおぜん立てすることで中央アジアでの存在感を示した形だ。

 また、インタファクス通信によると、キルギス臨時政府のテケバエフ副代表は16日、米軍が駐留するマナス空軍基地について、7月に切れる貸与契約の1年間自動延長を決めたことを明らかにした。契約打ち切りの是非は10月の選挙で誕生する新議会が決める問題だと説明した。

 副代表はまた、臨時政府が策定した新憲法案を26日に公表し、7月に国民投票にかける考えを表明した。新憲法案では議院内閣制を導入するという。

1301チバQ:2010/04/16(金) 22:04:03
http://www.asahi.com/international/update/0416/TKY201004160256.html
自由民主党が圧勝、英国のテレビ党首討論2010年4月16日14時37分


 【ロンドン=土佐茂生】5月6日に総選挙が行われる英国で15日夜、国政選挙としては同国初めてとなるテレビ討論が行われた。2大政党の労働党のブラウン首相(59)と保守党のキャメロン党首(43)に加え、第3党・自由民主党のクレッグ党首(43)の3氏が内政問題で激論をかわした。直後の世論調査ではクレッグ氏が圧勝した。

 ブラウン氏は「今年は英国経済の回復に重要な1年」と得意の経済分野に力を入れ、与党としての実績を強調。歳出削減を進めようとする保守党を「保守党政権になれば、経済は失速し、多くの人が職を失う」と攻撃した。

 キャメロン氏は、移民や犯罪でより厳しい姿勢を強調。「保守党は準備不足」との批判に対して「今こそ希望を選ぼう」と13年ぶりの政権交代を訴えた。自民党のクレッグ氏は2大政党を「古い政治」と批判、「本当のチェンジの機会を与えてほしい」と語った。議員経費乱用問題での2大政党の対応を批判し、差別化を図った。

 保守党と労働党の支持率が接近し、どの政党も過半数を取れないハング・パーラメント(中ぶらりんの議会)が現実味を帯びる中、選挙後をにらんで自民党との連立も視野に入れる労働党のブラウン氏が、クレッグ氏との政策の近さを強調する場面もあった。

 中継した民放ITVの世論調査では、クレッグ氏が43%の支持を得て、26%のキャメロン氏、20%のブラウン氏を引き離した。知名度の低いクレッグ氏だが、批判しあう2大政党の党首と距離を置き、率直に語る姿勢が新鮮に映ったようだ。討論会は計3回あり、22日に外交、29日に経済をテーマに議論する。

1302チバQ:2010/04/18(日) 13:16:12
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100418/t10013914391000.html
第3党が支持率で与党と逆転
4月18日 8時4分
イギリスで来月行われる総選挙の投票を前に議会第3党の支持率がブラウン首相の与党・労働党を上回り、選挙戦は2大政党の闘いからかつてない3党、三つどもえの闘いになる様相を見せています。

17日、イギリスのサン紙が発表した最新の世論調査によりますと、来月6日に投票が行われるイギリス議会下院の選挙でどの党を支持するかという問いに対して、最大野党の保守党と答えた人が33%、与党・労働党が28%だったのに対し、中道左派の議会第3党・自由民主党が30%と、前回の調査に比べて8ポイント伸ばし、ブラウン首相の労働党を上回りました。これは15日に行われたイギリスで初めての党首によるテレビ討論で、それまで知名度が低かった自由民主党のクレッグ党首が2大政党による既存の政治を批判し、高い評価を受けことが自由民主党への支持を一気に高めたものと受け止められています。イギリスでは去年、議員による経費の乱用の問題が明るみに出たのをきっかけに、有権者の間に政治不信が広がっています。自由民主党はこうした有権者の不満の受け皿になって支持を広げる可能性があり、選挙戦は伝統的な2大政党の闘いからかつてない3党による三つどもえの争いになる様相をみせています。

1303チバQ:2010/04/18(日) 13:16:58
http://www.asahi.com/international/update/0417/TKY201004170348.html
英総選挙、経営者と経済学者が代理戦争 財政再建で激論2010年4月18日0時0分
 【ロンドン=有田哲文】5月6日投票の総選挙を前に、英国で財政再建をめぐる論争が白熱している。与党・労働党が掲げる事実上の増税策に経営者がまとまって反対を表明したのに対し、15日には経済学者約50人が野党・保守党の歳出削減を批判する声明を明らかにした。2大政党の代理戦争の様相だ。

 英国の2009年の財政赤字は国内総生産(GDP)比で12%台になり、財政危機のギリシャと肩を並べる。どう圧縮するかが争点になっている。

 労働党は財源不足を補うために社会保険料の引き上げを提案している。これに対し、製薬大手グラクソ・スミスクラインのトップら経営者約20人が今月初め、「雇用への増税だ。タイミングが悪い」とする声明を英紙に出した。

 一方の保守党は、ムダをなくすことによる60億ポンド(8600億円)の歳出削減を掲げる。これについては逆に経済学者などが反発。元イングランド銀行政策委員のブランチフラワー氏らは「(歳出削減の)行動を急ぎすぎれば、雇用に悪い影響がある」との反対声明を出した。

 両党は応援団探しに必死になっており、「労働党は経営者に声明を書いてもらえず、経済学者に頼った」(デーリー・テレグラフ紙)などの見方が出ている。

1304とはずがたり:2010/04/18(日) 13:18:47
>>1303
イギリスの経済学者って新古典派弱かったっけ??
最近の経済学者は歳出削減に賛同するものだと思ってたのでちょい新鮮w
>一方の保守党は、ムダをなくすことによる60億ポンド(8600億円)の歳出削減を掲げる。これについては逆に経済学者などが反発。元イングランド銀行政策委員のブランチフラワー氏らは「(歳出削減の)行動を急ぎすぎれば、雇用に悪い影響がある」との反対声明を出した。

1305チバQ:2010/04/18(日) 13:34:55
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20100418ddm003030147000c.html
アイスランド:火山噴火 空港閉鎖、要人日程に影響
 【ロンドン会川晴之】アイスランドの火山灰拡散に伴う欧州各国の空港閉鎖は、要人の政治日程にも影響を与え始めた。政府専用機の墜落事故で死亡したカチンスキ・ポーランド大統領の国葬(18日を予定)についても、首脳の一部が欠席に追い込まれる事態になっている。

 韓国外交通商省によると、韓国の鄭雲燦(チョンウンチャン)首相は17日、各地の空港閉鎖を理由に国葬出席を取りやめた。江田五月参院議長も16日夜、訪問中止を決めた。メルケル独首相は、訪米を終えて政府専用機でベルリンに向かったが、火山灰の影響でリスボンで立ち往生。オバマ米大統領は参列を予定している。一方、ドイツのDPA通信などによると、16日からマドリードで開かれた欧州連合(EU)財務相理事会には2日間でのべ7カ国の財務相が出席できなかった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板